シワ改善に効果的な成分

ナイアシンアミドはシワ改善に効く?理由と美容効果・美白効果、敏感肌におすすめの成分5選も

ナイアシンアミドとは一体なに?

「ナイアシンアミド」は2017〜2018年に厚生労働省より「シワを改善する」効能効果で承認を受けた成分です。

医薬部外品の有効成分の1つで「リンクルナイアシン」の愛称で呼ばれることがあります。

ナイアシンアミドは、「ニコチン酸アミド」とも呼ばれています。

肌荒れ改善・予防、美白の有効成分として知られています。

「ナイアシンアミド」は、美容や健康への効果が期待できる栄養素「ナイアシン」の一種です。

ナイアシンとは「ニコチン酸」と「ニコチン酸アミド」の総称です。

ナイアシンは、「ニコチン酸」がタバコに含まれる有害物質「ニコチン」と誤解されるのを避けるために名付けられました。

「ニコチン酸」に害はありませんので安心してください。

ナイアシンアミドは、ビタミン B3と呼ばれるビタミンB群の一種です。

ビタミンB3はエネルギー産生や脂質・アミノ酸の代謝に関わっている水溶性の成分です。

「ナイアシンアミド」は食事からも摂取でき、肉や魚・豆・キノコ類などの食べ物に多く含まれてます。

「ナイアシンアミド」は体内では必須アミノ酸の「トリプトファン」から合成されます。

水に溶けやすい性質を持っていることから、多くの化粧品に配合されている成分です。

皮膚や粘膜を「潤いとハリのある、キメの整った透明感のある」すこやかな素肌へ導きます。

ナイアシンアミドは、「血行を促進する作用」も持っています。

その結果、皮膚の細胞の新陳代謝を促し、ターンオーバーを整える効果も期待できます。

 

ナイアシンアミドの「美白」「シミ予防」「シワ改善」「ニキビ予防」「保湿」における美容効果

ナイアシンアミドは「美白」「シミ予防」「シワ改善」「ニキビ予防」「保湿」などの美容効果を持っています。

ナイアシンアミドは肌荒れ、シワ改善、美白の3つの有効成分として厚生労働省から医薬部外品の承認を得ている化粧品成分です。

近年は「美白」と「シワ改善」を同時に叶える成分として、注目をあびているナイアシンアミド!

みなさんも「ナイアシンアミド」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「ナイアシンアミド」は抗酸化作用を持つほか、ニキビ予防や肌の保湿を高める効果も期待できます。

 

【美白・シミ予防】

ナイアシンアミドは肌でのメラニンの生成を抑え、シミを防ぐ効果があります。

ナイアシンアミドは、作られたメラニン色素が表皮細胞に運ばれるのを阻害する働きがあり、美白に効果が期待できると言われています。

美白効果も高く、くすみのない透明感のある肌に導きます。

「ナイアシンアミド」は、化粧品によく含まれている「ビタミンC誘導体」と似た抗酸化作用を持っています。

ナイアシンアミドは、生成されたメラニン色素が表皮細胞に運ばれるのを阻害する働きがあり、美白に効果が期待できると言われています。

 

【シワ改善】

シワやたるみが起きる原因の1つに「肌の奥(真皮)にあるコラーゲンの減少」があります。

ナイアシンアミドは「肌の奥のコラーゲンの生成を促進する作用」を持っています。

この「コラーゲンの生成を促進する作用」がシワの改善に効果的です。

肌にうるおいとハリを与えることで、乾燥によるしわの改善やたるみの予防が可能です。

ナイアシンアミドは2018年に「シワ改善有効成分」として厚生労働省に承認されています。

 

【ニキビ予防】

ナイアシンアミドは「炎症を抑える作用」を持っているため、ニキビ予防に効果的です。

ナイアシンアミドは、肌の水分と油分のバランスを整える作用があり、皮脂を抑制しテカリをコントロールする効果があります。

過剰な皮脂分泌によるニキビや吹き出物などの肌トラブルを未然に防ぐ効果があります。

 

【保湿】

ナイアシンアミドは、保湿効果にも優れています。

ナイアシンアミドにはセラミドなどの細胞間脂質の産生を促進する作用があります。

セラミドで角質層の隙間がなくなることで、紫外線などの外的刺激から守るバリア機能が働きます。

セラミドは肌の角層に存在する成分の1つです。

セラミドは細胞と細胞の間にある水分を抱え込み、その水分を逃がさないようにする働きがあります。

肌の保湿力も高まり、乾燥や肌荒れをしにくくなるという効果があります。

ナイアシンアミドは角質層のバリア機能をサポートする働きをしてくれます。

バリア機能を高めることで乾燥や外的刺激から肌を守ってくれる成分です。

肌のバリア機能が正常に働いている肌は、乾燥しにくくなります。

また、肌あれの予防にもつながります。

 

