ニキビの種類

【徹底解説】白ニキビとは?原因・治し方・スキンケアについて|初期段階で治して美しい肌に

白・黒・赤・黄と進行具合でニキビの色が変わる?ニキビの色で分類しよう!

ニキビは進行度により白・黒・赤・黄を色が変わります。

ニキビの色により「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」と4種類に分けることができます。

白ニキビは初期ニキビであり炎症は起こっていないため痛みや痒みを感じることはないです。

汚れや皮脂などが毛穴に詰まり溜まってしまうことで「白ニキビ」となります。

白ニキビは触れるとポツポツした感じがありますが気が付かない場合もあります。

 

白ニキビがさらに悪化し皮脂が溜まると皮脂が行き場をなくし肌表面に出てきます。

肌表面に出てきて空気に触れることで酸化し黒くなります。

これが「黒ニキビ」です。

鼻の頭や小鼻の毛穴が黒ずんでいる、いわゆるイチゴ鼻は黒ニキビの一種です。

 

毛穴に溜まった皮脂はニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源となります。

アクネ菌は毛穴に溜まった皮脂を餌にして繁殖します。

アクネ菌の繁殖により毛穴内で炎症が起こると赤く腫れ上がった「赤ニキビ」となります。

赤ニキビは白ニキビとは異なり痛みを伴います。

赤ニキビは適切な処置をしてあげないとニキビ跡になるおそれがある少し面倒なニキビです。

 

赤ニキビがさらに進行すると膿を持った「黄ニキビ」となります。

ニキビの初期段階である「白ニキビ」や皮脂が黒く酸化してしまった「黒ニキビ」の状態で適切な処置をせずに放置しておくとニキビはどんどん進行します。

「白ニキビ」「黒ニキビ」が悪化すると「赤ニキビ」「黄ニキビ」になり痛みを伴います。

白ニキビは適切な処置を行うことで簡単に治ります。

ニキビとして目立たないし痛くないからと言ってそのまま放置しないように。

ニキビは初期の段階で治療することが大切です。

 

ニキビの種類は?
白ニキビとその他のニキビについて

【白ニキビ】

<種類>

「閉塞面皰」であり毛穴は閉じている状態。

<状態>

汚れや皮脂などが毛穴に詰まった状態。

ニキビの初期段階が白ニキビ。

 

【黒ニキビ】

<種類>

「開放面皰」であり毛穴が開いている状態。

<状態>

毛穴が開くことで毛穴内の皮脂が空気に触れ黒く酸化した状態。

 

【赤ニキビ】

<種類>

「紅色丘疹」でありアクネ菌などが面皰内で繁殖し炎症を起こすことで毛穴周辺が赤く腫れ上がった状態。

(面皰とは毛穴の内部に皮脂や角質、汚れが詰まっている状態のこと。)

<状態>

ニキビの原因菌であるアクネ菌が毛穴内に溜まった皮脂を餌に繁殖し炎症を起こした状態。

 

【黄ニキビ】

<種類>

「膿疱性丘疹」でありニキビが悪化して膿を持ち毛穴内に膿が溜まった状態。

<状態>

赤ニキビが悪化して化膿した状態。

 

4種類に分類?ニキビ進行度による分類とは

皮脂を栄養源としているアクネ菌の増殖によりニキビが発生してしまいます。

アクネ菌は皮脂を栄養源として繁殖しているため皮脂の過剰分泌はアクネ菌の繁殖に繋がります。

この状態が進行すると皮脂とアクネ菌が毛穴を塞ぎニキビの初期段階である「白ニキビ」となります。

白ニキビが黒く酸化すると「黒ニキビ」へと進行します。

「白ニキビ」「黒ニキビ」の段階では炎症は起きていません。

 

アクネ菌が過剰繁殖することで炎症が起こります。

炎症が起こり皮膚が赤く盛り上がることで「赤ニキビ」の状態になります。

赤ニキビの状態が進行すると黄色い膿をもった「黄ニキビ」となります。

「赤ニキビ」「黄ニキビ」ともに炎症を起こしている状態です。

 

白ニキビの特徴とは

白ニキビは毛穴が閉じている状態であり学術的に「閉鎖面皰」あるいは「白色面皰」と呼ばれています。

白ニキビは白くポツポツと膨らんで見える状態です。

毛穴が開くことで皮脂が黒く酸化し「黒ニキビ」となります。

「黒ニキビ」は「白ニキビ」とは反対に毛穴が開いているため「開放面皰」あるいは「黒色面皰」と呼ばれています。

 

白ニキビの発生原因は?
どうして毛穴は詰まるの?

