ベビーカーは大きく分けると「A型ベビーカー」と「B型ベビーカー」の2種類あります。
今回の記事では、B型ベビーカーであるアップリカの「マジカルエアー」シリーズに絞り紹介していきたいと思います。
マジカルエアーの初代モデルが発売されたのは、今から10年以上前の2012年。
そこから「マジカルエアープラス」「マジカルエアークッション」「マジカルエアーフリー」とさまざまなシリーズが登場。
マジカルエアーシリーズは「軽さコンパクトさ」と「充実した十分な機能」の両方を兼ね備えたベビーカーです。
本体の重さはモデルによって異なりますが「3.3kg〜3.9kg」。
どのシリーズも3kg台と軽量でありながら、成長に合わせて赤ちゃんや子どもが快適に過ごせる機能が満載。
リクライニング機能つきなので、お出かけ先で寝てしまった時も姿勢をキープできるので赤ちゃんは快適に過ごせます。
他にも、50cm以上のハイシート構造で、地面からの熱やホコリなどから赤ちゃんを守ってくれます。
赤ちゃんはもちろん、新米ママ・新米パパにも嬉しい機能が揃っているアップリカのマジカルエアーシリーズ。
そんなマジカルエアーシリーズのベビーカーには、どんな特長(特徴)や違いがあるのか、メリットやデメリットその改善点を含めて紹介していきたいと思います。
Contents
ベビーカーは大きく分けて2種類ある|A型・B型とは?
日本のベビーカーは、SG基準に基づき大きく「A型ベビーカー」「B型ベビーカー」の2種類に分けられます。
(SG基準:一般財団法人製品安全協会が定めた商品の安全性を保証する基準)
A型ベビーカーは「生後1ヶ月」と月齢の低い赤ちゃんから使用可能で、寝かせた状態でも使えます。
それに対して、B型ベビーカーは首や腰の据わった「生後7ヶ月」以降から使用でき、赤ちゃんや子どもを座らせた状態で使用するという前提で作られています。
ここからは、A型ベビーカーとB型ベビーカーについて詳しく紹介していきます。
A型ベビーカーとはどんなベビーカー?
A型ベビーカーは、生後1ヶ月と月齢の低い赤ちゃんから寝かせながら使用できるベビーカー。
首が据わる前の赤ちゃんでも負担なく使用できるように座席の「リクライニング機能」が必須条件になっています。
SG基準でA型ベビーカーに定められている条件である「適用月齢」「連続使用時間」「背もたれ角度(リクライニング角度)」の3つを以下に示しました。
- 適用月齢:生後1ヶ月(または生後4ヶ月)〜最長で生後48ヶ月
- 連続使用時間:2時間以内
※生後7ヶ月以降で座って使用する場合は1時間以内 - 背もたれ角度(リクライニング角度):最も倒した状態が150度以上、最も立てた状態が100度以上
※生後4ヶ月以降のベビーカー対象:最も倒した状態が130度以上
A型ベビーカーは首が据わる前の月齢が低い赤ちゃんから使用できるように、リクライニングの角度がほぼフラットに倒れることが特徴です。
また、赤ちゃんを振動などから守るための豊富な安全機能が搭載されています。
A型ベビーカーは安全性の高いしっかりした作りをしているため、サイズが大きく重量が重くなる傾向に。
「サイズが大きいこと」「重量が重いこと」はデメリットに思われがちですが、サイズが大きいことで赤ちゃんは快適に過ごせますし、重量が重い分安定感があります。
モデルによっては、対面・背面を切り替えらるものもあります。
生後1ヶ月と月齢が低い赤ちゃんは、対面にすることでママやパパの顔を見ることができるため、安心します。
景色を楽しめるようになったら背面にするなど、状況によって対面と背面の切り替えができるのは嬉しいですよね。
B型ベビーカーとはどんなベビーカー?