ナイアシンアミドは敏感肌の方も使える

「シミ・シワ・ニキビに効果的な成分は敏感肌の方には好ましくない」というイメージがある方もいるでしょう。

ですが、ナイアシンアミドは例外です。

肌のバリア機能をサポートするため、外からの刺激に敏感になっている「敏感肌」にも使えます。

ニキビ予防やお肌の水分力アップにも効果的です。

オイリー肌・乾燥肌など肌質関係なく使えるのが魅力の一つです。

年齢を問わずに使えるのもナイアシンアミドの魅力ですね。

 

敏感肌の方も使える成分5選!ナイアシンアミドだけじゃない!

ナイアシンアミドのように使い心地がよく、エイジングケアに持ってこいの成分には、「レチノール」「ツボクサエキス」があります。

保湿を重視したいときに持ってこい成分として、「グリセリン」「ヒアルロン酸」「セラミド」があります。

紹介する「レチノール」「ツボクサエキス」「グリセリン」「ヒアルロン酸」「セラミド」は敏感肌の方にも使える成分です。

 

【レチノール】

レチノールは、肌に強く作用することで知られるビタミンAの一種です。

「加齢による自然老化」「紫外線によるシワ・たるみなどの光老化」どちらにも効果を発揮します。

表皮を厚くする作用によってシワ・たるみの改善効果が期待できます。

コラーゲンの産生を促進する作用によってシワ・たるみの改善効果が期待できます。

皮脂の分泌を抑制する作用によってニキビ予防効果が期待できます。

レチノールは、皮膚科で処方されるレチノイン酸と比較して、おだやかに作用するのが特徴です。

 

【ツボクサエキス】

ツボクサエキスは、セリ科植物のツボクサの葉や茎から抽出されたエキスです。

ツボクサエキスは、「CICA(シカ)」という名前でもお馴染みです。

CICAは、ハーブの一種であるツボクサの学名「センテラ・アジアチカ(Centella Asiatica)」に由来します。

ツボクサエキスは、抗炎症作用を持っており、肌荒れケアが期待できます。

ツボクサエキスは、抗酸化作用を持っており、紫外線のダメージの軽減効果が期待できます。

また、コラーゲンの産生を促進する作用を持っており、シワ改善効果が期待できます。

保湿効果も期待できます。

 

【グリセリン】

グリセリンは、保湿効果が高く、肌荒れの予防にも効果的です。

グリセリンは、動物や植物の油脂に含まれる成分です。

強い吸湿性が特徴です。

周りから水分を取り込んで、肌にうるおいを与える「保湿力」があります。

安価で、保湿力も安全性も高いので多くの化粧品に使用されています。

保湿力は高いですが、保湿感は弱いので、保湿されているという感覚は感じにくいです。

 

【ヒアルロン酸】

ヒアルロン酸は有名な保湿成分の1つです。

ヒアルロン酸たった1gで約2〜6ℓもの水分を保持することができるといわれています。

肌のうるおいを高め、モチッとふっくらとした肌に導いてくれる成分です。

 

【セラミド】

セラミドは保湿力を持ち、水にも油にも溶けにくい性質を持つ脂質です。

セラミドが含まれているのは、「角質層」といい、表皮の中でも一番外側にある層に含まれています。

細胞間脂質は「セラミド」を中心とした脂質が水分を挟みこんで、何層にもミルフィーユのように重なっています。

ミルフィーユのように脂質が水分を層状に挟みこむことによって、水分を角質層に閉じ込めます。

角質層のセラミドを補うことで、外部からの刺激を通さないようにする“高いバリア機能”を発揮します。

 

敏感肌の方も使える成分ですこやかで健康な肌へ

ナイアシンアミドやレチノール、ツボクサエキスなどの成分は、敏感肌の方にも使えます。

ナイアシンアミドは肌悩みの解決が目指せる成分といえます。

しっかり保湿をしておくことで、バリア機能が保たれ、外部から刺激を受けにくくなります。

保湿効果のある「グリセリン」「ヒアルロン酸」「セラミド」などと組み合わせることで効果的なケアが期待できます。

 