白ニキビの発生原因は「汚れや皮脂などが毛穴に詰まること」です。

「汚れや皮脂が毛穴に詰まらなかったらニキビはできないのに」と思いますよね。

そもそも汚れや皮脂はなぜ毛穴に詰まるのでしょうか。

毛穴が詰まってしまうさまざまな原因について以下で解説していきます。

 

皮脂の過剰分泌と皮脂の分泌量が多くなる原因は?

皮脂の分泌量が多いと皮脂が毛穴から上手く排出されずに毛穴内に溜まってしまいます。

また皮脂が過剰に分泌された場合、毛穴が小さく出口が狭いと上手く排出されずに皮脂が毛穴内に溜まります。

「皮脂の分泌量」が「皮脂の排出量」よりも多くなると毛穴が渋滞を起こします。

これにより白ニキビができやすくなります。

 

皮脂の分泌量は「年齢」「季節」などにより変化します。

「ストレス」「生活習慣の乱れ」「ホルモンバランスの乱れ」「肌の乾燥」「脂質の多い食事」などが原因で皮脂の分泌量は増加すると言われています。

女性の場合は生理の前後で肌状態が変化するなんてことも。

生理前に増える黄体ホルモンは皮脂の分泌量を増加するという男性ホルモンと似た働きを持っています。

皮脂の分泌量が増加すると顔がベタついたりニキビができやすくなります。

「生理の前だけニキビができやすい」なんて思っている方もいるのではないでしょうか。

 

皮膚が厚く毛穴が小さくなっている

肌は紫外線や乾燥によりダメージを受けると皮膚表面が厚く硬くなってしまいます。

また毛穴も小さく細く閉じてしまいます。

皮膚が厚く硬くなり毛穴は小さくなってしまうと少しの皮脂でも排出できなくなってしまいます。

すると毛穴に皮脂が溜まり白ニキビ発生に繋がります。

 

肌のターンオーバーの「乱れ」と「乱れる原因」とは

通常の肌のターンオーバーのサイクルは「約28日」と言われています。

通常、約28日周期と言われている肌のターンオーバーは「加齢」「誤ったスキンケア」により乱れてしまいます。

他にも「睡眠不足」「不規則な睡眠」「食生活の乱れ」「喫煙」「ストレス」「運動不足」「紫外線」などがターンオーバーの乱れの原因となることも。

肌のターンオーバーが乱れることで毛穴が詰まりやすくなります。

 

加齢などが原因で肌のターンオーバーが遅くなると剥がれ落ちるはずの古い角質が肌表面に残り徐々に厚くなってしまいます。

それにより毛穴が小さくなったり塞がってしまうことで皮脂が毛穴内に溜まりニキビが形成されます。

逆に肌のターンオーバーが早すぎても問題です。

ターンオーバーが早すぎると成長途中の未熟な肌細胞が肌表面に上がってきてしまいバリア機能が上手く働かなくなります。

バリア機能が上手く働かないと肌が乾燥しやすくなり外部からの刺激に弱くなってしまいます。

 

肌のターンオーバーは早すぎても遅すぎても問題です。

肌のターンオーバーが乱れないように規則正しい生活を心がけましょう。

一度、日々の生活スタイルを振り返ってみるのも良いかもですね。

 

白ニキビのできない肌に!正しいスキンケアの方法

白ニキビのできない肌にすることも大切ですが白ニキビができてしまった際には悪化させないことが大切。

白ニキビを悪化させず繰り返さないためにもスキンケアが重要となってきます。

ここでは白ニキビの「正しいスキンケア方法」「治療方法」について紹介していきます。

白ニキビは適切な処置を行えば痛みを生じたりニキビ跡として残ることは少ないです。

なるべく早い段階で処置や治療を行うことが大切です。

 

