シワの種類

【徹底解剖】表情ジワの原因と改善方法|おでこや眉間のしわについて

表情ジワのできる原因は?

表情ジワのできる原因を解説する前に顔には何種類の筋肉があるか見ていきましょう。

皆さんの顔には約30種類以上の筋肉があります。

表情によって使う筋肉は異なっており表情を作るのに関わっている筋肉群を総称して「表情筋」と呼んでいます。

表情筋を縮めたり、逆に伸ばしたりすることにより顔の表皮にシワができます。

自然な表情であれば問題になりませんが表情筋に余計な力が加わると表情ジワができやすくなります。

同じ表情を繰り返すと一時的にできていたシワが強く刻まれ跡になって残ってしまいます。

 

よく笑う人は「笑いジワ」と言い目尻にシワができたり、口角などにシワができやすいです。

真剣な場面で顔をしかめることが多い人は眉間にシワができやすいです。

また顔をしかめると目に余計な力が入りやすく目の周囲にシワができやすくなります。

日々私たちは様々な表情筋を使っていますが人によって良くする表情があるかと思います。

最初は気にならないシワでも同じ表情を繰り返したり年齢を重ねることによりシワとして刻まれます。

ほこりや紫外線などの外的刺激によってもシワが刻まれてしまいます。

 

表情の癖を知ろう!
表情ジワができないように気をつけること

表情ジワができないように日々の生活で気をつけることはあるのでしょうか。

まずは自分の表情の癖を知ることです。

鏡などで自然な状態の自分の表情を確認してみましょう。

この時シワのできやすい「目元」「口元」「おでこ」「眉間」などを中心にシワができるか確認してみて下さい。

 

意外と自分でも気がついていない表情変化でできるシワがあったのはないでしょうか。

それが表情ジワの予備軍です。

シワになりやすそうな表情の癖があった方は今日から意識しましょう。

意識するだけでも表情は変化すると言われているのでまずは意識からしてみましょう。

 

表情ジワの外的要因とは?

表情ジワの外的要因として「肌の乾燥」「紫外線」が挙げられます。

それぞれについて以下で詳しく解説していきます。

 

<肌の乾燥>

肌の乾燥はシワの悪化の要因となります。

肌がベタつくからと言い保湿ケアを行わないとシワなどのリスクが高まります。

肌が乾燥すると自ら肌内部を守ろうとするため肌のターンオーバーの周期が早まります。

これにより肌のターンオーバーが乱れ乾燥が進んだり他の肌トラブルに繋がります。

 

肌が乾燥すると角質を厚くして外部刺激から肌を守ろうとする作用が働きます。

また乾燥により肌のターンオーバーが乱れると保湿機能やバリア機能が十分でない未熟な角質細胞が作られます。

保湿機能などが十分でないため肌の乾燥はさらに進み悪循環が起こってしまいます。

「角質肥厚」「乾燥」「肌のターンオーバーの乱れ」はそれぞれ関係しています。

角質が肥厚し肌が乾燥すると肌は滑らかさや伸縮性を失いシワの悪化を招きます。

 

<紫外線>

紫外線は肌の弾力性・ハリに必要不可欠な「コラーゲン」「エラスチン」を壊してしまいます。

真皮を構成している「コラーゲン」「エラスチン」が破壊されると肌は弾力性やハリを失い肌にゆるみが起きてしまいます。

この肌のゆるみがシワを引き起こす原因となります。

 

皮膚が肥厚しゴワゴワで硬くなってしまうのでシワが刻まれやすい状態になります。

紫外線によるシワは「深くて直線的なシワ」が特徴です。

表情ジワで悩んでいる方やこれからできないか不安な方は紫外線や乾燥などの外的な要因は特に気をつけましょう。

 

「おでこ」「眉間のしわ(表情ジワ)」の原因について

表情ジワの原因は「乾燥」「紫外線」だけではありません。

他にも「加齢」「表情の癖」が原因となっています。

ここでは「加齢・紫外線」「表情ジワの癖」の2つに分けて解説していきます。

 

「加齢」「紫外線」の影響による肌の弾力低下

冒頭で説明しましたが顔には30種類以上の表情筋があります。

これらの表情筋が収縮や弛緩することにより私たちの表情が作られています。

自然な表情であれば問題ないですが力が入りすぎている表情を長時間続けているとそれが知らぬ間に跡をして残ります。

表情を作る時に作られ元の状態に戻った時にも跡として残っているシワを「表情ジワ」と呼んでいます。

 

人によって表情の癖があると思いますが表情の癖は若い時であればシワとして残りにくいです。

若い時は元の表情に戻せば消えていたシワも年齢を重ねるごとに跡として残りやすくなります。

シワの原因の1つの要因として考えられるのが「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」の減少です。

コラーゲンやエラスチンなどは「加齢」「紫外線」などの影響により減少すると言われています。

「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」は肌の弾力やハリ、潤いを与えるのに必要不可欠な成分です。

これらの成分が減少してしまうことで皮膚が支えきれなくなりシワとして残りやすくなります。

 

表情の癖には注意!