ナイアシンアミドの化粧品と美容効果

ナイアシンアミドは美容に良いことでも注目されています。

ナイアシンアミドは、化粧品や医薬部外品に配合されています。

オールマイティーなのに刺激性が少なく、扱いやすいことが特徴です。

主な美容効果として以下の5つが挙げられます。

 

紫外線ダメージから肌を守る

ナイアシンアミドは、紫外線のダメージによるDNA損傷を修復する酵素反応に関わっています。

DNA損傷の修復を促進する作用により、健康的な肌を保つことができます。

抗酸化作用

ナイアシンアミドは、シミの元となるメラニンの生成を抑えることで、シミやそばかすを防ぎます。

 

肌荒れの抑制

抗炎症作用により肌の赤みや乾燥を軽減します。

 

ニキビ予防

皮脂分泌の正常化で毛穴のつまりを軽減し、適切な水分量を保つことでニキビを予防します。

 

医薬部外品の承認を得ている化粧品の「有効成分」

ナイアシンアミドは「肌荒れ」「シワ改善」「美白」の3つで医薬部外品の有効成分として厚生労働省から承認を得ている成分です。

 

保湿効果

ナイアシンアミドは、肌荒れ対策の医薬部外品の有効成分として厚生労働省の承認を得ています。

ナイアシンアミドは、セラミドの前駆体の生成、セラミド合成促進による”バリア機能改善作用”を持っています。

肌の内部に存在し、保湿効果を発揮します。

 

美白効果

ナイアシンアミドは、美白ケアの医薬部外品の有効成分として厚生労働省の承認を得ています。

メラノサイトで起こるメラニンの生成はシミやそばかすの原因になります。

ナイアシンアミドは、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑える働きを持っています。

メラニンを肌表面へ運ぶメラノソームの働きを阻害する”色素沈着抑制作用”も持っています。

メラニンを肌の表面に運ぶのを阻害することで、シミやそばかすを防ぐ作用があります。

 

シワ予防の効果

ナイアシンアミドは、シワ改善の医薬部外品の有効成分として厚生労働省の承認を得ています。

真皮でコラーゲンの生成を促し、コラーゲン減少を防ぐことによる”抗シワ・抗老化作用”を持っています。

 

どんな仕組みでシワを防ぐのでしょうか。

肌の奥(真皮層)のコラーゲンが不足することによって年齢を感じさせる深いシワへと進行します。

ナイアシンアミドが肌のコラーゲン生産を促進し、奥から肌を押し上げシワを改善します。

ナイアシンアミドは肌荒れ対策や美白ケアの医薬部外品の有効成分としての厚生労働省の承認を得ています。

2017年に「シワ改善する成分」として承認させたことで一気に注目を浴びるようになりました。

 

「医薬部外品」「化粧品」を選ぶポイント

ナイアシンアミドが配合された化粧品は、どのように選ぶと良いのでしょう。

大きく2つに分けて「医薬部外品」と「化粧品」に分類されます。

 

①医薬部外品として使う場合

ナイアシンアミドを医薬部外品として使う場合は、厚生労働省が許可した0.0001%~3%の濃度の範囲内で配合すると決められています。

敏感肌の方や肌の弱い方は、最初はナイアシンアミドの濃度が決められている医薬部外品をおすすめします。

 

②化粧品として使う場合

ナイアシンアミドを化粧品として使用する場合は、有効成分として記載することはできませんが濃度の規定はありません。

化粧品であれば濃度規定がないので、高濃度での配合が可能になります。

肌にとって効果的なナイアシンアミドの濃度は2~5%とも言われています。

エイジングケアしたい方、より効果を実感したい方にはおすすめです。

化粧品選びにおいては、「美白」「シワ」「ニキビ」「乾燥」など、何か一つを優先させて他のケアを諦めていたのではないですか。

ナイアシンアミドはマルチな効果が期待できるので、様々なケアができます。

シワ改善に効くレチノールや、美白に効くビタミンCと比べて、肌への刺激が少ない※という特徴もあります。
※全ての方に刺激がないわけではありません。

以前から多くのスキンケア製品に配合されてきたナイアシンアミド。

敏感肌の方にも取り入れやすく、より効果を実感したいのであれば高濃度配合の化粧品にステップアップしてみてはいかがでしょうか。

 