B型ベビーカーは、首や腰の据わった7ヶ月頃から座った状態で使用するベビーカー。
B型ベビーカーは座った状態での使用前提で作られているため、生後7ヶ月未満で首や腰が据わる前の赤ちゃんには使用できません。
A型ベビーカーでは必須条件だった「リクライニング機能」は、あってもなくてもOK。
B型ベビーカーにおいてSG基準で定められている条件である「適用月齢」「連続使用時間」「背もたれ角度(リクライニング角度)」の3つを以下に示しました。
- 適用月齢:生後7ヶ月〜最長で生後48ヶ月
- 連続使用時間:1時間以内
- 背もたれ角度(リクライニング角度):最も立てた状態が100度以上
※リクライニング機能はなくてもOK
B型ベビーカーは、基本的には座らせた状態での使用前提で作られているため、リクライニング機能がないモデルもあります。
B型ベビーカーは、A型ベビーカーよりも軽量でサイズが小さい傾向にあり、持ち運びしやすいことが特徴。
「電車やバスなどの公共交通機関を利用する時」「階段の登り降り」「車の乗せ降ろし」などに便利です。
B型ベビーカーはA型ベビーカーよりも簡易的な作りをしており、販売価格が安くなっていることが多いです。
A型ベビーカーのような対面の切り替え機能は、基本的にはついていません。
今回、この記事で紹介するアップリカのマジカルエアーシリーズはB型ベビーカーに分類されます。
早速「マジカルエアー」シリーズとはどんなベビーカーなのか、みていきましょう!
アップリカのB型ベビーカー「マジカルエアー」とは?
アップリカは、ベビー用品を取り扱う国内ブランドであり、コンビと並ぶ2大ブランドの1つです。
この記事では、アップリカのベビーカーの中の「マジカルエアー」シリーズについて紹介していきます。
アップリカの販売するマジカルエアーシリーズは、軽量で持ち運びしやすい「B型ベビーカー」です。
B型ベビーカーは、首や腰が据わった後の生後7ヶ月ごろから使用可能です。
生後1ヶ月から使用できるA型ベビーカーと比べると、シンプルで簡易的な作りをしており、軽く持ち運びしやすいのが特徴。
マジカルエアーは、B型ベビーカーとしては高機能で、重さも3kg台と軽量なボディをしています。
50cm以上の「ハイシート」を採用しており、リクライニングはモデルによって異なりますが110度〜150度くらいのモデルもあります。
B型ベビーカーのリクライニング角度は一般的には浅い傾向にある中、マジカルエアーのリクライニングは比較的深い設計になっています。
これによって、赤ちゃんの状況に合わせた調節ができ、赤ちゃんが快適に過ごすことが可能。
幌のUVカット率もほとんどのモデルで99%となっており、紫外線から赤ちゃんを守ってくれます。
アップリカ「マジカルエアー」シリーズ4種類の違い
アップリカのマジカルエアーシリーズは、販売終了しているモデルも含めて4種類あります。
- マジカルエアー
- マジカルエアープラス
- マジカルエアークッション
- マジカルエアーフリー
マジカルエアーが基本モデル(スタンダードモデル)であり、マジカルエアープラスはマジカルエアーよりも重量がある分安定感があります。
マジカルエアークッションは、オメガクッションが搭載されたことで赤ちゃんに伝わる振動が軽減されています。
マジカルエアーフリーは、真横にもスライドできるようになったことで人混みや狭い道でもスムーズな走行が可能になっています。
ここからは、マジカルエアーシリーズのそれぞれの特徴について簡単に解説していきます。
マジカルエアー
マジカルエアーは、マジカルエアーシリーズのスタンダードモデルです。
マジカルエアーの初代モデルが発売されたのは2012年。
その後、
- 2014年に「マジカルエアー〈2014年モデル〉」
- 2015年に「マジカルエアー2015」
- 2016年に「マジカルエアーAD」
- 2018年に「マジカルエアーAE」
- 2021年に「マジカルエアーAF」
- 2022年に「マジカルエアーAG」
を発売。
これらのモデルに関しては、現在は販売が終了しています。
現在販売されているマジカルエアーは、2023年発売の「マジカルエアーAH」と2024年発売の「マジカルエアーAI」です。
マジカルエアーAHは、3.3kgとシリーズの中で最軽量で持ち運びに便利。
51cmのハイシート構造のマジカルエアーAHは、地熱やホコリから赤ちゃんを遠ざることで守ってくれます。
リクライニング角度は「124度~150度」であり、紫外線99%カット・近赤外線83%カットとUVカット率の高い幌を搭載。
他にも、24.7Lと大きめの荷物収納カゴを搭載しており、前からも後ろからも荷物の出し入れが可能です。
