毎日の洗顔は、美肌を保つために重要なスキンケア。
洗顔は「毎日洗顔料を使用しているよ」という方もいれば「肌状態によってぬるま湯と洗顔料を使い分けているよ」という方もいるかと思います。
一言で「洗顔料」といっても洗顔料には、さまざまな種類があります。
今回の記事では、洗顔料の種類や特徴、おすすめの洗顔料などを紹介!
「今使用している洗顔料が肌に合わないかも...」「違う洗顔料を試してみたい」「新しい洗顔料の購入を考えている」など、気になった方はぜひ参考にしてください。
洗顔料の種類をみるまえに、洗顔料の種類を見分けるために欠かせない界面活性剤についてみていきましょう。
界面活性剤とは?
洗顔料の種類や特徴を知る上で欠かせない成分
洗顔料に含まれる界面活性剤の役割は、本来混ざり合わない油と水をなじませ、肌についた汚れを水と一緒に洗い流しやすくすること。
洗顔料に含まれる界面活性剤は大きく「脂肪酸石けん」と「合成界面活性剤」の2つに分けられます。
脂肪酸石けんは弱アルカリ性のため、皮脂をしっかり落とし、肌に残りにくいのが特徴。
「弱酸性の肌に弱アルカリ性のものを使っても大丈夫?」と思った方もいるのではないでしょうか。
健康な肌は「アルカリ中和能」と言って、弱酸性の皮脂などに混ざることで自然に元の弱酸性の肌へと戻る機能を持っているため、弱アルカリ性の石けんを使用しても問題ありません。
ただ、バリア機能が低下している敏感肌や乾燥肌の方にとっては刺激となる場合があるので注意も必要です。
1日に何度もクレンジングをしたり、1日3回以上洗顔で必要な皮脂が奪われると、弱アルカリ性が中和されずに刺激となる場合も。
石けんの中にも合成界面活性剤を使用したアイテムもあります。
合成界面活性剤は、石けん以外のほぼ全てのフォームやジェルなどの洗顔料に含有されているといっても過言ではありません。
合成界面活性剤は、種類や製品によって肌への刺激が大きい場合があります。
市販の洗顔料に含まれる合成界面活性剤は、刺激を抑える設計になっているものが多くあるので安心して使っていただけます。
合成界面活性剤は、しっかりすすいでも肌に残りやすいものもあるので注意が必要なケースも。
界面活性剤と聞くと「肌に悪いのでは?」といったイメージをもたれがちですが、洗顔料において界面活性剤は本来混ざり合わない油と水をなじませる大切な役割をしています。
【洗顔料の種類】8タイプの洗顔料の特徴は?
プラスαで洗顔料を使わないケースも紹介
ここでは、洗顔料を8つに分け紹介していきます。
自分の肌質や季節、その日の肌状態に合わせた洗顔料を選び使用できているかは、美肌を保つためにとても重要。
今使用している洗顔料は、本当に自分の肌に合っていますか?
「洗顔料の種類が知りたい」「どんな特徴があるの?」など、気になった方はぜひ参考にしてください。
洗顔料の種類①:固形石鹸
固形石鹸の特徴は、主に2つ。
- 優れた洗浄力をもつ
- 肌の負担が少ない
弱酸性である肌に対して、アルカリ性の性質を持つ固形石鹸を使用することで、皮脂や汗などの酸性の汚れをしっかり落とすことができる「優れた洗浄力」が最大の特徴。
固形石鹸は、天然の油脂や脂肪酸とアルカリ性物質でできたものなので、防腐剤などの添加物が少なく合成界面活性剤を使用しないものがほとんど。
低刺激なものが多く肌の負担が少ないので、どんな肌質にも使用しやすいと言われています。
固形石鹸は、
- 透明石鹸
- 不透明石鹸
の2種類に分類されます。
透明石鹸は、グリセリンなどの保湿成分が多く配合されており、マイルドな洗浄力で必要な皮脂やうるおいを奪いすぎることは少ないです。
一方、不透明石鹸は、洗浄力が高く洗い上がりがさっぱりのものが多い傾向に。
不透明石鹸は洗浄力によって、敏感肌や乾燥肌の方には強い刺激になることも...。
固形石鹸は、基本的にはどんな肌質の方にも使用できるとされていますが、特におすすめなのは「オイリー肌(脂性肌)」の方。
洗浄力や使用感は重要ですが、肌への刺激や保湿力も重要!
