肌のラメラ構造は美肌を保つ上で重要ですが、ラメラ構造を知らない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ラメラ構造について紹介した後に、ラメラ構造が乱れる原因や整えるポイントについても紹介!
「最近、肌が乾燥する...」「ラメラ構造を整えるメリットを知りたい」「スキンケアを見直したい」と思う方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読み終わっている頃には、ラメラ構造を理解しているだけでなく、正しいスキンケア方法を実践しているはず。
それでは早速みていきましょう。
Contents
年齢や性別に関係なく「若々しく美しい肌であり続けたい」のは共通で思うこと
初対面の異性に会ったときに、約4割もの方が肌に注目すると言われるほど、清潔感や第一印象は重要。
最近は、男性用化粧品の売上が伸びており「男性用」「女性用」といった枠組みにとらわれなくなりました。
「美肌になりたい」といった願望は、女性だけではありません。
化粧品は性別や年齢に関係なく、お肌を整えたりメークアップ目的で使用するもの。
お肌を整え、美肌になることによって、メークアップした時の印象もかなり変わります。
清潔感アップや自分磨きとして、化粧品を使用したり美容医療を取り入れる方も急増。
肌を整え美肌にするための3原則
肌を整え、美肌に近づくための3原則は「洗う(清潔)」「潤す(保湿)」「守る(護る)」です。
この3つを毎日欠かさず正しい方法で行うことで、若々しく美しい肌を保つことが可能。
まず1つ目は皮脂や汚れ、ホコリや花粉などを、きれいに優しく洗い流すこと。
汚れを落とそうと肌をゴシゴシこすってしまうと、角質のバリア機能が低下し乾燥などの肌トラブルの原因に。
2つ目は、きれいに皮脂や汚れを落とした後に必ず保湿すること。
洗顔後の肌は、保湿を行わないと水分が急激に蒸発し乾燥の原因に。
肌質にはよりますが、基本的にはローションやクリームなどで肌を保湿し、場合によってはエッセンスなどを塗布するのもおすすめ。
3つ目は、肌を紫外線などから保護すること。
紫外線は季節を問わず降り注いでおり、室内にも入ってきます。
季節や天候によってSPF・PAの数値は変える必要はありますが、外出しなくても紫外線対策することが重要。
朝の洗顔後は保湿し、夜の洗顔後はローションやクリームなどで保湿し、肌を休めることも大切です。
乾燥は肌トラブルを起こす最大の敵
乾燥が肌トラブルを起こす最大の敵と言われるのは、乾燥によってバリア機能が低下し、炎症や赤みなどの負の連鎖を生じるため。
人間の身体は約50〜80%が水分から構成。
基本的には60%が水分ですが、年齢や性別によって異なります。
女性は男性と比較して身体の水分量は少なく、成人男性は体重の約60%が水分のところ、成人女性は約50〜55%。
また、脂肪が多い少ないでも水分量は異なり、肥満の方は約50%、痩せ型の方は約65%。
年齢によっても体重あたりの水分の割合は異なり、幼児は約70%、新生児は約75〜80%、老人は約50%。
生まれたての赤ちゃんと、年齢を重ねた方の肌はプルプルさが違いますよね。
私も最近、赤ちゃんが生まれましたが、赤ちゃんの肌のうるおいとハリには驚かされる日々です。
食事などから摂取した栄養や水分、体温は、生命維持に欠かせない脳や心臓などの組織から順番に使用し、肌に回ってくるのは最後の方。
肌は、水分などを分配する優先順位が低いにも関わらず、水分が蒸発したり、放熱したりします。
肌を最前線で保護しているのは、厚さがわずか0.2mmしかない表皮。
表皮は、真皮に近い下の方から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」の4層構造をしており、肌表面の角質層の厚さは0.00mm~0.01mmととても薄いです。
美肌で健康な角質層は、約15〜30%の水分を含有。
この水分量が低下すると乾燥や肌トラブルの原因に。
角質層では、角層細胞が10層~20層とレンガのように重なり合っています。
角層細胞中には天然保湿因子(NMF)が含まれており、細胞と細胞の間には細胞間脂質という成分があり肌のうるおいをキープ。
肌の乾燥すると、天然保湿因子の働きが低下し、細胞間脂質で構成されている角質層のラメラ構造が乱れることで、肌内部が水分がさらに蒸発。
乾燥がさらに悪化するという負の悪循環に陥ってしまいます。
【角質層のラメラ構造】別名ラメラストラクチャーもしくは液晶構造とは?
