エラスチンは、肌のハリや血管の柔軟性を保つ上でなくてはならない存在。
エラスチンは一体どんな構造をしているのでしょうか。
今回の記事では、エラスチンの構造や機能、肌への関わりなどを紹介。
「エラスチンってどんな構造をしているの?」と気になった方は、ぜひ参考にしてください。
それでは早速、見ていきましょう。
エラスチンの概要
エラスチンは、皮膚や血管壁、人体などに存在する繊維状のタンパク質のこと。
非常に太い血管である「大動脈」の乾燥重量の約50%をエラスチンが占めています。
エラスチンの構造と機能
エラスチンは「Val-Gly-Val-Ala-Pro-Gly(VGVAPG)」と「Gly-Val-Gly-Val-Pro(GVGVP)」といった2種類の繰り返し構造を持つのが特徴。
VGVAPGの繰り返し構造は「線維芽細胞の遊走」などの役割があります。
GVGVPは、VGVAPGとは異なり細胞増殖や遊走はないですが、弾性力の生み出しに深く関係。
ここでは、エラスチンの構造や特徴を見ていきましょう。
エラスチンの構造
エラスチンは、構成するアミノ酸の約80%を疎水性アミノ酸が占めるといった極めて特徴的な構造をしています。
疎水性アミノ酸とは「アラニン(Ala)」「グリシン(Gly)」「バリン(Val)」「プロリン(Pro)」など。
エラスチン特有の三次元構造は、皮膚や血管、靭帯に「弾力性」「伸縮性」「柔軟性」を与えるために非常に重要。
エラスチンの特有な構造ゆえに、組織からの抽出が難しいため、コラーゲンと比較して研究が遅れていると言われています。
エラスチンの機能
エラスチンは、皮膚や血管、靭帯、肺などに多く存在している繊維状のタンパク質。
エラスチンは、特有のゴム状の弾性力を持ち、コラーゲンを束ねることで皮膚にハリや弾力を与えます。
また、血管壁や靭帯のしなやかさと伸縮性を保つ機能を担っています。
エラスチンが変性、分解されると皮膚ではシワやたるみの原因に。
血管では、動脈硬化などの疾患の原因になり、肺では肺気腫などを引き起こすおそれが...。
エラスチンは、生体内での組織再生はほとんどされないと言われています。
しかし、近年、これを克服するための研究が急速に進んでいます。
エラスチンと肌の関わり
エラスチンは、肌の真皮層に存在する優れた伸縮性をもつタンパク質。
エラスチンはゴムのようにコラーゲンを束ねることで、肌に伸縮性やハリを与えます。
エラスチンが不足すると、シワやたるみの原因に。
他にも「日光弾性線維症」などの疾患を引き起こすおそれもあります。
まとめ
エラスチンは、肌の伸縮性やハリを保つために欠かせない成分。
エラスチンは特徴的な構造をしており、皮膚や血管、靭帯、肺などに存在。
特徴的な構造で、コラーゲン同士を束ねながら組織にしなやかさを与えています。
エラスチンは、肌のハリや血管の伸縮性や柔軟性を保つためになくてはならない存在。
この記事が少しでも皆さんのお役に立つことができたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。