2024年に発売された最新モデルのマジカルエアーAIに関しても、シリーズの中で最軽量の3.3kgで持ち運びラクラク。
マジカルエアーAIも50cmのハイシート構造で、地熱やホコリから赤ちゃんを守ってくれます。
マジカルエアーAIのリクライニング角度は「118度~146度」とマジカルエアーAHから改良されています。
背もたれを起こした時は座りやすい姿勢をキープでき、1番深く倒した時はしっかり眠ることができるなど、赤ちゃんがより快適に過ごすことが可能に。
マジカルエアーAIは、24.3Lと大きめの荷物収納カゴを搭載しています。
マジカルエアーAHよりもマジカルエアーAIの方が、前からの荷物の出し入れがしやすくなり使いやすくなっています。
必要なものをすぐに取り出せるのは、お出かけ時や買い物時に役立ちますよね。
他にも、レザー調のハンドルになったことで高級感が増し、汚れも落ちやすくなりました。
少し汚れてもサッと拭き取れるのは、嬉しいですよね。
座席の奥行きも3.5cm深くなり、前滑りしにくい設計になっています。
このように、マジカルエアーAHとマジカルエアーAIには、最低限の機能が搭載されています。
シリーズの中でも最軽量モデルのマジカルエアーAHとマジカルエアーAIは、軽さを求める新米ママ・新米パパにおすすめのタイプです。
マジカルエアープラス(販売終了)
マジカルエアープラスはスタンダードモデルのマジカルエアーと比較すると、重さが3.5kg〜3.7kgと若干重さがあります。
しかし、重さが増した分、安定感と安心感があります。
マジカルエアープラスには、マジカルエアーにはなかった「マグネット式のイージーベルト」が搭載されました。
マグネットでベルトの着脱がスムーズになったことで「赤ちゃんがぐずった時」や「急いでいる時」に迅速に対応できます。
ゆれぐらガードで赤ちゃんに伝わる振動を軽減し、ワイドタイヤ採用で安定した走行が可能になっています。
通気性のあるメッシュ素材のシート採用で、汗っかきの子どももより快適に過ごすことができるのも嬉しいポイント。
マジカルエアープラス新旧モデルの違いを比較
ここでは、マジカルエアープラス新モデルを「マジカルエアープラス AE」とし、旧モデルを「マジカルエアープラス AD」として違いを比較しています。
マジカルエアープラスAEは2019年発売に対して、マジカルエアープラスADは2018年発売です。
(現在は、マジカルエアープラスAE・ADともに販売は終了しています)
マジカルエアープラスAEとマジカルエアープラスADの主な違いとしては「荷物収納カゴの大きさ」と「幌のUVカット機能」の2つ。
荷物収納カゴの大きさは、マジカルエアープラスADが20Lに対して、マジカルエアープラスAEが25.3Lと大きく、たくさんの荷物を収納できます。
幌のUVカット率についても、マジカルエアープラスADが97%に対して、マジカルエアープラスAEは99%とパワーアップ。
強い日差しや紫外線からデリケートな赤ちゃんを守ることができます。
マジカルエアークッション
マジカルエアークッションは、マジカルエアープラスよりも安心感がプラスされたモデル。
2019年に「しなやかクッション」を搭載した初代モデルのマジカルエアークッションが発売。
車体に内蔵されているしなやかクッションは、振動を吸収することで赤ちゃんを守ってくれます。
2019年に初代モデルのマジカルエアークッションが発売されてからは、2020年に「マジカルエアークッションAB」2021年に「マジカルエアークッションAC」が発売。
「マジカルエアークッション」「マジカルエアークッションAB」「マジカルエアークッションAC」に関しては、現在は販売が終了しています。
現在販売されているマジカルエアークッションは、2022年に発売された「マジカルエアークッションAD」です。
「マジカルエアークッションAD」とスタンダードモデルの「マジカルエアーAI」との違いは、4つ。
1つ目は座面の下に「ω(オメガ)クッション」搭載されたことで、赤ちゃんに伝わる振動を吸収してくれます。
2つ目はタイヤのサイズ。
マジカルエアーAIでは12cmでしたが、マジカルエアークッションADではタイヤのサイズが約14cmにアップ。
これにより、安定感が増し、段差がラクラク乗り越えられるようになりました。
3つ目は、イージーベルト搭載でベルトの脱着が簡単スムーズに。
4つ目は、メッシュシートの洗濯方法です。
マジカルエアーAIでは、洗濯できるが手洗いでしたが、マジカルエアークッションADでは洗濯機を使用しての洗濯が可能に!
