皮下組織は肌の最も深くにある層であり、大部分が皮下脂肪から構成されています。
皮下組織は、肌のハリや弾力などの見た目の美しさを維持するために非常に重要。
今回の記事では、皮下組織の構造と働きから美容ケアについて紹介!
この記事を読み終わるころには、皮下組織の構造を理解した上で、皮下組織のケアについて詳しくなっているはず。
それでは早速みていきましょう。
Contents
皮下組織とはどんな組織?
皮下組織は皮下脂肪層とも言い、肌(皮膚)の構造で最も内側に位置する層(組織)のこと。
ご存知の方もいると思いますが、肌は3層構造をしており最も外側から表皮、真皮、皮下組織で成り立っています。
大部分が皮下脂肪で構成されており、表皮と真皮を支えるクッションのような役割を担っている皮下組織。
皮下組織には肌に栄養や酸素を供給したり、老廃物を回収するための重要な血管である動脈と静脈が通っています。
皮下組織の構造と主な4つ役割
肌の最下層に位置する皮下組織。
一体、皮下組織はどんなものから構成され、どんな役割があるのでしょうか。
ここでは、皮下組織の構造と主な4つの役割について見ていきましょう。
皮下組織の構造
皮下組織は「脂肪細胞(皮下脂肪)」、コラーゲン繊維やエラスチン繊維を主成分とする「結合組織」、「血管(動脈・静脈)」「神経」から構成された組織。
皮下脂肪は、外部からの衝撃を吸収するクッションのような役割をしている他、エネルギー貯蔵や寒さなどから体を守る断熱、保温などの体温維持の役割もあります。
皮下脂肪を支えている結合組織は、コラーゲン線維やエラスチン線維などを構成要素とする組織のことであり、肌のハリや弾力を保持するために非常に重要なもの。
皮下組織には血管や感覚神経が通っており、動脈や静脈によって栄養や酸素が供給され、感覚神経によって外部から受け取った感覚を脳に伝達しています。
皮下組織の主な役割は4つ
皮下組織の主な役割は以下の4つ。
- クッション機能(衝撃吸収機能)
- エネルギー貯蔵機能
- 体温維持機能(断熱及び保温機能)
- 柔軟性維持機能
皮下組織は外部から受けた衝撃を和らげるクッションのような役割があり、衝撃から筋肉や骨、臓器などを守ります。
皮下組織の大部分を占める皮下脂肪には、生きていくために必要なエネルギーを蓄える機能が備わっており、いざというときに蓄えたエネルギーを使うことが可能。
皮下組織の皮下脂肪は熱を伝わりにくくする性質をもっていることから天然の断熱材とも言われており、体温を維持する役割があります。
皮下組織は皮膚に追従して動き、柔軟性を保つことで運動をスムーズにしています。
皮下組織は大部分が皮下脂肪で構成されており「ぜい肉」のイメージを持つ方もいるかもしれませんが、私たちの身体を外部から守る役割を担っている重要な部分です。
皮下組織にはどんな働きがある?
皮下組織の働きは、外部からの衝撃や刺激から筋肉や骨などを守ったり、体温を一定に保つための断熱材、保温剤としての働きがあります。
他にも皮下組織の大部分を占めている皮下脂肪はエネルギーを脂肪の形に変えて貯蓄することで、いざという時に使うことが可能。
皮下脂肪の厚さは腹部などで10ミリ以上あることがあり、体の部分や人によってさまざま。
皮下組織はほとんどが皮下脂肪で構成されておりぜい肉とも言われているので、あまり良くないイメージを持つ方もいると思いますが、私たちの身体にとって重要な働きをしています。
【皮下組織と美容の関係性】状態が見た目に影響する?
