洗顔後や入浴後に化粧水などで行う保湿ケア。
保湿ケアを行なっている時に「化粧水が肌に残ってベタベタするな」「もしかしたら浸透していないかも...」「どうすればもっと肌に浸透するの?」と感じたことはありますか?
今回の記事では、化粧水が浸透しない原因や浸透させるポイント、良かれと思ってやってしまっている間違ったスキンケアについて紹介。
良かれと思ってやっているそのスキンケアが化粧水を浸透させなくしている原因だったりするかも...。
それでは、早速見ていきましょう。
Contents
良かれと思ってやっているそのスキンケアが実は思い込みかも?
良かれと思ってやっているそのスキンケアが、実は思い込みで、逆効果になっている可能性があります。
ここでは「重視しているスキンケアは何か?」を紹介し、どんな思い込みスキンケアをしてしまっているのか紹介。
スキンケアの中で保湿を重視する人が7割以上!
「日々のスキンケアで大事にしていることは?」といった質問に対して、7割以上の方が「保湿」と回答。
みなさんは、どんな保湿ケアを行なっているのでしょうか。
自己流の思い込みスキンケアをしている方は8割以上も!
ある調査で保湿ケアにおいて、どんなケアをしているかを聞いてみました。
「シートマスクや美容パックを長時間肌にのせている」「パッティングを念入りにしている」などの回答が。
これらのケアでは、美容成分が角質層まで浸透できていないおそれがあります。
みなさんの「保湿ケア」は大丈夫でしょうか。
まずは、化粧水などがどこまで浸透するか見ていきましょう。
保湿ケアで化粧水が浸透するのはどこまで?
保湿ケアで化粧水などが浸透するのはどこまでなのでしょうか。
化粧品が浸透するのはどこまでなのか紹介していきます。
化粧水が浸透するのは角質層まで
化粧品などに含まれている有効成分が浸透するのは角質層までです。
角質層は表皮の最も外側にある層で、私たちが普段直接触ることができている部分。
私たちの肌は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造から成り立っています。
表皮は、保湿機能やバリア機能の役割を持っている、厚さ約0.2mmの層。
真皮は、肌のハリや弾力の土台となる部分で、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの成分で構成されています。
真皮の厚さは、約2.0mmくらいで肌の本体と言える層のこと。
皮下組織は、細胞に必要な酸素や栄養が運ばれ、老廃物を回収する血管が通っており、大部分は皮下脂肪で構成されています。
化粧水などが浸透できるのは、最も外側の厚さ約0.02mmしかない角質層まで。
角質層は、肌内部の水分蒸発を防いだり、バリア機能としての役割があるため、角質層よりも下層には化粧水などに含まれる成分は浸透しないのです。
保湿ケアで化粧水を使っても意味がない?
「化粧水を使用しても角質層までしか浸透しないなら使っても意味ないのでは?」と思った方もいるのではないでしょうか。
化粧水で角質層を保湿することは、とても大切です。
角質層には、水分を蒸発させないための保水機能があるため、化粧水で角質層の水分を補うことは重要。
化粧水のみだと乾燥してしまう可能性があるので、乳液やクリームなどで蓋をして蒸発を防ぎましょう。
浸透は角質層までと理解し、脱思い込みスキンケアのためにすることは?
思い込みスキンケアをしないために、まずは保湿成分がどこまで浸透するかを正しく知っておくことです。
正しく理解して、思い込みスキンケアを少しでも減らして、健やかで美しい肌を目指しましょう。
浸透は角質層までを正しく理解する
「浸透は角質層まで」という正しい理解を持つことで思い込みスキンケアを防ぐことが可能。
肌のメカニズムを理解せず行う自己流のスキンケアは、肌に負担をかけてしまいます。
保湿ケアが重要ということは、みなさんご存知かと思いますが、角質層まで浸透させるケアが重要だとは知っている方は少ないと思います。
スキンケア化粧品を使用して肌をうるおすときに「角質層までしっかり浸透させる」を意識してみましょう。
思い込みが実は落とし穴だった
身体の健康に水分が欠かせないように、肌にとっても水分量は健やかさや美しさを保つのに非常に重要。
最も効果的な保湿ケアは、有効成分を角質層までしっかり浸透させること。
肌表面がうるおっているからといって、角質層まで浸透できているとは限りません。
肌表面がしっとりしていたり、ベタついていると「しっかり保湿できている」と錯覚してしまうケースが多いです。
しかし、それが大きな落とし穴。
本当の保湿ケアというのは、角質層までしっかり浸透させ、それを蒸発させないことが重要です。
美肌への近道は保湿成分を角質層にしっかり浸透させること
美肌への近道は、保湿成分を角質層にしっかり浸透させることです。
角質層まで保湿成分が十分に浸透した肌は、うるおいに満ち、キメが整いもっちりした肌。
また、バリア機能が正常に機能するので、紫外線や花粉などの外部刺激や乾燥から肌を守ることができます。
乾燥肌はもちろん、透明感がアップし、シワやたるみ予防の第一歩。
よくある思い込みスキンケアを4つ紹介!
