シワ改善に効果的な成分

VEP-Mはシワ改善に効く?理由と美容効果・美白効果、敏感肌におすすめの成分5選も

VEP-Mとは一体なに?

「dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM(VEP-M)」は2021年に厚生労働省より「シワを改善する」効能効果で承認を受けた成分です。

「VEP-M」は、日本メナード化粧品によって開発されました。

「VEP-M」はビタミンEの安定性を高めた成分で「安定化ビタミンE誘導体」とも呼ばれています。

ビタミンEは、脂溶性ビタミンの1つであり、油にとけて水に溶けにくい性質を持っています。

ビタミンEは、大きく4種のトコフェロール群と4種のトコトリエノール群に分けられます。

トコフェロール群とトコトリエノール群は、いずれも高い抗酸化作用を持っています。

高い抗酸化作用により、お肌の老化を防ことで美肌効果が期待できる成分です。

ビタミンEは、光や空気などに不安定で水に溶けにくい性質をもっています。

ビタミンEは、光や空気に不安定かつ水に溶けにくい性質を持っているため、化粧品へ配合するのは難しいと言われていた成分でした。

日本メナード化粧品は30年に渡る研究の結果、ビタミンEとリン酸(P)をくっつけることで、ビタミンEを安定的に化粧品に配合するのに成功しました。

化粧品の配合に成功した安定化ビタミンE誘導体、それがVEP-Mです。

ビタミンEは食事からも摂取でき、ナッツ類、タラコ、カボチャやアボカドなどの食べ物に多く含まれています。

「VEP-M」は肌荒れ予防効果とメラニンの生成抑制効果を持ち合わせています。

「VEP-M」はシワ改善効果他に、シミ・ソバカスの予防効果としても承認を受けている成分です。

 

VEP-Mの「シワ改善」における美容効果

VEP-Mは「シワ改善」の美容効果を持っています。

VEP-Mは「シワ改善」の有効成分として厚生労働省から医薬部外品の承認を得ている化粧品成分です。

 

【シワ改善】

VEP-Mは炎症を起こす物質の1つである「顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)」の産生を抑制する作用を持っています。

紫外線や活性酸素によって表皮細胞では、GM-CSF が産生されます。

GM-CSF が真皮の線維芽細胞に作用すると、コラーゲン分解酵素の産生が促進します。

コラーゲン分解酵素の増加により、真皮内のコラーゲンの分解が進み、コラーゲン減少に繋がります。

真皮内のコラーゲン減少により、シワが発生するとも言われています。

VEP-Mは、表皮において「GM-CSFの産生を抑制する作用」を持っています。

表皮でのGM-CSFの産生を抑制することにより、真皮でのコラーゲンの分解が抑制されます。

真皮内のコラーゲン減少を食い止めることで、シワの形成を防止します。

VEP-Mは、表皮のセラミドとヒアルロン酸の産生を促進し、シワを改善するとも言われています。

加齢や紫外線、活性酸素などさまざまな要因によりセラミドやヒアルロン酸は減少してしまいます。

セラミドやヒアルロン酸の減少は、表皮の柔軟性低下に繋がります。

表皮の柔軟性低下により、一時的にできていたシワが元に戻りにくくなり、徐々に深いシワへと変化していきます。

VEP-Mは、「表皮におけるセラミド、ヒアルロン酸の産生促進作用」および「真皮におけるコラーゲン減少を防止する作用」によりシワを予防します。

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