美白ケアに効果的な成分

皮膚専門家が教える|リン酸L-アスコルビルマグネシウムの正しい使い方とは?美白剤・成分の効果と安全性も解説

リン酸L-アスコルビルマグネシウムは高い効果を持つ?
気をつけるべきことはある?

リン酸L-アスコルビルマグネシウムはビタミンCにリン酸とマグネシウムを結合させた水溶性ビタミンC誘導体。

高い浸透力を持ち安定性を高めた成分です。

リン酸L-アスコルビルマグネシウムは1982年に医薬部外品の有効成分に承認されている成分。

医薬部外品としての承認を受けているリン酸L-アスコルビルマグネシウムの効果について見ていきましょう。

 

リン酸L-アスコルビルマグネシウムは「メラニン還元作用」「高い抗酸化作用」を持ちます。

メラニンを還元する作用はシミやそばかすの予防に効果が期待できます。

高い抗酸化作用はシワ予防などエイジングケアに効果が期待できます。

エイジングケアの成分としてリン酸L-アスコルビルマグネシウムが配合されている場合もあります。

 

パッチテストを行い自分の肌に合うか試した上で使用を

リン酸L-アスコルビルマグネシウムは強い還元作用を持つことから人によっては刺激や赤みを感じることが場合があります。

使用前にはパッチテストを行い肌に赤みや痒み、刺激感がでないか確認してから使用することをおすすめします。

全ての化粧品と同様に肌に合わない場合はリン酸L-アスコルビルマグネシウムの使用を中止し皮膚の専門家に相談することをおすすめします。

 

パッチテストを行った時は肌トラブルが起こらなかったとしても肌の状態によっては刺激になる場合があります。

また敏感肌の方や季節の変わり目に肌がゆらぎやすい方は肌の状態によっては刺激を感じることがあります。

そういった時はリン酸L-アスコルビルマグネシウムの使用をやめるのも良いでしょう。

使用を継続する場合は「朝のみ使用する」「気になる部分だけ塗布する」など使用頻度と使用量を調節しましょう。

 

推奨されている「使用目安量」「使用回数」を超えての使用は避けること

「使用目安量」「使用回数」を超えての使用は控えましょう。

多く使用すれば効果が早く現れるというわけではありません。

過剰使用はかえって肌トラブルの原因になるおそれがあります。

推奨されている「使用目安量」「使用回数」の範囲内で使用しましょう。

 

リン酸L-アスコルビルマグネシウムの効果を高めるためには

リン酸L-アスコルビルマグネシウムの効果を高めるための方法を4つ紹介します。

 

【優しくハンドプレスを行う】

肌を優しく軽く押さえるようにハンドプレスを行うことでリン酸L-アスコルビルマグネシウムの肌への浸透力が上がります。

適量を両手に出し馴染ませてから肌にプレスするのも良いでしょう。

リン酸L-アスコルビルマグネシウムを肌に馴染ませた後に指の腹を使って両手でプレスするのも効果的です。

ハンドプレスを行う目安としては10〜15秒。

※プレスする際は優しく行い強く押し付けないように。

 

【コットンでパックする】

リン酸L-アスコルビルマグネシウム配合の化粧水を染み込ませたコットンを顔の気になる部分に乗せます。

コットンでパックする方法は肌にリン酸L-アスコルビルマグネシウムを効果的に浸透させる方法です。

パックを行う時間の目安は約1〜2分。

ジェルタイプやとろみのあるタイプのように保湿成分が多く配合されているアイテムについては約5分を目安に。

これ以上の時間パックしてしまうと逆に肌の水分を持っていかれてしまい肌の乾燥に繋がる場合があります。

 

【イオン導入器を活用する】

イオン導入器を使用し微弱な電流を流すことで美容成分を肌の深部まで浸透させることができます。

リン酸型の水溶性ビタミンC誘導体はイオン導入器の活用が適しています。

リン酸L-アスコルビルマグネシウムの効果を高めるためにイオン導入器を活用してみてはいかがですか。

 

【リン酸L-アスコルビルマグネシウムと組み合わせると効果的な成分】

  • 「リン酸L-アスコルビルマグネシウム」と「グリチルリチン酸2K」

肌荒れの予防をプラスして求める方におすすめなのがグリチルリチン酸2Kとの併用です。

「肌荒れ」と「美白」、ダブルの効果が期待できます。

-美白ケアに効果的な成分