乾燥肌の種類

【解説】乾燥性敏感肌などの敏感肌の原因・症状・特徴は?肌にやさしいスキンケアやメイクについても

乾燥肌の症状は?主な原因について

敏感肌の症状はどうして起こるのでしょうか。

実は敏感肌には明確な定義はありません。

敏感肌の多くが健康な肌と比較して肌のバリア機能が低下しています。

健康な肌にはバリア機能と言う外部刺激から守ってくれる機能が備わっています。

そのバリア機能が低下していると少しの外部刺激でも肌が過敏に反応してしまいチクチク感やヒリヒリ感などの刺激を感じてしまいます。

肌が刺激を感じたりつっぱる感じはあるが目に見える症状がない状態を敏感肌と呼ぶことがほとんどです。

 

敏感肌は健康な肌と比較して肌のバリア機能が低下しており皮脂が少ない傾向にあります。

冷暖房による乾燥や花粉などの季節的因子、ストレスなどにより肌が過敏に反応することで肌トラブルが起こりやすいです。

敏感肌になってしまうとなかなか肌に合う化粧品が見つかりにくくなる傾向にあります。

肌が敏感になり痒みを生じることもあるため掻き壊しから細菌感染が起こるおそれもあります。

 

では、なぜ敏感肌になってしまうのでしょうか。

敏感肌になってしまう原因は1つではありません。

様々な要因が絡み合っている場合もあります。

ここからは実際に敏感肌の原因について見ていきましょう。

 

肌の乾燥

敏感肌の原因で最も多いのが「肌の乾燥」によるものです。

肌の乾燥が進行し酷くなると敏感肌になることがあります。

皆さんは「肌の乾燥」と聞いてどういう状況を想像しますか。

 

多くの方が空気の乾燥する冬を想像したのはないでしょうか。

空気の乾燥する冬はもちろん肌も乾燥しますが肌が乾燥するのは冬だけではありません。

実は夏場も肌の乾燥は起こります。

エアコンによる冷房が原因で室内の空気が乾燥し肌から水分が奪われやすくなります。

実は冷房の効いた室内では「1時間に約40%」湿度が下がると言われています。

 

また入浴後や洗顔後に肌の保湿ケアを行わないと肌の水分が失われ肌の乾燥を招きます。

肌の乾燥は季節問わず起こり得ることを忘れないようにしてくださいね。

 

加齢

敏感肌の原因として「加齢」によるものがあります。

歳を重ねると表皮や真皮は薄くなる傾向にあります。

またコラーゲンやエラスチンなどの弾性繊維なども減少します。

コラーゲンやエラスチンは肌の弾力やハリに関与している成分なので減少すると肌の弾力やハリは失われます。

 

歳を重ねるごとにメラニン細胞(=メラノサイト)の数は減少し機能は低下します。

メラニン細胞の数や機能が低下するため紫外線に対する防護力も合わせて低下します。

歳を重ねると肌の弾力やハリに必要不可欠なコラーゲンやエラスチンが減少しメラニン色素の数も減少します。

これにより少しの外部刺激で対しても肌が過敏に反応してしまい敏感肌になりやすくなります。

 

適切でないスキンケア

適切でないスキンケアによっても敏感肌になることがあります。

肌に合わない化粧品やボディソープなどを使い続けたりすることで肌がダメージを受け刺激に過敏になることがあります。

また紫外線対策を怠り紫外線を浴び続けることも敏感肌の原因となります。

クレンジングや洗顔時にゴシゴシ強くこすることも摩擦により肌表面の角質層を傷め刺激に過敏になる要因です。

 

体質

体質も敏感肌の原因となります。

肌の弱さやアトピー性皮膚炎などの体質が関係していることがあります。

他にはストレスや体調変化などによる肌のバリア機能の低下が関係していることがあります。

 

敏感肌の症状は何がある?