手軽に洗濯機でメッシュシートを丸洗いできるのは、嬉しいですよね。
マジカルエアークッションADは、スタンダードモデルのマジカルエアーAIと比較して3.8kgと重いものの、さまざまな機能が追加され、使いやすくなっています。
充実した機能で高い安定感があるマジカルエアークッションは、「安心感・安定感」や「赤ちゃんの乗り心地」を求める新米ママ・新米パパにおすすめのタイプ。
マジカルエアーフリー
マジカルエアーフリーは、マジカルエアーシリーズでは初となる「真横のスライド機能」が搭載されました。
ハンドルバーを握るだけで、4輪すべてのタイヤがフリーになり真横でもスムーズに移動が可能に。
前後左右に自由自在に動かすことができるので、人混みなどで使用する時のストレスが減ります。
ベビーカーを何度も切り返す心配がないので、エレベーターなどの狭い場所ではとても便利です。
現在販売されているのは、2023年発売の「マジカルエアーフリー」と2024年発売の「マジカルエアーフリーAB」です。
マジカルエアーフリーとマジカルエアーフリーABともに、タイヤのサイズが約14cmと大きく高い安定性があります。
スタンダードモデルのマジカルエアーAIからタイヤのサイズが約2cm大きくなったことで段差や溝にハマりにくくなっています。
他にも、イージーベルトが搭載されており、メッシュシートは洗濯機で簡単に洗濯可能。
使い勝手が良く、真横への移動もスムーズに行えるマジカルエアーフリー。
「人混みでの利用が多い」「狭い場所や公共交通機関の利用が多い」といった新米ママ・新米パパにはマジカルエアーフリーがおすすめ。
アップリカ「マジカルエアー」シリーズの4つ特長・メリット
アップリカの「マジカルエアー」シリーズの特長(特徴)・メリット、魅力について4つ紹介していきます。
ぜひ、ベビーカー選びの参考にしてください。
軽量&小型でコンパクト!
生後7ヵ月〜生後36ヶ月(3歳)頃まで大活躍
マジカルエアーシリーズはB型ベビーカーであり、首や腰が据わった生後7ヶ月から生後36ヶ月(3歳)頃まで使用可能なベビーカー。
(ただし、体重15kg未満に限る)
マジカルエアーシリーズの重さは3.3kg〜3.9kg。
モデルによって異なりますが3kg台と軽く、コンパクトに畳めるのが特徴。
人気のB型ベビーカーの重さは4.9kg〜7.3kgであり、マジカルエアーシリーズがかなり軽いことがわかります。
ボディが軽く、畳むとコンパクトになるので「階段、電車やバスなどの公共交通機関での持ち運び」「車への積み下ろし」がラクにできます。
コンパクトに折りたためるので「玄関先に置く時」「電車やバスなど狭いスペースに置く時」「車のトランクへの収納時」など役立ちます。
スッキリ収納でき、場所を取らないのも嬉しいポイントですね。
持ち運びしやすい重さなので、子供が大きくなっても一緒にお出かけや買い物など楽しめますね。
軽量でコンパクトなので、長く活躍すること間違いなしです。
リクライニング機能とハイシート構造で赤ちゃんも快適
マジカルエアーシリーズは、赤ちゃんが快適に過ごせるようにリクライニング機能搭載のシートになっています。
B型ベビーカーには、リクライニング機能が搭載されているモデルと搭載されていないモデルがあります。
リクライニング機能が搭載されているマジカルエアーシリーズは、お昼寝させたい時や外出先で寝てしまった時など、赤ちゃんの状況によって角度調節できるので便利。
起きている時はもちろん、寝ている時も安定した姿勢をキープしてくれるので、ベビーカーに安心して乗せることができます。
他にも、マジカルエアーシリーズは、座面の位置が50cm以上のハイシート構造をしています。
シートが地面から離れているため、地面からの照り返し熱やホコリなどから赤ちゃんを遠ざけてくれます。
特に夏場は、地熱の影響を受けにくいため熱中症予防にもなります。
ハイシート構造は、赤ちゃんだけでなく新米ママ・新米パパにとっても嬉しいポイントがあります。
