爪のお手入れは後回しになりがちな方も多いのではないでしょうか。
指先は「第二の顔」とも呼ばれ、意外と人目につきやすい部分。
特に人目につきやすい指先は、爪の割れや欠け、二枚爪が気になりますよね...。
二枚爪などの爪トラブルには爪のターンオーバーの乱れが関係しています。
この記事では、爪のターンオーバーの仕組みや乱れる原因、整えるポイント、爪トラブルが起きた時の処置方法などを紹介。
「爪の割れを防ぎたい...」「爪のターンオーバーが乱れると何が起こる?」「すぐに実践できる爪ケアには何がある?」など気になった方はぜひ参考にしてください。
それでは、早速見ていきましょう。
Contents
爪のトラブルはなぜ起こる?
爪が弱る主な原因を3つ紹介!
爪の割れや欠け、層が剥がれる二枚爪などの爪トラブルは、なぜ起こるのでしょうか。
爪が弱ってトラブルになる原因は主に3つ。
- 栄養不足
- 爪の乾燥
- 加齢やホルモンバランスの変化
爪は、皮膚の角質が硬く変化したもので「ケラチン」というタンパク質が主成分。
爪も皮膚と同様、栄養不足や乾燥、加齢などによって、薄く脆くなり、トラブルを引き起こします。
一見、爪は一枚板に見えますが、ケラチンが縦、横、縦に3枚重なり3層構造をしています。
3層構造のおかげで、衝撃を吸収し簡単に割れたり折れたりしない「しなやかさ」と「強度」を生み出しているというわけ。
新しい爪を作っているのは、根元にある「爪の製造工場」にあたる「爪母」と呼ばれる部分。
爪の生え際ギリギリまでジェルネイルやマニキュアをベタ塗りすることは、爪母に過度な刺激を与えたり、傷める原因になり、生えてくる爪に悪影響を及ぼすおそれがあります。
【爪が弱る原因①】栄養不足
爪は、爪のすぐ下にある毛細血管から水分や栄養素を補給し成長しています。
爪に届く水分や栄養素が不足すると爪が弱ったり、成長の妨げに。
美しくすこやかな爪を育てるには偏った食事や過度なダイエットは避け、タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識したバランス良い食事を心かげましょう。
爪も皮膚と同じでバランスの良い食事が重要です。
【爪が弱る原因②】爪の乾燥
爪は、皮膚と同様、水分や油分が失われると乾燥し、割れや欠け、二枚爪の原因に。
頻繁な手洗いやアルコール消毒、刺激の強い溶剤を使用したり、水仕事が多い方は注意が必要です。
また、ジェルネイルやマニキュアを頻繁に繰り返すと爪の油分や水分を奪う原因になるので注意してください。
【爪が弱る原因③】加齢やホルモンバランスの変化
爪も皮膚と同様、加齢やホルモンバランスによってターンオーバーが乱れ、もろくなります。
年を重ねるとともにシワが刻まれるように、爪でも同じことが起こります。
特に、更年期などは女性ホルモンが急減するため水分や油分が低下し、保湿力も低下。
爪がもろく割れやすくなったり、欠けやすくなる原因になります。
爪も皮膚と同様、ターンオーバーの仕組みがあるの?
爪は、根元の爪母という部分で新しい細胞が作られ押し出されるという点で、皮膚と同じ「ターンオーバー」の仕組みを持っていると言えます。
指先や足先の爪は、皮膚の角質が硬く変化したもので「ケラチン」というタンパク質から構成。
爪の成長の流れを仮に「爪のターンオーバー」と呼ぶと、爪のターンオーバーは美しくすこやかな爪を育てるには非常に重要です。
爪の成長スピードはどのくらい?