ナイアシンアミドを「食べ物」から取り入れるには

ナイアシンは、魚介類、肉類、きのこ類、穀類に多く含まれています。

酵母、牛乳、緑黄色野菜、豆類など幅広い食べ物にも含まれています。

食事から摂取されるほか、体内でも合成されます。

ビタミンB1、B2、B6存在下で、必須アミノ酸のトリプトファンから合成されます。

ナイアシンの1日摂取目安量は男性、女性で異なります。

男性の場合、18~49歳男性で15mgNE、50~74歳男性で14mgNE、75歳以上で13mgNEです。

女性の場合、18~29歳女性で11mgNE、30~49歳女性で12mgNE、50~74歳女性では11mgNE、75歳以上の女性で10mgNEです。

※mgNE=ナイアシン当量(Niacin equivalents)=ナイアシン(mg)+1/60 トリプトファン(mg)

ナイアシンの欠乏症でペラグラ(pellagra)という病気が知られています。

ペラグラの主な症状は、光線過敏症の湿疹などの皮膚症状、口舌炎・舌炎・下痢などの消化管症状、神経障害などです。

日本で通常の食生活をしている場合は不足する心配はほとんどないので安心して下さい。

 

栄養素としてのナイアシンアミド

ナイアシンアミドは別名「ニコチンアミド」とも呼ばれています。

ビタミンB群の仲間である「ナイアシン(ビタミンB3)」の1つです。

必須アミノ酸の1つである「トリプトファン」を摂取すると、体内で合成されて「ナイアシン」として働きます。

ナイアシンは水に溶ける(水溶性)ビタミンの1つで、「ナイアシンアミド」と「ニコチン酸」の2つを合わせた総称です。

体内において、ほとんど同じ働きをしている「ナイアシンアミド」と「ニコチン酸」ですが、含まれる食品によって形を変えています。

動物性食品にはおもに「ナイアシンアミド」として、植物性食品にはおもに「ニコチン酸」として存在しています。

「ナイアシンアミド」はカツオ、マグロなどの魚介類、豚レバーや牛レバーなどに多く含まれています。

「ニコチン酸」はきのこ類に多く含まれています。

「ニコチン」と聞くとタバコに含まれる有害物質を思い浮かべる人が多いかもしれません。

ナイアシンは、身体のために積極的に摂取した方が良い栄養素であり、全く身体に害はないです。

 

ナイアシンアミドの体内における働き

「ナイアシンアミド」と「ナイアシン」はほとんど同じ働きをしています。

「ナイアシン」は「皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素」として栄養機能食品にも利用されています。

「ナイアシンアミド」はビタミンB群に分類されます。

ビタミンB群は、エネルギーなどの代謝を助ける“補酵素”として働き、エネルギーの産生にも関与しています。

「ナイアシンアミド」は肌や粘膜の健康維持に深く関わっており、皮膚の炎症を抑える働きがあります。

他にも循環系、消化器系、神経系の働きを助ける働きがあります。

「ナイアシンアミド」は、糖質や脂質、タンパク質など三大栄養素の代謝を助ける"補酵素"として働きます。

約2割の酵素反応に関与しているとも言われています。

「ナイアシンアミド」は、二日酔いの原因になるアセトアルデヒドを分解する酵素の補酵素として働き、アルコール分解をサポートする働きを持つ栄養素です。

「ナイアシンアミド」は食事やサプリメントから摂り入れた場合、そのほとんどが健康を維持するために使われます。

「ナイアシンアミド」をスキンケアとしてお肌から取り入れることが美容のためにはおすすめです。

 

美容成分としてのナイアシンアミド

「ナイアシンアミド」は健康を維持するうえで積極的に摂りたい栄養素であり、スキンケアとしてお肌からも取り入れることができます。

食品から栄養素としてナイアシンアミドを摂った場合でも皮膚の健康維持に効果的です。

化粧品などはお肌に直接塗るものなので、お肌に直接ナイアシンアミドが吸収されます。

ナイアシンアミドがお肌に直接吸収されることで様々な美容効果が期待できます。

具体的にナイアシンアミドによって期待できる効果についてみていきましょう。

 

肌のバリア機能を高める

肌表面の表皮は、4つの層が重なってできています。

一番皮膚の外側にある角層には角層細胞が存在しています。

細胞間脂質という脂質が角層細胞どうしの隙間に存在しています。

細胞間脂質は、“肌のバリア機能”としての役割があり、お肌の水分の蒸発を防ぐなどの働きをもっています。

細胞間脂質のなかで最も有名なのが「セラミド」です。

「ナイアシンアミド」には、セラミドをはじめとする細胞間脂質を作りだして、“肌のバリア機能”を高める働きがあります。

肌のバリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり肌が乾燥しやすくなります。

「ナイアシンアミド」は、肌の乾燥を予防して肌荒れを防いだり、肌の保湿機能を高めたりする効果も期待できます。

 