洗い上がりがさっぱりの固形石鹸は、洗浄力が高いものが多いので、保湿ケアをしっかりするのがポイントです。
固形石鹸は、湿気が多い場所に保管しておくと溶けてしまったり雑菌が繁殖する原因になります。
使用後は、石鹸そのものを軽く洗って水を切り、乾燥させて保管させておきましょう。
作り方の違いで、固形石鹸の溶けやすさが異なります。
製造過程で乾燥に60〜90日くらい時間をかけている枠練り石けんは、水分が抜け成分がギュッとしているので溶けにくく、泡立ちがいいものが多いので参考にしてください。
固形石鹸は、アルカリ性のものが多いですが、中には弱酸性のもののあります。
弱酸性の固形石鹸には、合成界面活性剤が含まれているので、厳密には石鹸ではありません。
洗顔料の種類②:洗顔フォーム
洗顔フォームの特徴は、主に4つ。
- 種類が豊富
- 購入できる場所が多い
- 使いやすい
- 泡立ちがいいものが多い
洗顔フォームは、チューブなどの容器に入ったクリーム状の洗顔料がほとんどで、最もポピュラーなタイプ。(2026年時点)
種類が豊富で、肌悩みや肌質に合わせて選べるのが特徴。
洗顔フォームは、ドラッグストアなどさまざまな場所で購入できる手軽さも特徴の1つ。
洗顔フォームは、洗浄成分の種類によって、肌への刺激や使用感が異なります。
石鹸成分をベースにした肌に優しいものから、合成界面活性剤ベースのものまで、さまざま。
合成界面活性剤ベースの洗顔フォームは、比較的安価なものが多く、簡単にきめ細かい泡が作れる一方、アイテムによっては肌に負担をかけることも。
バリア機能が低下している敏感肌や乾燥肌の方の肌には、強い刺激になることもあるので注意が必要です。
敏感肌や乾燥肌、インナードライ肌、洗顔後につっぱりが気になる方などは、夜洗顔の時のみ使用したりと肌状態によって使い分けることがおすすめ。
バリア機能が低下している方は、合成界面活性剤ベースのものではなく、肌への負担が少ない「石鹸成分」や「アミノ酸系界面活性剤」ベースのものがおすすめです。
「しっとり」や「保湿」をうたう洗顔フォームの中には、あえて洗顔後に特定の成分を肌に残すことで「しっとり感」をだすものもあるので注意が必要な場合も。
全ての界面活性剤が肌に残りやすいわけではありませんが、肌に残ると刺激になるので、敏感肌や乾燥肌の方は特に注意してください。
洗顔フォームの使用量は、多くても少なくての肌に負担をかけます。
また、泡立てが不十分だと、摩擦の原因になり肌に負担をかけるだけでなく、洗浄成分の濃度が高くなることで洗浄力が強くなりすぎてしまうことも。
洗顔料の種類③:泡タイプ
泡タイプの洗顔料の特徴は、主に3つ。
- 泡立てる必要がないので時短で手軽
- 高い洗浄力をもつ
- 摩擦レス
泡タイプは、ポンプを押した瞬間からきめ細かい泡で出てくるので、泡立てる必要がありません。
泡立てネット洗う、乾かすなどがないので「忙しい時」や「疲れている時」などにとても便利。
また、泡立ての失敗がないのも特徴の1つ。
きめ細かい泡であればあるほど、毛穴の汚れまで吸着するため、高い洗浄力が期待。
泡タイプは、スプレーのようなきめ細かく濃密な泡が出るものから、軽い泡が出るのものまでさまざま。
きめ細かく濃密な泡のタイプは、肌との摩擦を減らせるため、敏感肌の方も使いやすい傾向に。
ただ、洗浄力を高めるために、合成界面活性剤が多く含有しているものあるので含有成分は意識的にみてほしいです。
泡タイプの洗顔料は、泡立てる必要がなく摩擦レスな一方、チューブなどのものと比較するとやや高価なものが多い傾向なのも特徴の1つ。
洗顔料の種類④:ジェルタイプ(リキッドタイプ)
ジェルタイプの洗顔料は大きく「しっかり泡立ててから使用するタイプ」と「泡立てないで使用するタイプ」に分けられます。
泡立てててから使用するタイプのものは、水分をたっぷり含んでいるため泡立ちやすく、洗浄力が強めの傾向に。
洗い上がりはさっぱりなものが多いので、女性と比較して皮脂分泌が多めな男性やオイリー肌(脂性肌)の方におすすめ。
泡立てないで使用するタイプのものは、泡立てる手間がなく、そのまま肌になじませることが可能。
優しくマッサージしながら洗顔できるのも特徴です。
ジェルタイプは、肌に残りやすいものもあるので、しっかりすすぐようにしましょう。
すすぎが足りず、肌に残ると、赤みや痒み、ヒリヒリ感などの刺激や肌荒れの原因になることも。
泡立てないで使用するタイプのものは「洗顔料の種類⑦:泡立たないタイプ」でも少し紹介しています。
洗顔料の種類⑤:スクラブタイプ
スクラブタイプの洗顔料の特徴は、主に4つ。
- 古い角質を除去
- 毛穴の黒ずみにアプローチ
- 化粧水などの浸透力アップ
- 洗い上がりがさっぱり、つるっとする
スクラブタイプの洗顔料は、洗顔フォームやジェルタイプなどと基本的には一緒ですが、微細な粒子(スクラブ)が配合されています。
スクラブには、植物系などの自然由来のものから、マイクロビーズを呼ばれているプラスチックのものまで種類はさまざま。
スクラブの効果で通常の洗顔では、落としきれない「古い角質」や「毛穴の黒ずみ」などの汚れを取り除くことができるので、すすぎだ後に顔を触るとつるっとしていることが多いです。
合成界面活性剤を多く含有するものだと洗い上がりは、かなりさっぱりですっきりするが特徴。
スクラブタイプは、洗顔直後のさっぱり感やつるつる感こそ心地いいですが、肌への負担やスクラブによる微細な傷のリスクが非常に大きいタイプ。
肌への負担を考慮したときに、スクラブタイプを毎日使用するのはNG!