シートの位置が高いと、赤ちゃんの乗せ降ろしをする際など浅く屈めばいいので、腰への負担が少なくなります。
マジカルエアープラス、マジカルエアークッション、マジカルエアーフリーについては、メッシュ素材のシートを採用。
メッシュ素材で通気性もいいので、汗っかきの赤ちゃんも快適に過ごせます。
また、熱がこもりにくく蒸れにくいので、赤ちゃんの「あせも予防」にもなります。
ワンタッチで開閉が簡単!
片手でもスムーズに折り畳めて便利
マジカルエアーシリーズは、ワンタッチで簡単に折り畳むことができます。
ハンドル部分の開閉ロックを解除してから、ベビーカー本体を後方に傾けると畳める仕組みになっています。
コツさえつかんでしまえば、片手でもスムーズに折り畳むことが可能。
「電車やバスなどの公共交通機関の利用が多い」「階段での移動が多い」「1人で子ども出かけることが多い」新米ママ・新米パパにとってはワンタッチ開閉は必須条件になってきます。
「赤ちゃんを片手に抱えた状態」「子供と手をつないだ状態」など片手が塞がっている状況でも、簡単に畳むことができるので便利。
片手でもパッと畳めて持ち運べるので、お出かけ時など安心ですよね。
上位モデルは走行時の安定感UP
赤ちゃんの乗り心地もUP
マジカルエアーシリーズには、赤ちゃんを揺れや振動から守るための振動吸収設計の「ゆれぐらガード」が搭載されています。
つなぎ目をがっちりと溶接することで車体のぐらつきを抑え、やわらかサスペンション搭載のタイヤにより振動が吸収され走行時の安定感が向上しています。
さらに上位モデルである「マジカルエアープラス」「マジカルエアークッション」「マジカルエアーフリー」にはワイドタイヤが使われています。
幅の広いワイドタイヤによって、より走行時の安定感がプラスされています。
マジカルエアークッションの車体には「オメガクッション(しなやかクッション)」が内蔵されました。
これにより、赤ちゃんや子どもに伝わる振動を吸収してくれるので、乗っている赤ちゃんはとても快適。
マジカルエアーフリーでは、真横スライド機能が搭載されたことで、人混みや狭い場所でも使いやすくなりました。
このように、マジカルエアーの上位モデルでは、安定感も赤ちゃんの乗り心地もアップしています。
マジカルエアーシリーズは、赤ちゃんの「乗り心地」はもちろん、新米ママ・新米パパの「押しやすさ」も考えられているベビーカー。
不安の多い赤ちゃんとのお出かけも、安心して過ごすことができるかと思います。
アップリカ「マジカルエアー」シリーズの4つデメリットと改善点
アップリカの「マジカルエアー」シリーズの特徴・メリット、魅力について紹介してきましたが、デメリットもあります。
ベビーカー購入前は「デメリットって無いの?」「デメリットには何がある?」などとメリットと合わせて、デメリットも気になるもの。
良いところも気になるが、デメリットのように悪いところの方が気になってしまう新米ママ・新米パパもいるのではないでしょうか。
どんなベビーカーにもデメリットはあり、人によって感じ方はさまざま。
デメリットを確認し、納得した上でベビーカーを選べば「購入後に後悔...」ということがなくなります。
ここからは、マジカルエアーシリーズの4つデメリットとその改善点について詳しく解説していきます。
ぜひ、ベビーカー選びの参考にしてください。
タイヤの直径が小さく段差につまづきやすい
マジカルエアーシリーズのタイヤの直径はモデルによって違いますが「約12cm〜約14cm」です。
一般的なベビーカーのタイヤのサイズは直径15cm前後と言われているので、それと比べるとやや小さめのサイズになっています。
タイヤが小さいと、2cm程度の段差にもつまづきやすくなります。
直径18cm以上の大型タイヤのベビーカーと比較すると、でこぼこ道など路面状況が悪い道では押しにくいと感じる方も。
直径の小さいタイヤは押しやすさの面でみると、直径の大きいタイヤよりも劣っていると言えます。
