コエンザイムQ10とは一体なに?
コエンザイムQ10(CoQ10)はビタミン様物質であり、かつてビタミンQと言われていたこともありました。
(ビタミン様物質:ビタミンと似た働きや生理作用を持つ化合物のこと)
アメリカとイギリスで別々に発見された成分が後々同じであることが分かりました。
それがコエンザイムQ10!
日本においてコエンザイムQ10を食品として扱えるようになったのは2001年。
2001年に厚生労働省を許可を得てサプリメントとして摂取することができるようになりました。
コエンザイムQ10は細胞内のミトコンドリア内膜に多く存在し生命活動に必要なエネルギーの合成に関与しています。
コエンザイムQ10はユビキノンとも言われている成分です。
ユビキノンはラテン語で「ubiquitous(ユビキタス)」という言葉に由来します。
ユビキタスは「いたる所に存在する」という意味を持っています。
その意味の通りコエンザイムQ10はあらゆる細胞や血液中に存在している他、心臓の筋肉や骨格筋、肝臓・腎臓などの臓器に多く存在しています。
私たちに必要不可欠なエネルギーを作り出すことに関与しているコエンザイムQ10。
抗酸化作用により体のサビ取りもしてくれる大切な成分です。
コエンザイムQ10の「シワ・シミ改善」における美容効果
コエンザイムQ10は体に必要なエネルギーを産生する作用を持っているため疲労回復の効果が期待できます。
その他にも「心臓機能の保護効果」「関節痛の改善効果」「骨粗鬆症の予防効果」「生活習慣病の予防効果」など。
さまざまな効果が期待できるコエンザイムQ10ですが肌に対しては「シワ・シミの改善効果」が期待できます。
【シワ改善】
皮膚の細胞を活性化させコラーゲンを生成する作用を持つコエンザイムQ10。
他にも皮膚のヒアルロン酸の生成量を増加させる作用も報告されています。
コラーゲンは皮膚のしなやかさや弾力を保つのに、ヒアルロン酸は皮膚のハリや弾力を保つために重要な成分。
例えばコラーゲンの減少はシワ・たるみなどの老化現象を引き起こします。
人間の体の約15%はタンパク質から構成されており、このタンパク質の約30%をコラーゲンが占めます。
体内の全コラーゲンの約40%が皮膚に存在しています。
コラーゲンは年齢を重ねるとともに体内で生成される量が減少します。
これはコエンザイムQ10も同様で20歳をピークに年齢を重ねるとともに減少します。
コエンザイムQ10配合の化粧品を使用することでシワやたるみなどの老化現象を改善するのに効果的です。
【シミ改善】
肌のターンオーバーを正常化し肌表面に溜まった古い角質を剥がれやすくします。
(ターンオーバー:表皮の生まれ変わりのこと。)
理想のターンオーバーのサイクルは約28日間。
年齢や日焼け、間違ったお手入れなどで肌のターンオーバーが乱れてしまいます。
その結果、剥がれるはずの古い角質が表皮表面に蓄積された状態になります。
この状態は肌荒れなどの肌トラブルやシミ・乾燥に繋がります。
コエンザイムQ10は「ターンオーバー正常化作用」を持つため古い角質が表皮に蓄積されるのを防ぎます。
これにより肌荒れやシミ、乾燥を防ぐのに効果が期待できます。
コエンザイムQ10を直接皮膚に塗ることで「抗酸化作用」によるアンチエイジング効果が期待できます。
肌のターンオーバーを正常化する作用も持つので古い肌から新しい肌への生まれ変わりを促進します。
これらの作用により「シワ・シミの改善」「日焼け」「たるみの改善」に効果が期待できます。
潤いやハリのある肌に近づくためにコエンザイムQ10配合の化粧品を使用してみてはいかがですか。