アスタキサンチンとは一体なに?
「アスタキサンチン」は、自然界に存在する天然の赤色色素であり、カロテノイドの一種です。
サケ、エビ、カニなどに含まれています。
サケ、エビ、カニなどの色は「アスタキサンチン」によるものです。
「アスタキサンチン」は活性酸素の一種の“一重項酸素”を除去する作用を持っています。
「一重項酸素」は紫外線によって皮下組織に発生します。
「一重項酸素」は脂質を酸化させコラーゲンを分解するため、シワやたるみの原因にもなります。
「アスタキサンチン」の持つコラーゲンやエラスチンの分解を抑制する作用は、シワやたるみの予防に繋がります。
強力な抗酸化作用をもち発生した活性酸素から体内を守る作用があります。
アスタキサンチンの抗酸化作用は「ビタミンEの550〜1000倍」「コエンザイムQ10の約800倍」と言われています。
メラニンの生成を抑制する効果も報告されており、紫外線によるシミ予防・改善などの美白効果も期待できます。
アスタキサンチンの「美白・シミ予防」「シワ改善」における美容効果
アスタキサンチンは「美白・シミ予防」「シワ改善」などの美容効果を持っています。
抗酸化作用とコラーゲンを抑制する作用を併せ持っています。
【美白・シミ予防】
「アスタキサンチン」は、紫外線によって発生する活性酸素の一種である「一重項酸素」を除去する作用を持つ抗酸化成分です。
紫外線は、お肌の老化の1番の原因と言われています。
紫外線によって、表皮で大量の活性酸素が生成されると、活性酸素によって表皮の細胞膜が酸化され、過酸化脂質に変わります。
活性酸素の発生は、お肌が老化に繋がり、シワの原因にもなります。
「アスタキサンチン」は、活性酸素の一種である「一重項酸素」を除去する作用によってシワの予防に効果が期待できます。
またメラニンの生成を抑制する作用を持つことが報告されています。
「アスタキサンチン」は表皮で多くの活性酸素を除去し、活性酸素によって起こる炎症を促進する物質の生成を抑制します。
炎症を促進する物質の産生を抑制することは、メラニン色素の生成抑制に関与します。
紫外線を浴びると、皮膚が赤く炎症を受けたり、火照りなどの急性の皮膚炎が起こることがあります。
皮膚が赤くなった後、表皮の最下層にあるメラノサイトではメラニン色素の産生が起こります。
メラニン色素の産生は、紫外線から肌を守るための防御反応です、
通常、メラニン色素は自然に消失していきますが、加齢やストレスで肌状態が悪化しているとメラニン色素が表皮のあちこちで沈着します。
メラニン色素の沈着は、シミやソバカスの原因の1つになります。
アスタキサンチンは「メラニンの生成を抑制する作用」を持つためシミやソバカスの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐのに効果が期待できます。
【シワ改善】
紫外線は表皮だけにとどまらず、表皮の下にある真皮層にも大きなダメージを及ぼします。
真皮ではコラーゲン繊維が網の目のようにはりめぐらされて、お肌のハリや弾力を与えています。
この真皮層が紫外線のダメージを受け活性酸素が増えることによって、コラーゲン繊維が破壊されます。
コラーゲン繊維の破壊によって、お肌のハリや弾力が失われて硬くなってしまいます。
お肌のハリ弾力低下は、シワやたるみなどの原因にもなります。
コラーゲンの繊維と繊維の間に橋を架けあうように結びついていることをコラーゲンの架橋を言います。
コラーゲンの架橋は、コラーゲン線維の結合をより強固にする役割を持っています。
強固にするとともに、網目状に張り巡らされた繊維と繊維の間に水分を蓄える役割も持っています。
コラーゲンが何らかの原因でダメージを受けることで、繊維の結びつきがコラーゲンの老化架橋と呼ばれるものに変性します。
コラーゲンの老化架橋の増加は肌を厚く硬くし、深いシワの原因となります。
紫外線によって発生する活性酸素の一種の「一重項酸素」は、コラーゲンの老化架橋をつくる原因の1つになると言われています。
「一重項酸素」はコラーゲンそのものの量を減少させる作用を持っています。
アスタキサンチンは一重項酸素に対して抗酸化作用を示します。
一重項酸素の発生を抑制することでコラーゲンの老化架橋を減少させ、コラーゲンの変化を防止します。
シワの抑制に大きな効果を発揮する成分の1つです。