当てはまっているスキンケアは何個ある?
ここでは、みなさんが思い込みがちなスキンケアについて4つ紹介します。
良かれと思ってやっているスキンケアが実は、間違っていたかも...。
【思い込みスキンケア1】パッティングの回数が多いほど角質層までしっかり浸透
思い込みスキンケア1つ目は「パッティングの回数が多いほど角質層までしっかり浸透」で、約5人に1人が思い込んでいるといった結果に。
実際の意見として「パッティング回数を多く、時間をかけて行うことで効果が得られそう」「たくさんパッティングすることで美容成分を閉じ込めることができるから」などがあります。
(パッティングとは、化粧水などを手やコットンを使用し、肌を軽く叩くようにしてなじませるケア方法)
しかし、パッティングの回数を増やしたり、いくら丁寧に時間をかけて行なっても化粧水の浸透力は変わらず、うるおいの持続にはつながりません。
パッティングをたくさん行うことで、化粧水が肌表面になじむため「うるおった」と感じ満足してしまいがちですが、実際には、美容成分が角質層に浸透しないことがほとんどです。
むしろ、強い力でたくさんパッティングすると肌への刺激となり、バリア機能低下や乾燥を引き起こすおそれが...。
パッティング回数を増やすことよりも、朝と夜に正しいスキンケアを行うことが大切。
「夜にスキンケアを行なっても朝起きたら肌が乾燥している...」「夜にしっかり保湿ケア行ったはずなのに...」といった声がよく聞かれます。
夜のスキンケアは「日中に受けたダメージの修復と睡眠中の水分蒸発を防ぐため」であり、朝のスキンケアは「日中の紫外線や乾燥からの保護」が目的。
朝と夜のスキンケアは、目的が異なるので、目的に合わせたケアを行うことで、うるおいが角質層まで浸透しやすくなります。
【思い込みスキンケア2】角質層まで浸透しやすいのは、お風呂上がりなどの毛穴が開いている時
思い込みスキンケア2つ目は「角質層まで浸透しやすいのは、お風呂上がりなどの毛穴が開いている時」で、約3人に1人が思い込んでいるといった結果に。
確かに、お風呂上がりなどの毛穴が開いているときは、化粧水などが角質層まで浸透しやすくなるといった意見もあります。
しかし、肌には汗や皮脂を排出する「排出器官」の役割があります。
毛穴が開いた状態全てが化粧水を角質層まで浸透するにベストなタイミングとは一概に言えません。
仮に、入浴や蒸しタオルによって毛穴が開いたとしても、毛穴に汚れが詰まっていては、意味がありませんよね。
毛穴が詰まっている場合は、毛穴の汚れをきれいにするのが先。
スキンケアで大切なのは、正しい洗浄方法で余分な角質を取り除き、肌の受け入れ態勢を整えること。
これをやることによって、お風呂上がりなどの毛穴が開いたタイミングでのケアが効果的になります。
(※古い角質を落とそうと過度のピーリングを行うとかえって逆効果になることもあるので注意が必要)
【思い込みスキンケア3】シートマスクや美容パックの時間が長いほど角質層までしっかり浸透
思い込みスキンケア3つ目は「シートマスクや美容パックの時間が長いほど角質層までしっかり浸透」で、約5人に1人が思い込んでいるといった結果に。
「短時間だけパックするのはもったいない」「肌が乾燥しやすいので、シートマスクを長い時間している」などの声が聞かれました。
結論から言うと、シートマスクや美容パックの時間が長いほど効果が高まるとは言えません。
逆に、長時間使用するとシート自体が乾燥し、肌の水分が持ってがれバリア機能低下や乾燥の原因に。
シートマスクや美容パックは、商品に記載されている推奨時間を必ず守りましょう。
コットンパックを行なっている方も、シートマスクや美容パックと同じことが言えるので注意が必要です。
【思い込みスキンケア4】週1スペシャルケアを行うことで角質層まで浸透することが可能
思い込みスキンケア4つ目は「週1スペシャルケアを行うことで角質層まで浸透することが可能」で、約5人に1人が思い込んでいるといった結果に。