「歩道への乗り上げ時」「少しの段差を乗り越える時」などタイヤが引っかかることがあるので、段差やでこぼこ道などを通る際には注意が必要。
でこぼこ道を通る時や段差を乗り越える時などは、ベビーカーを少しだけ後ろに倒し、前輪を浮かすことでタイヤが引っかかりにくくなります。
しかし、マジカルエアーシリーズには、足元の後輪同士をつなぐフレームがありません。
前輪を浮かせる際は、腕の力のみで浮かせる必要があります。
座席下の荷物収納カゴに、たくさんの荷物が入っている場合は少し大変かも...。
マジカルエアーのタイヤの直径が約12cmだったのに対して、マジカルエアークッションとマジカルエアーフリーでは約14cmに大きくなっています。
これによって、段差につまづきにくくなっています。
タイヤが小さいと、段差につまづきやすく押しやすさの面ではデメリットですが、軽量で小回りが効くというメリットもあります。
日よけが小さく日差しが赤ちゃんに当たってしまうことも
マジカルエアーシリーズのサンシェードのサイズはモデルによって違いますが、少し小さめ。
サンシェードとは、直接日差しや紫外線を遮るための日よけのことで、強い日差しや紫外線などからデリケートな赤ちゃんを守ることができます。
マジカルエアーシリーズのみに限らず、B型ベビーカーはA型ベビーカーと比較してサンシェードのサイズが小さい傾向に。
サンフェードのサイズが小さいと、UVカット素材使用していても、赤ちゃんを日差しや紫外線から十分に守れない可能性があります。
すっぽり赤ちゃんを覆うタイプのサンシェードだと、広範囲で日差しや紫外線から赤ちゃんを守ってくれます。
マジカルエアーシリーズのサンシェードのサイズだと向きによっては、子どもの顔に直接日光の日差しが当たってしまう可能性も。
「直接日差しが当たるのは避けたい...」「赤ちゃんが寝ている時に日光が当たってしまい気になる...」「まぶしそう」など日差しや紫外線対策が気になる新米ママ・新米パパにはサンシェードを「後付け」するのがおすすめ。
サンフェードを後付けすることで、広範囲で日差しや紫外線をブロックすることができます。
それでも、気になる新米ママ・新米パパは他のB型ベビーカーの購入を検討してもいいかもしれませんね。
荷物を収納するカゴ容量が小さい
ハンドルに荷物をかけると倒れやすい
マジカルエアーシリーズの座席の下に搭載されている荷物を収納するカゴ容量は「24.3L〜26.7L」と種類によって違います。
決して小さいわけではありませんが、30L以上のカゴ容量をもつベビーカーと比較すると小さめになっています。
荷物を収納するカゴ容量30Lは、買い物カゴがすっぽり収納できるイメージ。
買い物やお出かけなど、荷物が多い時に「もう少し荷物が入れば...」「荷物が収まりきらない...」と感じることもあるかと思います。
そんな時、ベビーカーのハンドルに荷物をかけたくなってしまいますよね。
マジカルエアーシリーズに限ったことではないですが、フックなどでハンドルに荷物をかけすぎるとひっくり返ってしまう恐れも。
マジカルエアーシリーズは軽量なので、荷物の重さによってひっくり返って倒れやすく、赤ちゃんや子どもが怪我をする危険性があります。
ハンドルに重い荷物をかけた状態で段差などを乗り越える時は、とても危険です。
また、ハンドルに荷物をかけることはベビーカーの故障原因の1つになっています。
重い荷物は、ハンドルにはかけずに、座席下の荷物収納カゴに入れましょう。
「荷物が多く収納カゴに入らない」「荷物収納カゴだけでは足りない...」といった新米ママ・新米パパにはベビーカー用のハンギングバッグの取り付けをおすすめします。
ハンギングバッグもたくさん荷物を乗せすぎるとひっくり返る危険性はありますが、低重心なのでハンドルに荷物をかけるよりも安全で安定感があります。
ハンギングバッグには、買い物カゴも乗せることができるので、赤ちゃんとの買い物がラクに!
