肌の基礎知識

【肌の仕組み解説】皮膚の3層構造とはなにか?お肌の基礎知識と働きや機能について紹介!

私たちの体を覆っているお肌(皮膚)は、最も外側から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」といった3層からできています。

他にも、お肌の中にはお肌の細胞に必要な酸素や栄養を届けてくれる「血管」や不要になった老廃物を回収してくれる「リンパ管」などの組織が存在しています。

 

お肌には、お肌の潤いや水分保持に非常に重要な役割をもつ、皮脂腺や汗腺なども存在。

血管やリンパ管、皮脂腺や汗腺といった付属器が密に関係することで、みずみずしいお肌を保つことができています。

 

「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層がそれぞれ機能しており、肌のハリや弾力といった見た目に関わる部分を決定づけています。

今回の記事では、見た目や美容面に大きく関係するお肌の働きや機能について紹介していきます。

 

最大の臓器である肌とは

お肌(皮膚)は、私たちの体の表面全体を包み込むように覆っている最大の臓器。

私たちが普段触れている部分は、お肌の最も外側にある「表皮」という部分であり、細菌や花粉などの異物が内部に侵入してくるのを守っています。

 

お肌は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっており、皮下組織を含めると私たちの体重の約16%もの重さがあります。

「意外とお肌って重いな...」「体重の16%もの重さがあるのか」と思った方もいるかもしれません。

体重50kgの人だとおよそ8kg前後、体重70kgの人だとおよそ11kg前後の重さがあります。

 

表皮には血管は存在していませんが、表皮の内側の真皮には「血管」「リンパ管」が存在。

血管はお肌に欠かすことのできない酸素や栄養などを運び、リンパ管は不要になった老廃物を排泄しています。

リンパ管は、いわゆる「お肌の下水道」の役割を担ってくれています。

 

「触覚」「圧覚」「痛覚」「温覚」「冷覚」といった感覚をコントロールする神経系は、表皮と真皮の境目から真皮にかけて存在しており、指先や唇といった部分には触覚や痛覚が多くあり、他の部分と比較して敏感に感じることができます。

私たちが何か触っている感覚などは、この神経系によって受けた刺激を脳に伝えているため感じることができる感覚です。

 

お肌には他にもお肌の水分が外に蒸発するのを防いでいる「皮脂腺」や体温調節などをおこなっている「汗腺」などの付属器があります。

私たちのお肌は、さまざまな器官が複雑に関わることで機能しています。

 

お肌の3層構造の表皮について

先ほど、お肌(皮膚)を構成するのは「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層であると説明しました。

ここでは、お肌の3層構造の中でも私たちが直接触ることができる最も外側にある「表皮」について紹介していきます。

 

表皮は、実際に目で確認できるところであり、平均の厚さはわずか0.2mmくらい。

表皮はアルミホイルくらい薄さで、お肌を構成している3層の中で1番薄くて繊細な膜です。

 

表皮の中でも層になっており、最も外側から順番に「角層(角質層)」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層構造になっています。

主に表皮の役割としてはお肌のバリア機能、水分保持、ターンオーバーなどが挙げられます。

 

表皮のバリア機能とは、紫外線や細菌などの外的刺激からお肌を守る大切な機能。

他にも、表皮には体の水分を保持する働きもあり、お肌の水分と油分のバランスをとっています。

表皮は私たちの肌の最も外側で見える部分であるからこそ、美しい肌を決定づける部分であると言っても過言ではありません。

 

皆さんが想像する美しい肌であるハリがあってみずみずしく滑らかな肌というのは、この表皮部分が深く関係しています。

美しい肌は、表皮の水分と油分のバランスがとれており、みずみずしくハリがあります。

 

水分が多すぎても、油分が多すぎてもお肌には良くありません。

水分と油分のバランスがとれてこそ、美しい肌と言えるでしょう。

 

他にも表皮では、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが行われています。

このターンオーバーによって古い細胞は外へ不要な角質として排出され、新しい細胞が作られることでお肌の健康を保っています。

ターンオーバーで不要な角質が排出されて新たな細胞が作られているからこそ、お肌のみずみずしさが保てているのです。

 

他にも表皮は、皆さんも知っているシミの原因となる物質であるメラニンと深く関わっています。

表皮のターンオーバーの周期の正常化は、老化の原因となるシミや黒ずみ、くすみを作らせないためにも重要。

 

ターンオーバーの正常な周期は、一般的には約28日。

このターンオーバーの周期を整えてあげることで、透明感のある美しい肌を保つことができます。

 

お肌の3層構造の真皮について

次に表皮の下に存在する「真皮」の機能について紹介します。

真皮は、皮膚の約90%を占める「皮膚の本体」と言っても過言ではない部分です。

真皮には、お肌のハリや弾力、そして柔らかさなど美しさに深く関係しているコラーゲン繊維、エラスチン繊維、ヒアルロン酸など重要な物質があります。

 

お肌のハリや弾力に関わる物質がある真皮は「お肌の見た目の老化」に最も関係していると言えます。

私たちが触ってハリや弾力があるお肌は、コラーゲン繊維などがピーンと張っている状態です。

 

