「ローズマリー葉エキス」はどんな作用効果をもつ?
「ローズマリー葉エキス」のニキビに対する治療効果は、1つの効果だけではありません。
いくつかの効果が複合的にニキビを改善させると言われています。
「ローズマリー葉エキス」には、抗酸化成分の“ロズマリン酸”や“カルノシン酸”が含まれています。
活性酸素を除去する作用を持っており、シミやシワの改善、細胞の老化を防ぐ効果があります。
ロズマリン酸に含まれている“タンニン”には、お肌を引き締める効果があります。
〜抗酸化作用〜
「ローズマリー葉エキス」は、フリーラジカルによる酸化ダメージを抑制する強力な作用を持っています。
フリーラジカルによる攻撃を受けると、皮脂が酸化し過酸化脂質(お肌のさび)へと変化します。
お肌のさびへの変化がニキビの原因になることもあります。
「ローズマリー葉エキス」により酸化ダメージを抑制することは、ニキビ発生の抑制に繋がります。
「ローズマリー葉エキス」の主要成分ロスマリン酸やカルノソールは抗酸化成分です。
“ロスマリン酸”や“カルノソール”は、植物油脂などの油性成分の酸化防止作用が期待できます。
化粧品では、天然の酸化防止剤として配合されていることもあります。
〜抗老化作用〜
「ローズマリー葉エキス」は、好中球エラスターゼの活性を阻害することでお肌の老化を防ぐ“抗老化作用”を持っています。
好中球エラスターゼは、お肌の真皮を支えるコラーゲン繊維やエラスチンなどの真皮構成成分を破壊してしまいます。
コラーゲン繊維などが破壊されることにより、お肌のハリや弾力が失われシワ形成に繋がります。
お肌のハリと弾力を保つのに欠かせないコラーゲン繊維などを破壊する“好中球エラスターゼ”は一体どのように発生するのでしょうか。
好中球エラスターゼの発生に関係しているのが紫外線です。
紫外線などの外部刺激により真皮が炎症を受けると普段は血管内を流れている好中球が真皮に移動します。
好中球が真皮に移動し“好中球エラスターゼ”というコラーゲンなどを分解する酵素を放出します。
「ローズマリー葉エキス」のもつ好中球エラスターゼ活性阻害作用によりコラーゲンやエラスチンの分解が抑制されます。
真皮の構成成分の分解が抑えられることで、お肌のハリや弾力が保たれシワなどの予防に効果に繋がります。
「ローズマリー葉エキス」は、他にも細胞の老化やシミ・シワの原因となる活性酸素を除去する効果があります。
〜収れん作用〜
ローズマリー葉エキスはお肌を引き締める収れん作用を持っています。
収れん作用には、ロズマリン酸に含まれている“タンニン”が関与しています。
毛穴を引き締め、ニキビなどの炎症を予防する効果が期待できます。
ローズマリー葉エキスはニキビを予防し、なめらかな肌へと導きます。
以上のように、多方面からニキビにアプローチしてくれる成分といえます。
「ローズマリー葉エキス」によってニキビ改善効果が期待できるニキビの種類
「毛穴を引き締める収れん効果」や「肌のたるみの予防」などの効果が期待できるローズマリー葉エキス。
ローズマリー葉エキスは収れん効果によりニキビなどを防ぎます。
毛穴が引き締まり肌のなめらかさが保持できます。
ローズマリー葉エキスは、他にも「抗酸化作用」「血行促進作用」を持ちます。
抗酸化作用によりシワやシミの原因となる活性酸素の発生を抑制します。
血行促進作用により肌の代謝が高まり、肌のむくみやたるみを防ぐのに効果的です。
ローズマリー葉エキスは「ニキビ予防」「シワ・シミ抑制」「むくみ・たるみ抑制」の効果が期待できる成分です。
また、ローズマリーのもつ抗酸化作用や血行促進作用は、肌にも有効です。
抗酸化作用により活性酸素の発生が抑制されると、シミやシワの改善につながります。
血行促進により代謝が高まると、肌のたるみやむくみの防止などの効能も期待できます。
ここでローズマリー葉エキスと相性の良い成分について紹介したいと思います。
「ローズマリー葉エキス」と「甘草エキス」は相性がとても良いです。
甘草エキスは高い抗炎症効果を持ちます。
そんな甘草エキスを合わせて使用することでニキビなどの肌荒れや敏感肌、ゆらぎ肌を整えてくれます。
他に高い鎮静効果を持つ「ツボクサエキス」との併用も相性が良いです。
相性の良い化粧品を併用することで効果アップするのは嬉しいですね。