荷物が多い新米ママ・新米パパは、低重心に荷物を収納できるハンギングバッグを使用することで、多くの荷物を収納できベビーカーが倒れる危険性も減らすことができます。
モデルによって洗濯機を使用してシートの丸洗いOK
マジカルエアーシリーズ全てにおいて、簡単にシートを取り外して洗うことができます。
しかし、モデルによって洗濯機を使用できるかは異なっています。
洗濯機を使用してシートを丸洗いできるモデルは「マジカルエアープラス」「マジカルエアークッション」「マジカルエアーフリー」。
スタンダードモデルの「マジカルエアー」は洗濯機は使用できず、手洗いのみ。
汗をかいたり、食べこぼしや飲みこぼし、靴の汚れなどでベビーカーのシートは汚れやすいです。
洗濯機の方が、手洗いよりも手軽かつ気軽に洗うことができるので便利です。
「シートの手入れの手間を減らしたい」「早く乾かしたい!」という新米ママ・新米パパには、洗濯機使用可能な「マジカルエアープラス」「マジカルエアークッション」「マジカルエアーフリー」がおすすめ。
洗濯機を使用するよりも手洗いのほうが、良い場合もあります。
手洗いは、自分で力加減を調整できるので、ひどい汚れ部分をピンポイントで洗うことが可能。
洗濯機には「手軽で簡単」といった良さが、手洗いには「汚れピンポイントで洗えてシートを傷つけない」という良さがあります。
ベビーカー選びの際は、シートの洗濯方法についても確認することをおすすめします。
現在販売中のマジカルエアーシリーズでおすすめはどのモデル?
マジカルエアーシリーズの特徴、メリットやデメリットを紹介してきました。
実際にどのモデルがおすすめなのか気になった新米ママ・新米パパもいるかと思います。
ここでは、現在販売されている「マジカルエアーAI」「マジカルエアークッションAD」「マジカルエアーフリーAB」に絞って、どんな方におすすめなのか解説していきます。
ぜひ、ベビーカー選びの参考にしてくださいね。
マジカルエアーAI
マジカルエアーAIは「とにかく軽さ重視」「価格の安さを重視」の新米ママ・新米パパにおすすめ。
マジカルエアーAIの重さは、3.3kgとシリーズの中で最も軽量!