目安の周期を紹介
皮膚の生まれ変わりは約1ヶ月ですが、爪は1日約0.1mmしか成長しなく、1ヶ月では約3.0mm。
足の爪では、その半分の1日約0.05mmで、1ヶ月では約1.5mmです。
爪が完全に生え変わるには、手の爪で約3〜6ヶ月、足の爪で約6ヶ月〜1年かかります。
爪の成長スピードは20歳前後がピークであり、年齢や生活習慣、季節、指の種類などでも変化。
加齢とともに爪の成長スピードは遅くなりますが、幼児期でも成長スピードは遅いです。
爪の主成分は「ケラチン」というタンパク質であり、健康状態にはタンパク質、ビタミン、亜鉛などのミネラルといった日々の栄養バランスが直接的影響。
気温が上がり基礎代謝が上がる夏場は、冬場に比べて爪の成長スピードが10〜20%くらい早いのが特徴。
また、爪の成長スピードには指先を動かす頻度や血行の良さが関係しており、よく使う方や利き手の方が爪が伸びるのが比較的早いです。
爪のターンオーバーの乱れる主な5つの原因
爪のターンオーバーの乱れる原因は主に5つ。
- 冷え性や運動不足などによる血行不良
- タンパク質・ビタミン・亜鉛・鉄などの栄養不足
- 過度な刺激や圧迫、摩擦が加わる不適切な靴選び
- 深爪などの誤った爪切り
- 頻繁な手洗いや過度のアルコール消毒による乾燥
以上の原因で爪の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れて、スムーズに進まないともろい爪や変形、巻き爪、爪が厚くなったりします。
【爪の割れや爪の欠け】主な症状と簡単な応急処置方法を紹介
血行不良や栄養不足などによって爪のターンオーバーが乱れると「爪の割れ」「爪の欠け」を引き起こします。
ここでは、爪の割れや爪の欠けの主な症状、割れたり欠けたりした時の簡単な応急処置方法を紹介。
【爪の割れや爪の欠け】主な症状
爪の割れや爪の欠けの症状はさまざま。
爪の先端がギザギザに割れることもあれば、二枚爪のみたいに雲母状に表面がポロポロと剥がれることもあります。
爪の下に「グロムス腫瘍」のような良性腫瘍ができたり、爪の根元の爪母あたりにイボができると、爪が縦方向に割れることが。
急に爪が割れたり、欠けたりするのは、栄養不足や血行不良など健康状態の低下を示すサインが隠されているかも。
全ての爪に横線がある場合や溝が深かったりする場合は、健康状態の悪化が考えられるので医療機関を受診するようにしましょう。
【爪の割れや爪の欠け】簡単な応急処置方法
爪は、毛髪と同じく「死んだ細胞」からできているため、一度めくれたり割れたり、欠けたりすると元の状態に戻ることはありません。
爪の割れや欠けを放置すると、服やストッキングなどに引っかかって亀裂がさらに広がったり、細菌が入り炎症を起こすおそれも。
悪化を防ぎながら、正しい処置をして、爪が伸びるのを待つことが必要になります。
おすすめの処置方法は主に3つ。
- 医療用のテープや絆創膏の粘着テープ部分で補強
- 爪やすりで優しくなめらかに削る
- 透明のマニキュアやトップコートでコーティング
医療用テープや絆創膏の粘着テープ部分を細かくカットし、剥がれた部分をしっかり押さえつけるように貼ることで、洋服に引っかかったりするのを防ぐことが可能。
また、割れたり欠けている部分を爪やすりで削ったり、トップコートなどで外部刺激から守るのもいいでしょう。
【二枚爪(爪甲層状分裂症)】 主な症状と簡単な応急処置方法を紹介
乾燥や栄養不足、爪への衝撃によって二枚爪(爪甲層状分裂症)を引き起こすことがあります。
ここでは、二枚爪の主な症状となった時の簡単な応急処置方法を紹介。
【二枚爪(爪甲層状分裂症)】主な症状
健康な爪は3層構造でできていますが、二枚爪は、表面や中間の層が剥がれたりめくれたりした状態のことを言います。
3層が密着していると外部衝撃から耐えることができますが、3層の密着が弱まると少しの衝撃で剥がれる二枚爪の原因に。
爪が乾燥しており、切れ味の悪い爪切りを使用すると衝撃が加わり、二枚爪になりやすくなります。
良く切れる爪切りを使用し少しずつ爪を切るか、爪やすりで優しく削るのがおすすめ。
爪切り使用は、指先に加わる力よりも何倍もの力が根元には加わっており、二枚爪や割れの原因になるので注意が必要です。
【二枚爪(爪甲層状分裂症)】簡単な応急処置方法
痛みがないからという理由で放置されやすい二枚爪。
頻繁な手洗いやアルコール消毒、水仕事などのダメージの積み重ねで悪化するおそれが。
二枚爪は、気がついた時に処置することが重要。
具体的な応急処置方法は4つ。
- 医療用のテープや絆創膏の粘着テープ部分で補強
- 爪やすりで優しくなめらかに削る
- 透明のマニキュアやトップコートでコーティング
- 爪の表面や根元の保湿
無理に切ると悪化させることがあるので、応急処置をして爪が伸びるのを待ちましょう。
どうしても気になる場合や悪化する場合は、医療機関を受診することをおすすめします。
内側から爪トラブルを未然に防ぐ主な2つの予防法は?