正しい洗顔を行う

正しい洗顔を行うことは「毛穴詰まりの予防・解消」のために大切です。

洗顔ではいかに肌へのダメージを少なく汚れを綺麗に洗い流せるかが重要です。

洗顔料は泡ネットなどを使用し泡立ててから肌を優しく撫でるように洗顔しましょう。

決してゴシゴシ強い力で洗顔しないようにしてください。

肌の上に泡を乗せるだけでも汚れはほとんど落ちると言われています。

 

化粧やUVケアアイテムを使用した場合は洗顔前にクレンジングで優しく落としましょう。

洗い流す際のお湯の温度にも注意し行ってくださいな。

少しぬるいと感じるくらいのお湯がベストです。

たっぷりのお湯ですすぎ残しのないようにしっかり洗い流しましょう。

熱いお湯で洗ったり直接シャワーを顔にかけてしまうと必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があるので注意が必要です。

 

十分な保湿ケアを行う

水分不足による肌の乾燥はニキビの天敵となります。

十分な保湿ケアを行い肌に水分を与え蒸発させないようして、うるおいのある柔軟な肌を作りましょう。

うるおいのある健康的な肌はニキビ発生を防いでくれます。

 

アルコールは肌への刺激となるためアルコールや油分を多く含んだクリームの使用は控えましょう。

高い保湿効果を持つ化粧水や乳液を使用し、しっかり肌に浸透させましょう。

白ニキビはニキビ専用のアイテムを使用しなくても肌の乾燥状態を改善するだけで治すことができます。

 

白ニキビができないために行うスキンケアのポイントは?

白ニキビができないために自宅で行うスキンケアの3つのポイントについて以下に示しました。

  1. 力の強さに注意して洗顔を行う
  2. 洗顔後や入浴後はすぐに保湿ケアを行う
  3. メイクや紫外線対策は注意して行う

以上の3点について詳しく解説していきます。

 

力の強さに注意して洗顔を行う

過度の洗顔や強く顔を洗うことは避けましょう。

例え皮脂が気になったとしても過度の洗顔や洗顔時の力の強さには注意が必要です。

肌への強い刺激は必要な角質をも除去してしまうおそれがあります。

また必要な皮脂まで落とすため肌を乾燥させてしまいます。

 

肌の乾燥はニキビの原因となります。

過度の洗顔により必要な皮脂まで洗い流してしまい乾燥すると逆にニキビができやすくなります。

皮脂が気になってても過度の洗顔は控えてくださいね。

 

肌への刺激を少なくするためにも刺激の少ない洗顔料を選びましょう。

洗顔時はしっかり泡立てた洗顔料を使用し優しく汚れを洗い落としましょう。

手指が肌に触れないようにフワフワの泡で洗うのがポイントです。

 

洗顔後や入浴後はすぐに保湿ケアを行う

洗顔後や入浴後は肌の水分が蒸発しやすいためすぐに保湿ケアを。

洗顔後は化粧水などで肌に水分を与えましょう。

肌の乾燥状態は続くと乾燥によるダメージから肌を守ろうとする保護作用が働き皮脂を過剰に分泌します。

乾燥から肌を守るためにも洗顔後はすぐに保湿ケアを行いましょう。

 

化粧水を選ぶ際のポイントも少し紹介したいと思います。

化粧水は低刺激でニキビができにくいと言われている「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されているアイテムがおすすめです。

 

メイクや紫外線対策は注意して行う

ニキビや毛穴が気になるとファンデーションなどのアイテムで隠したくなりますよね。

しかしファンデーションの厚塗りは控えた方が良いです。

厚塗りしたファンデーションを落とすために入念なクレンジングが必要となります。

入念なクレンジングがかえって肌への強い刺激となります。

 

落とし残したファンデーションが肌に残っていると毛穴を塞ぎニキビの原因となるおそれがあります。

ファンデーションを選ぶ際はクレンジングで落としやすい油分の少ないアイテムを選ぶと良いです。

 