コラーゲン繊維やエラスチン繊維などの繊維群の間には、ムコ多糖類などの「糖質」や「水分」「タンパク質」が存在しています。

紫外線や加齢が原因でコラーゲン繊維などが減少すると、お肌の弾力やハリが失われ、いわゆる「しわ」「たるみ」として見た目に現れます。

 

真皮は、先ほど紹介した表皮とも深く関わっています。

表皮には、真皮には存在する栄養などをお肌に届ける「血管」がないので、表皮に栄養を届けるのは真皮。

真皮が表皮で起こる細胞分裂やターンオーバーなどのお肌の新陣代謝を支えています。

 

もちもちしたハリや弾力のある肌を作るためにも表皮のケアはもちろん、より深い真皮のケアも重要になります。

普段の食生活からコラーゲン繊維やエラスチン繊維の生成を促す栄養を摂取することが重要です。

透明感のあるお肌を作るためにも、肉や魚、大豆、卵などの良質なタンパク質を積極的に摂取し、体内のケアから始めてみてはいかがでしょうか。

 

お肌の構造の皮下組織について

お肌の3層構造の中でも1番下にある脂肪を多く含んでいる「皮下組織」について紹介します。

皮下組織の下には、筋肉や骨が存在しており、皮下組織は筋肉や骨を繋いでいる、いわゆるクッション的な役割をしています。

 

皮膚の下にある筋肉や骨があり、これらが傷ついてしまうのは避けなくてはいけません。

クッション的な役割の皮下組織が衝撃から筋肉や骨を守っています。

 

皮下組織もまた、表皮や真皮と同様にお肌の見た目に関係しています。

皮下組織は、保湿作用の役割もあり、表皮や真皮と一体となり、お肌のハリや弾力などの美しさを決めています。

 

実際に私たちが普段の生活を送っている上でできるケアは何があるのでしょうか。

ここでは、普段できるケアについて少し紹介したいと思います。

 

表皮の部分でも紹介しましたが、お肌の美しさや透明感を決定づけるのが「ターンオーバーの正常化」です。

私たちのお肌は、約28日の周期でターンオーバーというお肌の生まれ変わりによって、新しい細胞へと生まれ変わっています。

 

ターンオーバーの周期が乱れる原因としては、老化や加齢もありますが、他にも紫外線や生活習慣の乱れなどが挙げられます。

ターンオーバーが乱れてしまうと、剥がれて生まれ変わるはずの細胞がお肌の表面に溜まってしまいます。

剥がれずに溜まった不要な角質が、お肌の潤いやごわつきの原因に。

 

他にもシワの原因や毛穴の詰まりなとのお肌の乱れに繋がり、見た目にも影響してきます。

不要な角質がお肌の正面にたまらないためにも普段のケアが重要になるということです。

 

ターンオーバーを正常な周期に整えるのにおすすめのスキンケアが洗顔。

ただの洗顔ではなく、不要な角質を取ってくれるピーリング石鹸を使用した洗顔です。

洗顔を行う際は、ゴシゴシ強く擦るのではなく優しく擦ってあげましょう。

 

ピーリング石鹸を使って、角質を優しく取り除いた後には必ずお肌を保湿しましょう。

保湿にすることによって、お肌に水分が届くのでみずみずしいお肌を保つ助けが可能です。

 

ターンオーバーの正常化には、不要な角質を取り除いてくれるピーリング石鹸以外にもインナーケアもあります。

ビタミン群やアミノ酸などの栄養素を積極的に摂取することや睡眠をしっかりとることもターンオーバーの正常化には必要です。

筋肉を使う運動を習慣にするなどして、ストレスをなるべくためずに健康的な生活を心がけてください。

 

お肌にはどんな働きがある?

お肌の構造について紹介してきました。

ここからは、お肌の働きについて詳しくみていきたいと思います。

 

お肌は、ただ単に私たちの体の表面を覆っているのではありません。

お肌によって私たちの内部と外部が分かれています。

 

お肌は、外部の刺激から私たちの大切な臓器を守るバリア機能の役割や汗を分泌させたり体温を調節する役割をしてます。

他にも紫外線や乾燥などの環境要因から体を守ったり、体の水分や体液が外側に飛んで行かないような水分保持の作用もあります。

 

水分を保持する作用だけではありません。

汗や皮脂などを分泌することによって老廃物を排出しています。

 

また、化粧品や薬剤がお肌の中に毛穴を通して浸透していくための経皮吸収作用もあります。

 

私たちが普段感じている「熱い」「寒い」「痛い」といった触・圧・痛・温・冷などの感覚刺激を脳に伝えているのも皮膚です。

細菌などの異物が侵入してきた時に排除しているのもお肌の立派な機能です。

 

私たちのお肌は、正常にかつ健康に保つために非常に多くの働きをしています。

以下にお肌の機能をまとめました。

 

  • バリア機能
  • 分泌・排出機能
  • 経皮吸収機能
  • 体温調節機能
  • 感覚機能
  • 免疫機能

さまざまなお肌の機能によって私たちの体は守られてます。

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