スクラブタイプは、1シーズンの1回と、忘れた頃に使用するくらいの気持ちでいた方がいいです。
私は、肌のゴワつきが気になっていた時、スクラブタイプの洗顔料を週2〜3回くらい使用していた経験が。
肌のゴワつきが気になる時は、スクラブタイプを使用するのではなく改善するのに時間はかかりますが、洗浄力のマイルドな洗顔料を使用し、正しい洗顔と徹底した保湿ケアを行うのがベストだと思います。
洗顔料の種類⑥:パウダータイプ
パウダータイプの洗顔料の特徴は、主に4つ。
- 防腐剤などの添加物が少ない
- 成分がシンプル
- 角質や毛穴ケアができる
- 個包装が多く旅行などに便利
パウダータイプの洗顔料は水分を含まないので、余分な添加物をフリーにし、シンプルな成分のもの多いのが特徴。
「石けん素地」やタンパク質と皮脂を分解する「酵素」の力によって、界面活性剤をベースとする通常の洗顔料では落としにくい古い角質などの汚れを落とすことが可能。
ただ、皮膚が薄くデリケートな目の周りは避ける、もしくは最後に少しだけ洗うのがポイント。
パウダータイプの洗顔料は、泡立てが難しいですが、泡立ちが不十分なまま使用すると肌への負担になります。
古い角質などの汚れを落とす効果が高いので、毎日の使用は避け、週1〜2回くらいから使用するなど肌状態をみながら使用するのがおすすめ。
小鼻の黒ずみや肌のざらつきが気になる方は、1度試してみるのもいいでしょう。
洗顔料の種類⑦:泡立たないタイプ
泡立てないタイプの洗顔料の特徴は、主に2つ。
- 泡立てる手間が省ける
- 乾燥肌向きのものが多い
泡立てないタイプの洗顔料には、ジェルタイプやミルクタイプ、クリームタイプなどさまざまな種類があります。
直接肌になじませるため、泡立てる手間がなく、時短になるのでおすすめ。
ただ、取り扱っている店舗が少ないので、なかなかお目当ての商品に辿り着けないことも。
比較的、洗い上がりがしっとりのものが多く乾燥肌向きのアイテムが多くあります。
泡立てないタイプの洗顔料は、使用料を守ることで、摩擦を減らしながらマッサージすることが可能。
マッサージするときは、肌に摩擦や刺激を与えないように、優しく丁寧に行いましょう。
使用量が少ないと、摩擦が生じ肌への負担となります。
反対に、多すぎると肌に残りやすくなり、ニキビや毛穴詰まり、肌荒れの原因に。
泡立てないタイプの洗顔料は、直接肌になじませるため、ニキビなどを悪化させてしまうケースもあります。
私は、ニキビ肌の時に泡立てないクリームタイプの洗顔料を使用したことがあります。
結果、ニキビは悪化しませんでしたが、悪化させるケースもあるのでおすすめできません。
洗顔料の種類⑧:ピーリングタイプ
ピーリングタイプの洗顔料の特徴は、主に2つ。
- 古い角質や毛穴の汚れを落とす
- くすみを防ぎ透明感アップ効果が期待
ピーリングタイプの洗顔料は、通常の洗顔料では落としきれない古い角質などを薬剤で柔らかくして取り除くことができます。
古い角質を取り除くピーリング成分としては「AHA」や「BHA」などがあります。
AHAはフルーツ由来のものが多いので別名「フルーツ酸」と言われており、BHAは皮脂なども溶かすことができる成分。
ピーリングタイプは使用後のつるつる感が魅力で、癖になる方も多いですが、頻繁に使用しすぎるとバリア機能が低下する原因に。
ピーリングタイプの過剰使用は、赤みや痒み、ヒリヒリ感、ピリつきなどを引き起こし、乾燥肌や敏感肌になるおそれもあります。
使用頻度は週1〜2回が目安ですが、製品のタイプによって異なるので注意事項などを必ず確認しましょう。
ピーリングタイプの洗顔料を使用した直後の肌は、デリケートで乾燥しやすいので、いつも以上に丁寧に保湿ケアを行ってください。
プラスα:洗顔料不使用でぬるま湯洗顔
洗顔料を使用せず、ぬるま湯だけの洗顔が向いているのは「極度の乾燥肌」「極度の敏感肌」の方。
ぬるま湯での洗顔は、最も肌への刺激が少ないですが、汚れが肌に残りやすい方法です。
メイクや日焼け止めなどを使用している方は、クレンジングや洗顔料を使用し洗顔しましょう。
朝洗顔だけぬるま湯洗顔にしたり、肌質や季節、肌状態によって「洗顔料を使用する」もしくは「ぬるま湯洗顔にする」を使い分けるのがおすすめ。
30〜35度と、体温より少し低めの温度は肌にとっては最適。
40度以上の熱いお湯は、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルの原因になるので避けましょう。
ぬるま湯洗顔であっても、洗顔後は必ず保湿ケアを行ってくださいね。
美肌にこだわっている私がおすすめする洗顔料のタイプは?