週1回のスペシャルケアよりも、毎日の正しい保湿ケアを行う方が効果的。
確かに、忙しかったりすると時間ある時に集中的にケアしたくなりますよね。
実際に「毎日はできないし、続かない...」「乾燥や肌荒れが気になる時だけ集中ケアを行う」といった方も多いです。
女性はホルモンバランスの変化があるため、週1回のスペシャルケアだけでは十分とは言えません。
また、日々の気温や環境によって、常に肌の状態は変わっているため、その日の肌状態に合わせたスキンケアを行うことが大切。
週1回のスペシャルケアに頼るのではなく、毎日短時間でも良いので正しいスキンケアを行いましょう。
スキンケアに「美肌貯金」や「まとめて大量に浸透」は通用しません。
角質層に浸透する成分量は基本的には決まっているため、さまざまなアイテムをいくら塗り重ねても、角質層に浸透しなければ肌に乗せているだけになります。
週1回の時間をかけたケアよりも、毎日のスキンケアで肌のベース力をつけることが美肌への近道。
化粧水が角質層まで浸透しない主な原因は5つ
化粧水は保湿ケアに欠かせないアイテム。
しかし、思うように浸透しなかったり、浸透しにくいと感じることはありませんか。
もしかしたら、古い角質などが化粧水の浸透を邪魔している可能性があります。
ここでは、化粧水が角質層まで浸透しない原因を5つ紹介。
【化粧水が角質層まで浸透しない原因1】乾燥で角質層が硬くなる
肌が乾燥するほど、化粧水は浸透しにくくなります。
中には「肌が乾燥している方が化粧水が浸透しやすそう」と思っている方もいるのではないでしょうか。
肌が乾燥すると、柔軟性が失われて角質層が硬くなります。
また、角質層の水分量が減少すると隙間がなくなり、化粧水が浸透しにくくなり、肌がごわつく原因に。
乾燥肌というのは、水を保つ力(保水力)そのものが低下し、乾燥した肌のこと。
水分を保つことがそもそもできないので、どれだけ化粧水を使用しても浸透していくどころか蒸発してしまいます。
【化粧水が角質層まで浸透しない原因2】ターンオーバーの乱れによる角質肥厚
ターンオーバーの乱れによって古い角質が剥がれないと、どんどん溜まって分厚くなり「角質肥厚」を引き起こします。
角質肥厚の状態の肌に、いくら化粧水を塗っても浸透しません。
分厚くなった角質がバリアとなり、水分や美容成分の入る道を塞いでしまいます。
進行し、角質がもっと厚くなると皮脂などが分泌されにくくなるため、さらに乾燥するといった悪循環に陥ります。
紫外線によるダメージは、肌のバリア機能が低下するだけなく、肌を守ろうと角質肥厚を起こす原因に。
【化粧水が角質層まで浸透しない原因3】細胞間脂質の主成分であるセラミド不足
角質層には、水分保持とバリア機能の維持に欠かせない細胞間脂質が存在。
細胞間脂質の主成分である「セラミド」が不足すると、水分保持力やバリア機能が低下。
化粧水をつけても、水分が保持できないので、乾燥しやすくなります。
セラミド不足の要因は、加齢や紫外線などの外的要因に加え、強い力での洗顔などさまざま。
【化粧水が角質層まで浸透しない原因4】肌質に合わない化粧水の使用
肌質に合わない化粧水を使用すると、肌の水分と油分のバランスが崩れる原因に。
角質層のバリア機能が低下し、化粧水が浸透しにくくなるだけでなく、乾燥が悪化するおそれがあります。
そもそも化粧水の用途は、洗顔によって失われがちな水分を補給し、肌を保湿し整えること。
化粧水をつけた後にベタつく場合は、一度につける量が多いか、使用している化粧水が肌質に合っていない可能性があります。
化粧水などのアイテムを一度見直してみるのもいいでしょう。
【化粧水が角質層まで浸透しない原因5】化粧水をつけるタイミングが異なる
化粧水が角質層まで浸透しない原因は、つけるタイミングにもあります。
洗顔直後や入浴直後にスキンケアを怠ると、肌が急激に乾燥し硬くなるため、化粧水が浸透していきません。
特に、洗顔後や入浴後は、肌本来のうるおい成分が洗い流され、水分が急激に蒸発しやすい状態。
洗顔後のスキンケアの放置は、かなり危険です。