価格も「21,450円(税込)」とマジカルエアークッションAD、マジカルエアーフリーABと比較するとお求めやすくなっています。
振動吸収設計や赤ちゃんの成長をサポートする最低限の機能が揃っているマジカルエアーAI。
「階段、電車やバスなどの公共交通機関の利用が多い」「とにかく軽量でコンパクトなベビーカーがいい!」といった新米ママ・新米パパには、マジカルエアーAIをおすすめします。
他にも、赤ちゃんとのお出かけが多いアクティブな新米ママ・新米パパにもおすすめです。
マジカルエアークッションAD
マジカルエアークッションADは「赤ちゃんの快適性を重視」の新米ママ・新米パパにおすすめ。
価格は「35,200円(税込)」とマジカルエアーAIと比較するとやや高め。
しかし、マジカルエアークッションADには「ω(オメガ)クッション」が搭載されたことで、赤ちゃんに伝わる振動が軽減されています。
タイヤの直径サイズもマジカルエアーAIでは約12cmでしたが、マジカルエアークッションADでは約14cmへアップ。
タイヤの直径サイズがアップしたことで、段差のつまづきを減らせます。
また、振動を抑えるオメガクッション搭載で、赤ちゃんはでこぼこ道でも快適に過ごすことが可能。
「赤ちゃんの座り心地や快適性を重視したい」「でこぼこ道での利用が多い」といった新米ママ・新米パパには、マジカルエアークッションADをおすすめします。
マジカルエアーフリーAB
マジカルエアーフリーABは「走行性や利便性重視」「狭い場所での利用が多い」の新米ママ・新米パパにおすすめ。
価格は「35,750円(税込)」とマジカルエアーAIやマジカルエアークッションADと比較すると高め。
しかし、マジカルエアーフリーABにはシリーズ初の「真横スライド機能」が搭載されています。
ハンドルレバーをギュッと握るだけで4輪全ての車輪がフリーになり、真横でもスムーズに移動が可能。
「急に横から人が出てきた時」「エレベーターや狭い道・店内での利用時」などに真横スライド機能は役立ちます。
リクライニング角度の調節幅が拡大したことや座席の奥行きが深くなったことで、赤ちゃんがより快適に過ごせるような設計になっています。
赤ちゃんの身体をしっかりサポートしてくれて、操作性も抜群のマジカルエアーフリーAB。
「人が密集する都市部の狭い道・店舗で利用することが多い」「駅などの改札を利用することが多い」「操作性を重視したい」といった新米ママ・新米パパには、マジカルエアーフリーABをおすすめします。
まとめ
アップリカの「マジカルエアー」シリーズは小型モデルであり、軽量でコンパクトさが魅力のB型ベビーカー。
軽量なボディの中に、赤ちゃんの「乗り心地」と新米ママ・新米パパの「使いやすさ」を両立する充実した機能が搭載されています。
マジカルエアーの最大の魅力は「軽量・コンパクト」でありながら、しっかりとした走行性を両立している点。
安全性の高い頑丈な作りのA型ベビーカーと比較して、でこぼこ道などの悪路での走行性は劣ります。
しかし、3kg台と軽くて持ち運びに便利なので「階段、電車やバスなどの公共交通機関の利用時」「車の乗せ降ろし時」などに役立ちます。
「軽くてコンパクトで持ち運びに便利なベビーカーがいい!」とA型ベビーカーからの乗り換えを考えている新米ママ・新米パパもいるかと思います。
人気のA型ベビーカーの重さは「6.5kg〜9.1kg」くらい。
A型ベビーカーを持った後に3kg台のマジカルエアーシリーズのベビーカーを持つと「軽い!」「すごい」「持ち運びがラク」など感動する新米ママ・新米パパもいます。
最後に、マジカルエアーシリーズのメリットとデメリットを簡単にまとめました。
ベビーカー選びの参考になれば幸いです。
【マジカルエアーシリーズの4つのメリット】
- 軽量&小型でコンパクト!生後7ヵ月〜生後36ヶ月(3歳)頃まで大活躍
- リクライニング機能とハイシート構造で赤ちゃんも快適
- ワンタッチで開閉が簡単!片手でもスムーズに折り畳めて便利
- 上位モデルは走行時の安定感UPかつ赤ちゃんの乗り心地もUP
【マジカルエアーシリーズの4つのデメリット】
- タイヤの直径が小さく段差につまづきやすい
- 日よけが小さく日差しが赤ちゃんに当たってしまうこともある
- 荷物を収納するカゴ容量が小さくハンドルに荷物をかけると倒れやすい
- モデルによって洗濯機を使用してシートの丸洗いOK
今回の記事では、アップリカ「マジカルエアー」シリーズに絞り、メリットやデメリット、その改善点など紹介してきました。
ベビーカーには、多くの種類があります。
マジカルエアーシリーズにおいても、搭載されている機能は異なりますし、価格差もあります。
ベビーカーを選ぶ際は、ライフスタイルなど使用するシーンや目的、コスパ、さまざまなことを考慮して選んでくださいね。
この記事を通して、みなさんにとっての納得する1台を見つけるお手伝いができたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。