ここまで、8タイプの洗顔料の特徴を紹介しました。
私がおすすめの洗顔料は「固形石鹸」です。
固形石鹸は、成分がシンプルで低刺激のアイテムが多い傾向。
肌に優しく、しっかり汚れを落とすことができるため、毎日のスキンケアとして非常におすすめです。
ここからは、固形石鹸がおすすめの理由を3つ紹介していくので、気になった方はぜひ参考にしてください。
洗顔料の中で固形石鹸がおすすめ!
日本化粧品検定1級持つ私が理由を解説
洗顔料の中でも固形石鹸がおすすめです。
その理由は、3つ。
- 「自然な洗浄力」と「弱アルカリの力」のダブル効果
- バリア機能は守り不要な汚れはしっかり落とせる
- シンプルな成分で肌に優しい
それぞれの理由を詳しくみていきましょう。
「自然な洗浄力」と「弱アルカリの力」のダブル効果
固形石鹸のほとんどが「弱アルカリ性の天然界面活性剤」であり、自然な洗浄力を持っています。
天然の界面活性剤は、石油由来などの合成界面活性剤とは異なり、環境や肌に優しい性質を持つ成分。
自然でマイルドな洗浄力で、肌に必要な皮脂やうるおいは奪いすぎないのが特徴。
固形石鹸は、弱アルカリ性の性質を持つため、酸性の皮脂などを分解、中和して落とすことが可能!
「弱アルカリ性の固形石鹸を弱酸性の肌に使って大丈夫?」と思った方もいるのではないでしょうか。
洗顔後は、一時的にアルカリ性になりますが、健康な肌であれば自然に治るので安心してください。
バリア機能は守り不要な汚れはしっかり落とせる
固形石鹸は、肌に必要な皮脂やうるおいを奪いすぎずに汚れをしっかり落とすことが可能。
しっかり汚れを落とせるものは、洗浄力が高く肌に必要なうるおいまで落としてしまうことも。
洗浄力の強すぎる洗顔料で、セラミドなどの「細胞間脂質」まで洗い流してしまうと、バリア機能が低下する原因になります。
固形石鹸を正しいやり方で使用すると、肌に必要な細胞間脂質まで落とすことなく、皮脂や古い角質をすっきり落とすことが可能!
シンプルな成分で肌に優しい
固形石鹸は、成分がとてもシンプル!
防腐剤や香料、着色料、乳化剤など、肌への刺激になる成分がほとんど配合されていません。
固形石鹸は、水分量が非常に少ないので、菌やカビが繁殖しにくく防腐剤を配合していないものが多いです。
余計な添加物が配合されていないことから、肌への刺激を最小限に抑えることが可能に。
また、合成界面活性剤を含まないシンプルな成分なことが多いため、肌への刺激を最小限に抑えられるのでおすすめ。
まとめ
洗顔料には、さまざまな種類があります。
洗浄力もさまざまで、肌に合わない洗顔料を使用し続けると、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルの原因に。
ホルモンバランスによっても肌状態は変わりやすいので、なるべく肌への負担がすくない洗顔料がおすすめ。
私は、洗顔料の中でも成分がシンプルで肌への刺激が少ない固形石鹸がおすすめです。
さまざまな洗顔料があり、それぞれの良さがあります。
自分にぴったりの洗顔料をみつけて、美肌を目指しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。