皆さんが何気なくしている表情によってシワができてしまうことがあります。

誰しも良くする表情があると思いますが、その表情の癖に注意が必要です。

特に注意が必要な表情の癖を以下に示しました。

  • 笑う時などに口を大きく開ける
  • しかめっ面をする
  • 眉間にシワを寄せる
  • 眉毛を上げることが多い
  • 目を見開く

以上に示した表情の癖がある方は「表情ジワ」に注意が必要です。

「目元」「おでこ」「眉間」「口元」は表情ジワができやすい部分です。

 

このような説明をすると「無表情でいれば表情ジワができない」と考えてしまう方が出てくると思います。

無表情であれば良いというわけではありません。

表情が乏しくなったり無表情は表情筋が衰える原因となります。

適度に表情筋を動かし鍛えることが表情ジワの予防には大切になりますので忘れないで下さいね。

 

表情ジワのできやすい場所はある?

実は表情ジワにはできやすい部分があります。

表情ジワは表情筋を良く動かす「眉間」「額(おでこ)」「目元」などにできやすいです。

ここでは表情ジワができやすい部位ごとに表情ジワのできる理由について解説していきます。

 

おでこの横じわ(横ジワ)

おでこ(額)の横ジワはなぜできるのか考えたことのある方はいますか。

おでこの横ジワは眉毛を上にあげたり目を大きく見開いたりといった表情の動きを続けていると横ジワができやすくなります。

ちなみにおでこの表情筋は「縦方向」に走っています。

 

おでこは顔の中でも面積の広い部分なのでシワとして刻まれると目立ってしまいます。

おでこの横ジワが形成されると「年齢より上に見える」「不機嫌に見える」「疲れているように見える」など印象に左右することもあります。

シワを深刻化させないように日頃の表情の癖を見直し気をつける必要があります。

 

目尻のしわ(笑いジワ)

笑った時にできる目尻のシワを目尻のしわ(シワ)と良います。

目尻のシワは別名「カラスの足跡(クロウズフットライン)」と呼ばれています。

「目は口程に物を言う」ということわざを聞いたことはありますか。

このようなことわざがあるように表情だけで言いたいことが伝わってしまうくらい目は表情豊かです。

 

目の周りの眼輪筋という筋肉は活発に動いておりその分疲労が溜まりやすいです。

疲労の蓄積は「血流悪化」「皮膚の新陣代謝低下」に繋がり目元や目尻のシワの原因となります。

最近ではスマートフォン(スマホ)の普及が進みスマホやPCの画面を長時間見続けることが増えました。

これに伴い眼精疲労も増加しています。

眼精疲労は血流低下を招き目元のシワの原因になるので注意しましょう。

 

眉間の縦じわ(縦ジワ)

眉間は目に近く皆さんが思っている以上に活発に動いており表情ジワができやすい部分です。

眉間の縦ジワは「皺眉筋(しゅうびきん)」という表情筋が収縮することで眉毛同士が顔の内側に引っ張られ生じます。

眉間にできるシワは「年齢より上に見える」「怒っているように見える」などの印象を与えることがあるため避けたいシワの1つです。

 

無意識にやっている表情の癖が眉間の縦ジワの原因となっている可能性があります。

例えば「スマホや本の文字を見る時に目を細めてみる」「眩しかったりストレスなどで眉間に余計な力を入れる」などです。

こういった何気ない表情の癖が年齢を重ねると縦ジワとなり深く刻まれるおそれがあります。

 

あごのしわ(梅干しジワ)

顎(あご)の梅干しジワは口を閉じた状態でも顎部分に梅干しのような凹凸のシワができることを言います。

顎の梅干しジワの原因は下唇から顎先にかけて垂直にのびている表情筋であるオトガイ筋の緊張によるものです。

表情筋の1つであるオトガイ筋が働くのは下唇を閉じたり引き上げる時です。

口を閉じている時はオトガイ筋は働きません。

 

顎のシワである梅干しジワができやすい方は口を閉じている状態であっても余計な力が下唇に加わっています。

顎の梅干しジワは表情の癖もありますが多くが「出っ歯(上顎前突)」「下顎の後退」などの噛み合わせや歯並びが原因の可能性があります。

梅干しジワがある場合は口を閉じている状態でも筋肉が緊張しているため疲労感を感じることもあります。

 

表情ジワのケアは何をすればいい?