皮下組織の状態は、肌のハリや弾力、二重顎などの見た目、セルライトなどに大きく影響すると言われています。
実際に、皮下組織の状態がどのように美容に影響しているのか見ていきましょう。
皮下組織と肌のハリ・弾力の関係性
皮下組織のほとんどが皮下脂肪という脂肪で構成されており、皮膚の構造を安定させています。
皮下脂肪は肌のハリや弾力に影響し、適度についていることでふっくら感、ボリューム感などを与えます。
皮下脂肪は多すぎても少なすぎても良くありませんが、加齢や過度なダイエットによって減少すると肌のハリや弾力が失われ「しわ」「たるみ」の原因にも。
皮下組織の脂肪量を適度に維持することは、ハリや弾力のある肌を維持するために重要。
皮下組織がフェイスライン維持に関係
先ほど、皮下組織の脂肪量が多すぎても少なすぎても良くないと言いましたが、皮下脂肪の過剰蓄積は二重顎や首周りのたるみの原因に。
フェイスラインを美しく綺麗に維持するために皮下組織の脂肪分布が重要になってきます。
美しいフェイスラインを維持するためにも適度な皮下脂肪を維持することが大切。
皮下組織への美容医療のアプローチ
皮下脂肪が過剰に蓄積すると顔周りでしたら、二重顎や首周りのたるみの原因に。
美容医療では余分な皮下脂肪を除去し美しいフェイスラインや輪郭を手にいれるために脂肪溶解注射や脂肪吸引などの治療があります。
他にもヒアルロン酸やコラーゲンを注入することで皮下組織のボリューム感を補う治療や脂肪フィラー(脂肪注入)で自分の脂肪をボリュームを補いたい部分に注入する治療も。
皮下組織は、若々しい見た目を維持するためにも重要な部分であり美容医療でのアプローチも進んでいます。
皮下組織とセルライトとの関係性
皮下組織の大部分を構成する皮下脂肪が肥大化し、老廃物がうまく回収できないと結合組織と絡み一緒に凝り固まってしまったものがセルライトの正体。
セルライトは皮下脂肪の多い太ももやお尻などにつきやすい傾向にあり、肌表面がデコボコになる特徴があります。
セルライト改善治療では、マッサージだけでなく脂肪吸引やRF(ラジオ波)治療、脂肪溶解注射(BNLS)などがあり、セルライトに直接働きかけないですが最近ではリベルサスといった内服薬を使用した治療方法もあります。
皮下組織のケアがたるみを改善する
肌のたるみの一因として加齢に伴うコラーゲン繊維の減少だけでなく、皮下組織の萎縮や皮下脂肪の増減が影響。
たるみの改善としては、表情筋を鍛えることも有効ですが、美容医療では糸リフトやHIFU(ハイフ、高密度焦点式超音波)、ヒアルロン酸注入などが行われています。
ハイフなどは、皮下組織が引き締められることで、リフトアップに繋がりたるみ改善効果があります。
皮下組織の主な4つの美容ケアを紹介
皮下組織をケアすることは、たるみ予防、浮腫みやセルライトの改善などに効果的。
皮下組織は、一般的な化粧品ではケアが困難なところに位置しているので、皮下組織をケアしたい場合は美容医療などの治療が向いています。
ここでは、皮下組織のケアの4つの具体的な方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
適度な運動習慣は皮下脂肪に効く
顔や身体のたるみを予防するためには適度な運動は効果的。
筋肉を鍛えることで、皮下組織を内側から支えることができる他、運動によって血流が良くなるため肌細胞に必要な酸素や栄養が届きやすくなり、結果的にたるみを予防できます。
バランスの良い食事を心がける
バランスの良い食事は、皮下脂肪の管理や健康な肌を維持するために重要。
皮下組織の脂肪は多すぎても少なすぎても良くないため、バランスの良い食事によって脂肪の過剰蓄積や極端な減少を予防しましょう。
筋肉を維持するためのタンパク質摂取し過度の脂肪分摂取を控え、偏りのない食事を意識することが皮下組織のケアならびに肌の健康を保つために必要です。
マッサージやエステでセルライト解消
皮下組織のケアにおいて、血行を促進し代謝を向上させるマッサージやエステは効果的。
血行が良くなり老廃物が排出されやすくなるため浮腫みが改善するだけでなく、セルライトや冷えの解消に効果が期待できると言われています。
美容医療で美しい肌へ
皮下組織をケアするためには美容医療が効果的で、肌表面の角質層をうるおす化粧品などのアイテムでは不十分。
皮下組織のケアには、メスを使わず肌の引き締めに効果的な「HIFU(高密度焦点式超音波)」や電磁波の一種であるラジオ波などの高周波を利用した「RF治療」、皮下組織の皮下脂肪をターゲットにした「脂肪分解治療」などがあります。
脂肪分解治療とは、主に脂肪溶解注射やキャビテーションなどの機械を使用したアプローチのことであり、二の腕や太ももなどの部分痩せに非常に効果的と言われています。
皮下組織のケアにおける注意点
皮下組織のケアにおいて、皮下脂肪の急激な減少は注意が必要。
おさらいですが皮下組織の大部分は皮下脂肪という脂肪の一種で構成されています。
過度なダイエットや食事制限によって急激に体重が減少すると肌の収縮が追いつかず、しぼんだ風船のようになり肌のたるみやシワ、顔がコケて疲れた印象を与えてしまうことがあります。
若々しく美しい肌を維持するためには、適切な皮下組織のケアが非常に重要。
適度な運動習慣や偏りのない食事を心がけ、時としてハイフや注射などの美容医療を頼るなどして皮下組織のケアを行いましょう。
まとめ
今回の記事では、皮下組織の構造や働き、役割について紹介した後に、皮下組織のケアについて紹介しました。
皮下組織は、普段使っている化粧品ではなかなかケアできない部分だからこそ、ケアすることは若々しい美しい肌を維持するために重要。
皮下組織のほとんどは脂肪の一種である皮下脂肪によって構成されており、皮下脂肪は多すぎても少なすぎても良くありません。
皮下脂肪の過剰蓄積は二重顎などの原因となり、皮下脂肪の急激な減少はたるみやシワの原因となります。
適切な皮下組織のケアを行い、健康でハリや弾力のある美しい肌を手に入れましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。