美白ケアに効果的な成分

皮膚専門家が教える|アルブチンの正しい使い方とは?美白剤・成分の効果と安全性も解説

アルブチンは高い効果を持つ?
気をつけるべきことはある?

アルブチンはメラニン色素の生成に関与しているチロシナーゼに直接働きかけることで、その働きを阻害します。

その結果メラニン色素の生成を防ぎます。

シミやそばかすができやすくなったり肌が黒くなるのは体内で生成されるメラニン色素が原因と言われています。

シミやそばかすの原因にもなるメラニン色素の生成に関与しているのがチロシナーゼという酵素。

アルブチンはチロシナーゼに直接作用して働きを阻害するためメラニン色素の生成を抑えシミやそばかすの予防に効果が期待できます。

 

ホームユーステストを行い自分の肌に合うか試した上で使用を

アルブチンはハイドロキノンにブドウ糖が結合した成分。

アルブチンはハイドロキノンと比較すると穏やかな成分ですので肌への刺激は少ないです。

しかしアルブチンが肌に合わない方もいます。

使用前にはホームユーステストを行い肌に赤みや刺激感がないか確認してから使用することをおすすめします。

 

推奨されている「使用目安量」「使用回数」を超えての使用は避けること

アルブチンの効果を最大限に発揮させるには記載してある「使用目安量」「使用回数」で使用することです。

「正しい使い方」と「使用上の注意点」をしっかりと理解しておくことが重要です。

 

アルブチンの効果を高めるためには

アルブチンを効果的に取り入れる方法について「タイミング」「併用成分」の2つの観点から見ていきましょう。

 

【アルブチンを取り入れるタイミングについて】

  • 外出前に取り入れる

外出前にアルブチンを取り入れることはシミ予防に効果的と言われています。

なぜかというと紫外線を浴びる前にアルブチンを取り入れることで予めチロシナーゼに働きかけてシミを予防してくれるからです。

具体的には朝のスキンケアにアルブチンを取り入れてみたり、外出前にアルブチン配合のサプリメントを摂取したりです。

 

紫外線の強い日は数秒の間に肌が焼け始めると言われています。

約5秒でメラノサイトが活性化を開始し、約3秒で肌が焼け始めるため外出前のケアが重要になってきます。

 

  • 日焼け後72時間以内に集中ケアを行う

アルブチンを取り入れるタイミングもう1つ目は「日焼け後72時間以内」。

なぜ72時間以内かというとメラニン生成は紫外線を浴びてから「24〜72時間」ほどと言われています。

「日焼けしたな」「塗った日焼け止めが落ちてしまったから日焼けが心配だな」と感じている方は72時間以内にアルブチンを積極的に取り入れてみてください。

アルブチンを取り入れてシミの原因となるメラニン生成を抑制しシミ、ソバカスを予防しましょう。

 

【アルブチンと併用したい成分】

  • ビタミンC誘導体

強い還元作用を持つビタミンC誘導体を併用することでプラスしてメラニン生成を抑制します。

アルブチンとビタミンC誘導体の併用でシミを防ぐ効果が期待できます。

 

  • トラネキサム酸

肌荒れを予防するトラネキサム酸と併用することで健康な肌へ導く効果が期待できます。

アルブチンとトラネキサム酸を併用することでより美肌への効果が期待できます。

 

医療用医薬品のトラネキサム酸には「プラスミン」の生産や増加を抑制する効果があります。

このプラスミンはアレルギーや炎症を引き起こしたりする作用を持つため適量でしたら問題ないですが、過剰になってしまうと肌荒れを起こすおそれがあり注意が必要です。

(※化粧品に配合されているトラネキサム酸にはこのような効果はありません。)

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