ラメラ構造とは、角層細胞間を満たす細胞間脂質が規則正しく並び、ミルフィールのように重なり合った構造のこと。
英語では、ラメラストラクチャー(液晶構造)とも言われています。
ラメラ構造は特殊な構造をもつ細胞間脂質によって、水分と油分の層に分かれ、肌内部の水分蒸発を防ぐ役割が。
ラメラ構造の配列は、バリア機能に深く関係。
私たちの肌を最前線で守ってくれているのが表皮の角質層。
角質層は平均で0.02mmしかない膜ですが、紫外線や花粉、細菌などの侵入を防いでくれています。
おさらいにはなりますが肌は4層構造をしており、下から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」となっています。
表皮の中では、最も最下層に存在する基底層で新しい表皮細胞が生まれ、形を変化させることで上層へ押し上げられ最後は垢となり剥がれ落ちます。
新しい表皮細胞が垢となり肌表面から剥がれ落ちるサイクルのことを「ターンオーバー」と言い、肌の生まれ変わりを促進。
角質層のラメラ構造は、バリア機能の主役。
ラメラ構造の整った肌は、紫外線などの外部刺激を受けにくいです。
ラメラ構造の配列こそが、健康で若々しい肌を保つのに重要。
ラメラ構造の特徴は主に6つ
角質層のラメラ構造は、健康で若々しい肌を保つ上で欠かせない存在。
そんなラメラ構造の特徴は主に6つ。
- 高い保湿力と持続性
- 肌になじみやすい
- 伸びが良く壊れにくい
- 高い安定性と優れた浸透性
- 防腐剤の配合を減らせる
- 皮膚への高い安全性
ラメラ構造は、ミルフィールのような構造で水分をしっかり抱え込むので肌のうるおいを長時間キープすることが可能。
人の細胞間脂質の構造と似ているので、角質層に自然に浸透することができます。
また、摩擦に強く擦っても構造変化しにくいの特徴。
高い安定性、安全性と持ち肌への浸透力も高いです。
自由に動き回る自由水が少なく、結合水が多いので菌が繁殖しにくいので、防腐剤の配合を減らせるという特徴も。
ラメラ構造は若くて健康であれば、乱れたとしても整えることが可能ですが、年齢を重ねるとともに自力では難しくなります。
そこで、化粧品として肌表面から塗って補うことが必要。
先ほど、紹介した美肌に近づくための3原則の「洗う(清潔)」「潤す(保湿)」「守る(護る)」を継続し、生活習慣や食生活を整えましょう。
この習慣がラメラ構造を整えるためには非常に大切になってきます。
ラメラ構造製品が肌に良い理由は?
ラメラ構造製品が肌に良い理由は、角質層が持つラメラ構造に似ているから。
角質層は、約0.02mmの厚さでサランラップ1枚くらいです。
非常に薄い膜である角質層のラメラ構造の配列が、あらゆる刺激から守るために重要。
ラメラ構造が乱れ、細胞間脂質も壊された肌にラメラ構造製品と塗布すると、高い保湿力が維持されるとの報告もあります。
本来持っているラメラ構造に似ているため、刺激感なく馴染むのも肌に良い理由の1つ。
ラメラ構造が壊れると生じること
ラメラ構造は、何らかの理由で壊れてしまったら何が生じるでしょうか。
ラメラ構造は、強く擦ったり、熱すぎるお湯を使用した誤ったスキンケアなどで簡単に壊れてしまうことがあります。
ラメラ構造が壊れると肌内部が乾燥したり、外部刺激に弱くなったりします。
ここからは、ラメラ構造が壊れることによって生じる具体的な影響を2つ見ていきましょう。
さらなる乾燥悪化
ラメラ構造が壊れることで、肌の乾燥はさらに加速。
ラメラ構造が壊れると隙間ができるので、その隙間から水分が蒸発し砂漠のように乾燥してしまうという悪循環に。
もともと肌が乾燥しやすい人は特に注意が必要。
保湿や紫外線対策などの適切なケアを行うことで、バリア機能を修復していく必要があります。
紫外線などの外部刺激を受けやすい肌に
ラメラ構造が壊れると肌が乾燥するだけでなくバリア機能が低下するので、外部刺激を受けやすくなったり、細菌などが侵入しやすくなったりします。
ラメラ構造が壊れると、どんなに良い化粧品をたくさん塗っても蒸発してしまうので、シワやかさつきの原因に。
また、コラーゲンが失われる可能性もあり、ハリ不足や弾力低下、毛穴の開きを生じることも。
細菌も侵入しやすくなるので、炎症やニキビの原因にもなるので注意が必要です。
ラメラ構造が乱れる4つの原因を紹介!