シミをできにくくし予防する

紫外線を浴びた肌では、メラノサイトが活性化してメラニンが大量に作られます。

作られたメラニンは、その後、角化細胞に送られ、ターンオーバーにより排出されていきます。

何らかの理由でメラニンが排出されないと色素沈着を起こすことがあり、その結果できるのがシミです。

「ナイアシンアミド」は、メラニンが角化細胞に送られるのを阻害し、シミをできにくくする予防効果をもっています。

色素沈着を防ぐ効果を高めるには、日焼け止めなどに含まれる紫外線防御成分と一緒に使うことで効果が高まります。

色素沈着を防ぐ働きをもつことから、ナイアシンアミドを有効成分として配合している日焼け止めは、数多く販売されています。

 

シワを改善する

シワの大きな原因は、加齢によるコラーゲンやエラスチンなどの減少といわれています。

ナイアシンアミドは、コラーゲンを産生している線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの産生を促す作用をもっています。

最近、ナイアシンアミドが特に注目されている理由に関係しているのが“シワ改善効果”です。

2017年に“バリア機能の改善”や“美白効果”に加え、“シワ改善効果”が有効成分として承認されました。

“シワ改善効果”が加わったことで、さらに「ナイアシンアミド」の注目度が高くなりました。

そのほか、抗酸化作用や炎症を抑えてニキビを改善する作用などがあります。

 

「ナイアシンアミド」を美容成分としてお肌に直接取り入れる時の注意点

「ナイアシンアミド」は、刺激性が低く肌トラブルなどが起きにくい成分です。

肌トラブルが起きにくく低刺激なので、比較的安心して使うことができます。

「ナイアシンアミド」の使用は、安全といわれていますが、人によっては合わないことがあります。

人によって合う合わないがあるので、新しい化粧品を使う時にはパッチテストなどで確認すると安心です。

「ナイアシンアミド」を使い始めてすぐに効果を実感できるという訳ではありません。

ナイアシンアミドの効果を実感できるようになるまで時間がかかるので、継続的に使い続けると良いです。

より効果を実感したい人は、ほかの成分と組み合わせて使うのをおすすめします。

ナイアシンアミドは相性の悪い成分はほとんどないです。

むしろ他の成分と組み合わせて使用することで効果を実感しやすくなる場合もあります。

トラネキサム酸など組み合わせることでより美白効果が期待できます。

ナイアシンアミドとアルブチンを組み合わせることで最強の美白効果が期待できます。

レチノールなどと組み合わせることで、よりシワの改善効果が期待できます。

 

製品によってはナイアシンアミドとの併用は不可としているものもあります。

ナイアシンアミドと併用不可といった注意書きがある場合には従ってくださいね。

栄養補給としてサプリメントでナイアシンアミドを服用する場合には、摂取量を守るようにしてください。

今回は、注目が高まっている美容成分「ナイアシンアミド」についてご紹介しました。

「ナイアシンアミド」は、さまざまな効果を発揮し、お肌の悩みを解消してくれる成分です。

使用してみたい方は人によってお肌トラブル等の注意点もあるので、確認したうえで使用を検討して下さい。

 

まとめ

「ナイアシンアミド」は、ビタミンB群の仲間である「ナイアシン(ビタミンB3)」の1つです。

「ナイアシンアミド」は、糖や脂質、タンパク質の代謝を助け、エネルギーの産生などに関わる補酵素としての役割をもっています。

神経症状の予防、アルコール分解のサポート、肌や粘膜の健康維持などのさまざまな効果をもっています。

「ナイアシンアミド」を化粧品により直接お肌に取り入れることにより、お肌のバリア機能向上の効果につながります。

「シミの予防」「シワの改善」「抗酸化作用」「抗炎症作用」「ニキビ改善」といった効果ももっています。

「ナイアシンアミド」は、低刺激でお肌トラブルなどが少ない成分です。

「ナイアシンアミド」は、効果をすぐに実感しないので、継続的に使い続けるのもポイントです。

お肌の悩みに合わせて、ナイアシンアミドをほかの成分と組み合わせて使うのもおすすめです。

-シワ改善に効果的な成分