「レゾルシン」はどんな作用効果をもつ?
「レゾルシン」のニキビに対する治療効果は、1つの効果だけではありません。
いくつかの効果が複合的にニキビを改善させると言われています。
〜角層剥離・溶解〜
皮膚表面にある皮膚の角質層が硬く厚くなるのに関係しているタンパク質と反応し、タンパク質の構造を変化させます。
タンパク質の構造を変化させることで角質が柔らかくなり、古い角質が剥がれ落ちやすくなります。
レゾルシンの角層剥離・溶解作用はサリチル酸と比べて、穏やかな作用を示します。
〜アクネ菌を退治してくれる〜
レゾルシンにはアクネ菌そのものを退治する作用もあります。
レゾルシンのもつ殺菌効果により、アクネ菌の増殖を防ぎます。
以上のように、多方面からニキビにアプローチしてくれる成分といえます。
「レゾルシン」によってニキビ改善効果が期待できるニキビの種類
「レゾルシン」には、ニキビの元になるアクネ菌を殺菌・抑制する作用、角質軟化・角質除去作用があります。
「レゾルシン」は“白ニキビ”から“赤ニキビ”に悪化するのを防ぐ効果が期待できます。
お肌のターンオーバーが乱れ、古くなった角質が剥がれ落ちなくなることによって毛穴周囲の汚れや皮脂などが毛穴が詰まり毛穴の出口が塞がれてしまいます。
毛穴周囲の汚れや皮脂などにより詰まった毛穴の中に皮脂が溜まることで、ニキビや炎症に繋がります。
毛穴内に皮脂や老廃物が溜まり白っぽくみえる初期ニキビのことを“白ニキビ”といいます。
毛穴が詰まることによって空気に触れない嫌気性の環境になります。
アクネ菌は、酸素を嫌い皮脂を餌とする菌なので、出口の塞がれ、皮脂が溜まっている毛穴の中はアクネ菌にとって絶好の増殖場所といっても過言ではないです。
毛穴の出口部分が塞がれた中でアクネ菌が増殖することで、炎症が起こり、腫れや赤みを伴う“赤ニキビ”へと進行します。
「レゾルシン」は、ニキビの初期段階の白くポツポツなっている“白ニキビ”に対して特に効果が期待できます。
炎症を起こしているニキビや赤み・腫れがある場合には、抗炎症作用や抗菌作用を持ち合わせている治療薬を選ぶとよいでしょう。