紫外線を浴びると肌のバリア機能が低下し肌が乾燥したり角質が増加したりします。

肌を守るために増えた角質がかえって毛穴詰まりの原因となります。

肌の乾燥はニキビの原因となります。

肌を乾燥から守るためにも日焼け止めの使用や日傘や帽子などで紫外線対策を行いましょう。

使用するクレンジングや日焼け止めについても化粧水と同様「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されているアイテムがおすすめ。

 

白ニキビができても焦らないで!
白ニキビ発生時の注意点とは

白ニキビができてしまっても焦らなくて大丈夫。

どのようなことに注意すればいいのかを頭に入れておけばニキビを悪化させてしまうこともなくなるはず。

誤ったスキンケアはニキビを悪化させてしまう原因になるので注意しましょう。

白ニキビができてしまった時の注意点について紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

「白ニキビ」と「黄ニキビ」を間違えないで

「白ニキビ」と「黄ニキビ」を間違えてしまう方が多くいます。

白ニキビと黄ニキビの判断を間違えてしまうと誤ったスキンケアを行う原因となり、かえってニキビを悪化させてしまいます。

白ニキビは炎症がなく痛みを感じませんが黄ニキビは痛みを伴うことが多いです。

治療法もスキンケア方法も異なるので判断を間違えないようしましょう。

 

過度の洗顔は控えて

「皮脂が多いとニキビができやすいから」と言ってむやみに洗顔しすぎてはいけませんよ。

確かに「皮脂が多いとニキビができやすい」は間違ってはいませんが皮脂を過剰に落とす行為は控えましょう。

過度の洗顔により必要な皮脂まで洗い落としてしまうと肌の乾燥に繋がります。

また肌のターンオーバーの乱れの原因にもなります。

 

洗顔料を使用しての洗顔は基本は夜だけ。

朝の洗顔はぬるま湯ですすぐか洗顔料を使っても極少量で軽く洗いましょう。

 

ニキビを触らないで

ニキビができると気になり触ってしまいませんか。

白ニキビをむやみに触るとニキビに刺激を与えてしまい悪化の原因に。

また手などについている細菌が毛穴内に侵入し「赤ニキビ」「黄ニキビ」へと悪化するおそれがあります。

気になってもニキビには触らないように!

 

白ニキビはニキビの初期段階であり簡単に言うと毛穴が「角栓(コメド)」で塞がれている状態。

なので「角栓(コメド)」を取ってしまえばニキビは治ります。

しかし自分でニキビを潰す行為だけはやめてくださいね。

自分でニキビを潰してしまうとかえってニキビが悪化し炎症を起こし「赤ニキビ」などへ進行してしまうおそれがあります。

 

ニキビのできる原因は人それぞれ。

まずはニキビのできる原因を知り、それを治療することが大切です。

ニキビのできる原因を知らずにニキビを潰しても白ニキビは繰り返しできます。

白ニキビは日々のスキンケアで治療することができるニキビです。

ニキビを潰すよりも原因について知り、その原因をしっかり治療してあげることがニキビのできない肌への一歩です。

 

何をしてもニキビが治らない場合には?

何をしてもニキビが治らない場合は皮膚科などの医療機関を受診しましょう。

自己判断で誤ったスキンケアを行ってしまうとニキビを悪化させます。

早期の段階で皮膚科を受診するとニキビ跡などを残しにくいというデータもあるくらいです。

どんなケアをしても治らないという場合は早期の段階で皮膚科などを受診することをおすすめします。

 

白ニキビの原因と対処法を理解してニキビのない肌へ

白ニキビはニキビの初期段階。

「白ニキビを発生させない」「発生しても悪化させない」ことが赤ニキビや黄ニキビへ進行するか否かの分かれ道になっています。

ニキビの原因を理解し適切なスキンケアを行うことが重要になります。

適切なスキンケアを行えば白ニキビは改善させることが可能です。

 

「ニキビができやすい体質で悩んでいる」「自分でいろいろなスキンケアを試したがニキビが治らない」など悩んでいる方は早い段階で医療機関の受診をおすすめします。

適切な処置を行いニキビの初期段階である白ニキビのできない肌を目指しましょう。

この記事を読んでくださった方の白ニキビのケアや処置の参考になれれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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