敏感肌にはどういった症状があるのか実際に見ていきましょう。

敏感肌だと感じている方の多くに見られる症状を以下にまとめました。

  • 肌がヒリヒリ感やチクチク感を感じる
  • 肌がしみることがある
  • 肌が乾燥しカサカサしやすい
  • ニキビができやすい
  • 痒みが生じやすい
  • 紫外線などの物理的刺激に弱い
  • 肌が赤くなりやすい
  • 肌のピリつきなどの敏感肌の症状がでやすい

以上にまとめたことを感じている方が多いです。

敏感肌の方は紫外線やハウスダストなどの少しの刺激により炎症を起こしやすいです。

肌の炎症が起こると痒みや刺激感を感じることがあります。

痒みなどが我慢できずに掻き壊してしまうと細菌感染を起こすという悪循環に陥ることもあるため注意が必要です。

 

肌の乾燥により粉吹き状態になることがあります。

粉吹き状態の肌では化粧ノリが悪くなり不健康な印象を与えることもあります。

 

乾燥性敏感肌の特徴は?

乾燥性敏感肌は肌の乾燥により外部刺激を受けやすく敏感で荒れやすい肌の状態のことを言います。

肌に必要不可欠な潤いが不足し乾燥し肌のバリア機能が低下している状態です。

この状態では外部刺激を受けやすくヒリヒリなどの刺激感や肌のカサつきを感じやすくなります。

保湿ケアなどのスキンケアを怠るとニキビや肌荒れなどの肌トラブルの原因となるため早い段階でのケアが求められます。

 

乾燥性敏感肌の原因は?

乾燥性敏感肌の原因としては「保湿不足」「紫外線」「外部刺激」などが考えられます。

ここからは乾燥性敏感肌の原因について詳しく見ていきましょう。

 

肌の保湿不足

乾燥性敏感肌の原因として考えられるのが「肌の保湿不足」です。

肌の保湿不足が原因で保湿が十分に行われていないと肌のバリア機能は低下しうまく機能しなくなります。

バリア機能がうまく機能しないと肌の潤いを保つことができなくなり乾燥状態となります。

 

毎日行うスキンケアで肌にうるおいをしっかり届けることが重要です。

毎日行うスキンケアを一度思い出してみましょう。

夜しかスキンケアを行なっていなかったり化粧水のみで終わらせていませんか。

そういった方は保湿が十分に行われていない可能性があります。

肌に必要な潤いを保つためにも保湿ケアをしっかり行いましょう。

 

紫外線

紫外線を浴びることにより肌の乾燥に繋がることがあります。

またコラーゲン減少により肌の弾力不足に繋がるおそれもあります。

UVB(紫外線B波)には肌のバリア機能低下、肌の乾燥や炎症などの肌トラブルを生じるおそれがあります。

UVA(紫外線A波)は肌の奥の真皮まで到達するため肌のハリや弾力を保つのに必要不可欠なコラーゲンなどの細胞を損傷させるおそれがあります。

 

肌の乾燥や敏感な状態などを防ぐためにも紫外線対策が重要になります。

肌の乾燥だけに目が行きがちですが紫外線対策の怠りにより肌が乾燥し敏感になるため紫外線対策も併せて行いましょう。

潤いのある美肌への近道とも言えるでしょう。

 

摩擦などの外部刺激

外部刺激により肌がダメージを受けると炎症などの肌トラブルの原因となります。

紫外線や摩擦、花粉、ほこりなども外部刺激の1つです。

外部刺激による肌のダメージを防ぐには肌を掻き壊したり擦ったりしないことが大切です。

他にも肌に対する花粉対策を行うこと、必ずメイクなどを落とすケアを行うことも大切です。

 

乾燥により肌のバリア機能が低下した肌は摩擦などの外部刺激を受けやすい状態となります。

保湿ケアにより肌のバリア機能を助けてくれる成分を補いましょう。

バリア機能が摩擦や紫外線などの外部刺激から肌を守ってくれます。

 

この記事を読んでくださった方のスキンケアの参考になれれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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