「エストラジオール」はどんな作用効果をもつ?
エストロゲンは大きく分けて3種類に分けられます。
- E1(エストロン)
- E2(エストラジオール)
- E3(エストリオール)
女性ホルモンの1つである卵胞ホルモン(エストロゲン)の1種であるエストラジオール。
エストラジオールは「テストステロンの合成阻害」「5α-リダクターゼの阻害作用」により抗男性ホルモン作用を示します。
(5α-リダクターゼ:強い男性ホルモン作用を示すジヒドロテストステロンの生成に関与する酵素のこと。)
抗男性ホルモン作用を示すことから主に医薬品として使用されています。
医薬品として使用されているエストラジオールですが化粧品としても使用される成分です。
皮膚細胞の新陣代謝を活性化する作用を持つエストラジオール。
ダメージを受けたお肌の再生や修復を促し肌の老化を防止する効果が期待されています。
(医薬品では「発疹」「吐き気」「肝機能の低下」「血圧上昇」「乳房の張り」などの副作用が起こる可能性がありますが、化粧品ではそういった副作用が起こる心配はないので安心して使用できます)
〜角層の水分を保持する〜
「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」を産生している線維芽細胞の活性化作用を持つエストラジオール。
肌の真皮において「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」が作られることで肌の潤いやハリ・弾力が保たれます。
角層の水分が保持されるため若々しい肌を保つことができます。
〜コラーゲン・エラスチン合成促進作用〜
「コラーゲン・エラスチンの合成促進作用」と「線維芽細胞の活性化作用」は密に関係しています。
線維芽細胞はコラーゲンやエラスチンの産生に関与している細胞です。
産生に関わる線維芽細胞を活性化することはコラーゲン・エラスチンの産生が促進するということに繋がります。
エストラジオールにより真皮のコラーゲンやエラスチンの産生が促進することで肌のハリ・弾力が保たれます。
それによりシワやたるみの予防に効果が期待できます。
〜皮脂分泌を抑制する〜
エストラジオールは過剰な皮脂分泌を抑制する作用を持ちます。
過剰な皮脂の分泌が抑えられることで肌荒れが起きにくい健康な肌に近づきます。
「エストラジオール」によってニキビ改善効果が期待できるニキビの種類
「過剰な皮脂分泌抑制」「肌に潤いを与える」作用をもつエストラジオール。
皮脂分泌を抑えながら肌の潤いが保てるため、ニキビなどの肌荒れ予防に効果が期待できます。
さまざまな化粧品に配合されニキビなどの肌荒れを防ぐ作用を持つエストラジオールをぜひ試してみてはいかがでしょうか。