表情ジワのケアでは「日々の紫外線対策」「洗顔後や入浴後の保湿ケア」が大切です。

他にも「バランスの良い食生活」「良質な睡眠」をとりホルモンバランスを乱さないことが重要です。

ホルモンバランスを整えることは表情ジワの悪化防止に繋がります。

 

表情ジワができてしまうと自力での治療は難しいです。

皮膚科や美容皮膚科などの専門機関で相談してみるのもおすすめです。

 

【改善方法】おでこや眉間のしわ(表情ジワ)

実はホームケアだけでは表情ジワの改善は難しいです。

しかし表情ジワの進行をゆるくすることは可能です。

例えば「表情の癖を見直す」「生活習慣を見直す」「エクササイズを行う」「表情筋を鍛える」「スキンケアを行う」などで進行を抑制できます。

これらのケアは深いシワが刻まれる前に予防したい方におすすめです。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

表情の癖を見直し注意する

誰しも表情の癖は意識的、無意識に関係なくあると思います。

皆さんは自分の表情の癖を知っていますか。

表情筋に余計な力が加わると表情ジワはできやすくなります。

なるべく自然な表情を心がけることが大切ですが表情の癖になっているとそれが自分の自然な表情と思ってしまいます。

 

笑顔を作る時、口角や頬に必要以上に力を入れていませんか。

スマホやPC、本の文字を見る時に目を細めて読んでいませんか。

気がつくと眉間に力が入っているなんてことはありませんか。

これを聞いてドキッとした方は表情筋に余計な力が入っており表情ジワの予備軍かも。

今のうちから自然な表情を心がけましょう。

 

他にも「頬杖を良くつく」「猫背などで姿勢が悪い」などが表情ジワの原因となります。

睡眠時の習慣も表情ジワの原因の1つになることがあります。

「合わない枕を使っている」「寝る時はいつも同じ方を下にして寝る」という方は要注意です。

 

睡眠中、無意識のうちに眉間に力が入っているという方は少なくありません。

疲れやストレスなどを感じ眉間に余計な力が入っているのかもしれません。

表情ジワ解消には気分転換やリラックスが大切になります。

 

表情筋を鍛える

皆さんの顔には数十種類もの表情筋があります。

笑顔や泣き顔、怒った時などの表情は表情筋が伸びたり縮んだりして生まれています。

顔の筋肉である表情筋は身体と同様に使わないと次第に衰えます。

筋肉の衰えは皮膚のたるみやシワを招きます。

 

表情ジワができるのを心配して無表情でいると表情筋が使われないためどんどん衰えていきます。

この表情筋の衰えがたるみやシワを加速させる要因となります。

表情筋はマッサージやエクササイズなどで適度に動かすことが大切です。

日頃から顔のマッサージやエクササイズを取り入れ表情筋が衰えないように心がけましょう。

 

丁寧なスキンケアで真皮の弾力・水分量を保持

コラーゲンやエラスチンが存在する真皮層の機能低下は表情ジワの原因となります。

真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンは肌の弾力やハリ、潤いを保持するのに必要不可欠です。

肌の弾力やハリに必要不可欠なコラーゲンやエラスチンですが加齢や紫外線の影響により減少することが分かっています。

 

コラーゲンやエラスチンは肌の弾力やハリに必要な成分なので減少すると皮膚が支えられなくなりシワやたるみが発生します。

加齢は止めることはできませんが紫外線による影響については毎日の紫外線対策で予防できます。

表情ジワ予防のためにも日頃の紫外線対策を行いましょう。

 

表情ジワでは肌の乾燥も禁物です。

肌が乾燥すると肌表面の角質が硬く厚くなります。

肌のバリア機能と保湿機能も低下し真皮層のコラーゲンやエラスチンがダメージを受けシワ発生に繋がります。

肌の乾燥により発生した表情ジワは進行させないことが大切です。

肌が乾燥しないように「室内の湿度管理」「高い保湿力を持つ化粧水・乳液・クリーム・美容液」などで丁寧なスキンケアを行いましょう。

表情ジワの予防には肌の弾力やハリ、潤いをキープする必要があります。

 

【治療方法】おでこや眉間のしわ(表情ジワ)

表情ジワは自宅でのセルフケアだけでは改善することは難しいです。

このシワが表情ジワなのか分からないという方もいるかと思います。

シワを治療するにあたってシワの種類を知ることは大切です。

シワの種類に合った治療を行うためにも皮膚科や美容皮膚科などの専門家に相談するのもおすすめです。

表情ジワの治療ではボトックス注射やヒアルロン酸注射などの治療があります。

人によって治療方法は異なるので表情ジワなどで悩んでいる方は早めのうちに専門家に相談をしてみましょう。

 

この記事を通して表情ジワの原因について知り改善までもっていくための参考になれれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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