肌の基礎知識

皮脂膜の機能は?美肌の鍵である適度なうるおいとバリア機能を保つ仕組みを紹介!

健康で美しい肌は、適度なうるおいがあり、バリア機能が保たれている肌。

適度な水分が保たれ、バリア機能を維持することは、乾燥や外部刺激に負けない健やかな美肌の鍵となります。

 

今回の記事では、バリア機能について説明した後に、バリア機能を保つうるおい成分などを紹介。

 

「バリア機能を保つ成分には何がある?」など気になった方は、ぜひ参考にしてください。

それでは早速見ていきましょう。

 

健康で美しい肌は適度なうるおいがある

肌の最も外側の角層(角質層)には、外部刺激から肌を守る「バリア機能」とうるおいを保つ「保湿機能」が存在。

 

紫外線や細菌などの外部刺激から肌を守り、うるおいを逃さない仕組みが適度に保たれている肌は、もっちりとしたやわらかさやしなやかさがあります。

やわらかく、適度なうるおいのある肌は、角層の水分量が20〜30%に保たれており、美しい肌とも言えます。

 

角層のバリア機能には2つの役割がある

角層は、私たちが普段手で触ったり、鏡でみることできる部分。

 

角層が担うバリア機能には、大きく分けて2つの役割があります。

  1. 外部刺激や異物の侵入を防ぐ防御機能
  2. 体内の水分蒸発防止機能

紫外線、ホコリ、花粉などの外部刺激や大気汚染物質、ダニなどの異物の侵入を防ぐ役割が。

バリア機能には、水分蒸発を防ぎ、内部を保湿する役割もあります。

 

バリア機能は、3つのうるおい成分によって保たれています。

3つのうるおい成分が十分にある肌は、バリア機能が正常に機能している肌とも言えます。

 

3つの保湿メカニズムによって保たれるバリア機能とは

バリア機能が正常に働いている肌は、3つのうるおい成分が十分にある肌。

 

ここでいう3つのうるおい成分とは、

  1. 皮脂膜
  2. NMF(天然保湿因子)・ケラチン
  3. 細胞間脂質

です。

 

皮脂膜は「肌表面」、NMFとケラチンは「角層細胞内」、細胞間脂質は「角層細胞間」にうるおいを与え、保っています。

NMF、ケラチン、細胞間脂質は、角化(ターンオーバー)の過程で生成。

 

「皮脂膜」「NMF(天然保湿因子)・ケラチン」「細胞間脂質」について詳しく見ていきましょう。

 

皮脂膜

皮脂膜は、肌表面を覆うことで、水分蒸発を防ぎ、うるおいを保つ天然の保護膜のこと。

皮脂膜は、皮脂腺から分泌される「皮脂」と汗腺から分泌される「汗」が混ざり合うことで形成。

 

しっとりうるおいのある肌は、皮脂膜が適度に保たれている肌。

 

皮脂膜の形成に重要な皮脂ですが、分泌が過剰すぎるとベタつきやテカリ、ニキビの原因になることも。

反対に、少なすぎると乾燥を引き起こすこともあります。

洗顔した後に、肌がつっぱるような乾燥を感じても、時間が経つと元に戻るのは肌状態を覆う「皮脂膜」のおかげです。

 

NMF(天然保湿因子)・ケラチン

NMF(天然保湿因子)とケラチンは、角層細胞内で協力して、うるおいを保っています。

NMFは「Natural(ナチュラル)」「Moisturizing(モイスチュアライジング)」「Factor(ファクター)」の略。

 

NMFは、角層細胞内で水分を抱え込み、うるおいを保つ水溶性保湿成分の総称。

代表的な水溶性保湿成分には「アミノ酸類」「PCA(ピロリドンカルボン酸)」「乳酸」「尿素」などが含まれます。

 

NMFは、自らが水分を抱え込むうるおい成分でありながら、化粧水などで補った水分や保湿成分をスポンジのように蓄える重要な役割が。

肌のバリア機能を保つ非常に重要な役割をNMFは担っています。

 

細胞間脂質

細胞間脂質は、角層細胞間でうるおいを保ち、バリア機能を担う重要な油溶性成分。

細胞間脂質は主に「セラミド」「コレステロール」「脂肪酸」などで構成。

 

角層細胞と細胞間脂質は「ブロック(レンガ)」と「セメント」で例えられることが多いです。

細胞間脂質は、角層細胞同士をセメントのようにつなぎとめ、水分蒸発を防ぐ役割があり、バリア機能の要。

 

細胞間脂質の主成分であるセラミドが水分保持能を担う

細胞間脂質の主成分である「セラミド」が、水分保持能を担っています。

セラミドの量は、体質や生活環境により個人差が大きいです。

 

セラミドが多い肌は、水分をしっかり抱え込み、それを逃しません。

つまり、セラミドが多い肌は優れたバリア機能と水分保持能を持つということ。

 

化粧水をつけたときに、セラミドが多い肌は、肌がうるおい乾燥しにくいのが特徴。

反対に、セラミドが少ない肌は、保湿成分を取り込めても保持できないので、乾燥しやすい傾向に。

どれだけ高い化粧水を使用しても、セラミドが少ないと保持することができないので、乾燥してしまうということ。

 

まとめ

適度なうるおいのあり美しい肌は、角層の水分量が20〜30%に保たれています。

肌のうるおいは、最も表面の角層の「バリア機能」によってキープ。

 

このバリア機能は「皮脂膜」「NMF」「細胞間脂質」の3つが関係しており、外部刺激から肌を守り、水分蒸発を防いでいます。

 

水分保持能は、主に細胞間脂質の主成分である「セラミド」が担当。

セラミドが多い肌は、化粧水の保湿成分を取り込み保持できるので、うるおいがキープされます。

 

この記事が少しでもみなさんのお役に立つことができたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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