洗顔後や入浴後、肌に水分が残っているうちに早めのスキンケアをすることが、化粧水を角質層に浸透させやすくし、うるおいを保つ鍵となります。
化粧水を角質層まで浸透させる5つのポイント
化粧水を角質層まで浸透させるためのポイント5つ。
- 洗顔後や入浴後はなるべく早めに保湿する
- 適量の化粧水を手のひらで温めてから優しくつける
- ブースターを使用した後に化粧水をつける
- 手でつけるよりもコットンパックがおすすめ
- ピーリングで余分な角質を除去する
このポイントを押さえるだけで、化粧水の浸透はかなり変わります。
【化粧水を角質層まで浸透させるポイント1】洗顔後や入浴後はなるべく早めに保湿する
洗顔後や入浴後は、水分が急激に蒸発し乾燥するため、なるべく早めの保湿が重要。
肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部刺激を受けやすい肌になります。
乾燥による肌トラブルを防ぐためには、洗顔後5分以内を目安に化粧水などで保湿しましょう。
【化粧水を角質層まで浸透させるポイント2】適量の化粧水を手のひらで温めてから優しくなじませる
化粧水を手のひらで温めてから「ハンドプレス」で肌に優しくなじませることで、角質層への浸透力が高まります。
他にも、摩擦による肌の刺激を防ぐ効果も。
使用する化粧水の量が多いと、浸透しきれず、表面の水分が蒸発する際に乾燥を招くおそれがあるので注意が必要。
メーカーが指定するパッケージに記載された目安量を参考に使用しましょう。
【化粧水を角質層まで浸透させるポイント3】ブースター(導入美容液)を使用した後に化粧水をつける
化粧水を使用する前にブースター(導入美容液)を使用するのもおすすめ。
洗顔後すぐの肌にブースターを使用し、角層を柔らかく整えることで、化粧水の浸透を高める効果があります。
乾燥によって角質層が硬くゴワついている時にブースターを使用することで、化粧水の浸透をアップさせる効果が期待。
【化粧水を角質層まで浸透させるポイント4】手でつけるよりもコットンパックがおすすめ
化粧水は、手でつけるよりもコットンパックをした方が効果的に角質層へ浸透させることができます。
手順としては、
- コットンがヒタヒタになるまで化粧水をつける
- コットンを薄く、3枚に裂く
- コットンを引っ張りながら貼る
- 3〜5分程度放置
- 軽く肌をパッティングするか、ハンドプレスをして化粧水をなじませる
- 乳液やクリームでしっかり蓋をする
です。
裂いたコットンを額や鼻、頬、顎など気になる部分だけ使用するものおすすめ。
使用する化粧水の量が少なくコットンが乾燥していたり、長時間使用することで逆に乾燥を招くおそれがあるので注意してください。
【化粧水を角質層まで浸透させるポイント5】ピーリングで余分な角質を除去する
ピーリングで余分な角質を除去することは、化粧水が角質層に浸透しやすくなるポイント。
ピーリング方法や頻度を間違えると、バリア機能を低下させ炎症などの肌ダメージを引き起こす可能性があります。
必ず、メーカーが定める使用頻度、適量などを守って使用してください。
乾燥肌や敏感肌の方は、自分でピーリングを行うのではなく美容皮膚科などの専門的なところで行うのがおすすめ。
スクラブのような刺激を与えずに古い角質などを除去できる「酵素洗顔料」などもあります。
まとめ
良かれと思ってやっていたスキンケアが実は、間違っているかもなんて考えることは少ないかと思います。
今回の記事では、思い込みスキンケア、化粧水が浸透しにくい原因から浸透させるポイントなどを紹介。
思い込みスキンケアを行なっていた方は、今日から正しいスキンケアに切り替えましょう。
化粧水が浸透しなくて悩んでいた方は、浸透しない原因を理解し、それに合ったスキンケアを行うことが美肌への近道。
この記事が少しでもみなさんのお役に立つことができたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。