美白ケアに効果的な成分

皮膚専門家が教える|ビスグリセリルアスコルビン酸の正しい使い方とは?美白剤・成分の効果と安全性も解説

ビスグリセリルアスコルビン酸は高い効果を持つ?
気をつけるべきことはある?

ビスグリセリルアスコルビン酸はビタミンCにグリセリンを結合させた水溶性ビタミンC誘導体の1つ。

グリセリンを結合させているため肌の乾燥が気になる方にはおすすめの成分です。

早速、ビスグリセリルアスコルビン酸の持っている効果について見ていきましょう。

 

ビスグリセリルアスコルビン酸は「メラニン生成抑制作用」「メラニン排出促進作用」を持ちます。

メラニンを還元する効果も持っているためシミを薄くする効果も期待できます。

メラニンに対して「生成抑制作用」「排出促進作用」「還元作用」を示すためシミやそばかすの予防に効果が期待できます。

 

パッチテストを行い自分の肌に合うか試した上で使用を

ビスグリセリルアスコルビン酸は強い還元作用を持つことから人によっては刺激や赤みを感じることが場合があります。

使用前にはパッチテストを行い肌に赤みや痒み、刺激感がでないか確認してから使用することをおすすめします。

全ての化粧品と同様に肌に合わない場合はビスグリセリルアスコルビン酸の使用を中止し皮膚の専門家に相談することをおすすめします。

 

パッチテストを行った時は肌トラブルが起こらなかったとしても肌の状態によってはビスグリセリルアスコルビン酸が刺激になる場合があります。

また敏感肌の方や季節の変わり目に肌がゆらぎやすい方は肌の状態によっては刺激を感じることがあります。

そういった時はビスグリセリルアスコルビン酸の使用をやめるのも良いでしょう。

使用を継続する場合は「朝のみ使用する」「気になる部分だけ塗布する」など使用頻度と使用量を調節しましょう。

 

推奨されている「使用目安量」「使用回数」を超えての使用は避けること

「使用目安量」「使用回数」を超えての使用は控えましょう。

多く使用すれば効果が早く現れるというわけではありません。

過剰使用はかえって肌トラブルの原因になるおそれがあります。

推奨されている「使用目安量」「使用回数」の範囲内で使用しましょう。

 

ビスグリセリルアスコルビン酸の効果を高めるためには

ビスグリセリルアスコルビン酸の効果を高めるための方法を3つ紹介します。

 

【優しくハンドプレスを行う】

肌を優しく軽く押さえるようにハンドプレスを行うことでビスグリセリルアスコルビン酸の肌への浸透力が上がります。

適量を両手に出し馴染ませてから肌にプレスするのも良いでしょう。

ビスグリセリルアスコルビン酸を肌に馴染ませた後に指の腹を使って両手でプレスするのも効果的です。

ハンドプレスを行う目安としては10〜15秒。

※プレスする際は優しく行い強く押し付けないように。

 

【コットンでパックする】

ビスグリセリルアスコルビン酸配合の化粧水を染み込ませたコットンを顔の気になる部分に乗せます。

コットンでパックする方法は肌にビスグリセリルアスコルビン酸を効果的に浸透させる方法です。

パックを行う時間の目安は約1〜2分。

ジェルタイプやとろみのあるタイプのように保湿成分が多く配合されているアイテムについては約5分を目安に。

これ以上の時間パックしてしまうと逆に肌の水分を持っていかれてしまい肌の乾燥に繋がる場合があります。

 

【ビスグリセリルアスコルビン酸と組み合わせると効果的な成分】

  • 「ビスグリセリルアスコルビン酸」と「セラミド類」

ビタミンCにグリセリン2つ結合したものがビスグリセリルアスコルビン酸。

高い保湿効果を持ち、角質細胞の最も外側にある膜の成熟を促進させる作用を持ちます。

ビスグリセリルアスコルビン酸とセラミドを併用することで肌のバリア機能をより一層高めることができます。

乾燥による小ジワの改善効果も期待できます。

 

  • 「ビスグリセリルアスコルビン酸」と「アミノ酸」

ビスグリセリルアスコルビン酸とアミノ酸を併用することで肌のバリア機能をより一層高めることができます。

アミノ酸と併用する目的は上記で示したセラミドとほぼ一緒。

セラミドもアミノ酸ももともとヒトが持っている成分。

 

ヒトがもともと持っている成分のため違和感なく使用していただけます。

使用する方の好みでアミノ酸と併用するのかセラミドと併用するのか選択していただければと思います。

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