肌の最前線であらゆる刺激から肌を守っているラメラ構造。
ラメラ構造は、ちょっとした刺激で乱れてしまうほどデリケート。
ここでは、ラメラ構造が乱れる原因について4つ紹介していきます。
これを知り見直すことで、美肌に近づくことができるかも。
それでは早速、見ていきましょう。
熱すぎるお湯での洗顔
熱すぎるなどの適切でない温度で洗顔することは、ラメラ構造が乱れる原因に。
皮脂や汚れを落とすためには、ある程度の温度で行うことは大切ですが、熱すぎは問題です。
32〜36度のお湯がベストであり、40度以上のお湯は要注意。
ラメラ構造を整える役割がある油分も一緒に流れてしまうので、ラメラ構造が乱れてしまいます。
洗顔を行うときは「少しぬるいかも」と感じるくらいの32〜36度で行うことがおすすめ。
摩擦や強く擦ったりは厳禁
クレンジングや洗顔時、汚れをきれいに落とそうとゴシゴシ擦ってしまうことはありませんか?
私は、急いでいたり、綺麗に落とそうとして必要以上の強い力で洗顔してしまうことがあります。
摩擦は、ラメラ構造が乱れる原因に。
綺麗に汚れを落とそうと頑張ったのに、かえって肌の乾燥を招いていることもあります。
洗顔時は、たっぷりの泡で包み込むように優しく洗いましょう。
ラメラ構造が乱れる前に、意識することが大切です。
洗顔後、濡れたままの状態で放置
洗顔後など、濡れたままの状態で放置することはラメラ構造が乱れる原因になるので注意が必要です。
顔に水分がついたままにすると、余分な水分を蒸発させようと肌内部の水分の一緒に蒸発。
過乾燥を引き起こし、乾燥肌を招いてしまう恐れが。
洗顔後は、忙しくても濡れたまま放置しないで、未来の自分のためにすぐに拭き取ってあげましょう。
水分を拭き取るときは、優しく丁寧に。
肌に合わない界面活性剤配合化粧品の使用継続
化粧品に含まれる界面活性剤は水と油を乳化させたり、品質維持の役割があります。
しかし、洗浄力の強い界面活性剤配合の化粧品を使用し続けるとラメラ構造が乱れる原因に。
界面活性剤配合の化粧品は全て悪いとは言いません。
健康で美しい肌を保つためには、化粧品の見極め方や選び方が大切。
アミノ酸系などの低刺激性の界面活性剤や天然由来のものを選ぶか、心配な方は避けるのがいいでしょう。
乱れたラメラ構造を整えるポイント3選!
ラメラ構造はデリケートで、洗顔方法や誤ったスキンケアを行うことで乱れてしまいます。
しかし、乱れたラメラ構造は修復することが可能。
ここでは、ラメラ構造を修復し、肌の保護機能を保つための対策を3つ紹介!
セラミドの前駆体の「グルコシルセラミド」を多く含有する食材を摂取
グリコシルセラミドは、肌のバリア機能を保つ上で欠かせないセラミドの前駆体。
別名「スフィンゴ糖脂質」とも呼ばれるグリコシルセラミドは、食品などに含まれており、摂取することで体内でセラミドに変換されます。
グリコシルセラミドは、主にごぼう、黒胡麻、そば、こんにゃくなどに多く含有。
特にひじきや昆布、わかめなどの海藻類は、肌の炎症を抑えるサポートをする食物繊維も多く含まれているのでおすすめ。
内側から美肌をサポートするEPAを多く含む青魚も積極的に摂取したい食べ物の1つです。
グルコシルセラミドを多く含有する食品を積極的に取り入れ、偏りない食生活を目指しましょう。
摩擦などの外部刺激を減らす
摩擦や紫外線などの外部刺激はラメラ構造を乱す原因に。
摩擦や紫外線は、意識することで避けることが可能です。
例えば、クレンジングや洗顔を行うときは、優しく適切な温度で。
外出するときは日焼け止めや日傘で紫外線対策をすることがもちろん、室内でもSPFやPAの低い日焼け止めを使用するなど。
日頃のケアがとても大切で、それを継続することが非常に重要です。
ラメラ構造に着目したスキンケアを心がける
ラメラ構造に注目したスキンケアのメリットは、本来のバリア機能をサポートすることが可能。
スキンケアのアプローチとしては、セラミドなどを補うことができるラメラ構造に似た成分の補給や摩擦の軽減など。
ラメラ構造に特化した専用ブランドもあり、近年注目されています。
まとめ
ラメラ構造は、肌のバリア機能を担う重要な役割をしています。
ラメラ構造が乱れると、さらに肌内部が乾燥し、炎症や肌トラブルの原因に。
美肌を目指すには、ラメラ構造を整えることが非常に重要。
ラメラ構造を整えることだけに意識がいきがちですが、今あるラメラ構造を壊さないのも大切です。
この記事で紹介した、ラメラ構造が乱れる4つの原因を排除し、ラメラ構造を整えるポイントを実践してみましょう。
洗顔方法や紫外線対策など、日々の習慣を見直し、正しい方法で継続してくださいね。
適切なケアを継続することが美肌への1歩です。
この記事が少しでも美肌に近づくための手助けになっていれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。