ダメージのない美しい爪を手に入れよう!
爪の割れや欠け、二枚爪などの爪トラブルを未然に防ぐことができたら最高ですよね。
ここでは、内側から爪トラブルを未然に防ぐ主な予防法を2つ紹介。
- タンパク質を意識したバランスの取れた食事
- 爪を健康を支えるビアチン配合のサプリ摂取
すこやかな爪を目指す上では、外側と内側のケアが重要です。
【予防法①】タンパク質を意識したバランスの取れた食事
爪の主成分は「ケラチン」というタンパク質の一種。
そのため、タンパク質を意識して摂取し、バランスの取れた食事を心がけることで、すこやかな爪を目指すことが可能。
タンパク質を多く含む肉類、魚類、卵、牛乳、大豆製品を積極的に摂取し「ビタミンA」「ビタミンB類」「カルシウム」などを偏りなく摂取しましょう。
ビタミンAには、タンパク質を補強する働きがあり、多く含有する食品にはレバーやウナギがあります。
(妊娠中の方は、ビタミンAの過剰摂取には注意が必要。)
ビタミンB群は爪の成長をサポートし、カルシウムは爪自体を丈夫にし割れや欠けを防ぐ役割があるのでおすすめ。
過度のダイエットなどで糖質や脂質を制限すると、爪が脆くなることがあるので注意が必要です。
【予防法②】爪を健康を支えるビアチン配合のサプリ摂取
爪トラブルを未然に防ぐためには、爪の健康を支えるビオチン配合のサプリの摂取がおすすめ。
ビオチンは「ビタミンB7」「ビタミンH」とも呼ばれ、皮膚や粘膜の維持に関わる水溶性のビタミン。
爪を強くする効果が期待できますが、水溶性ビタミンなので毎日の食事からの摂取だけでは摂取するのが難しいです。
サプリやドリンクなどのビタミン剤として摂取するのが効果的。
爪のターンオーバーを整えることは可能?
主な4つのポイントを紹介
爪のターンオーバーを整えることができれば、爪の乾燥、割れや欠けなどを防ぐことが可能。
爪が完全に生え変わるまで手の爪では約3〜6ヶ月、足の爪では約6ヶ月〜1年かかります。
しかし、毎日のちょっとしたケアですこやかな爪に近づくことが可能。
ここでは、爪のターンオーバーを整える主な方法を紹介。
日常のちょっとした心がけやお手入れが、すこやかな爪を育てる上で非常に大切。
【ポイント①】皮膚に食い込まない適切な爪切り
皮膚に食い込まない適切な爪切りが、爪の成長を乱さないためには重要。
爪を切るときは、白い部分が約0.5〜1mm残るくらいが理想の長さ。
爪の角は丸めすぎず四角く整えることで、巻き爪などの予防ができます。
【ポイント②】血行を促し爪の成長をサポートする
ウォーキングなどの軽い運動や爪の根元のマッサージ、足湯などの温めケアによって血行が促進。
血行が促進されることで、爪の成長に必要な栄養素が効率的に運ばれるため効果的。
【ポイント③】バランスの良い食事摂取でしなやかな爪を育てる
爪の主成分であるケラチンを作るために必要なタンパク質を積極的に摂取する他、ビタミンB群やカルシウムなどをバランスよく摂取しましょう。
鉄分や亜鉛などのミネラルは、丈夫でしなやかな爪を育てる上で摂取した方がいい栄養素です。
【ポイント④】靴選びを見直し爪トラブルを未然に防ぐ
靴のサイズは、大きすぎても小さすぎても爪に負担をかける原因に。
小さかったり先端が細い靴は、負担をかけ巻き爪の原因になります。
反対に大きすぎる靴は、靴の中で足が前に滑りやすくなるので、爪の変形や内出血などのトラブルにつながるおそれが。
足指を自然に動かせる靴選びが重要で、靴の先端につま先を合わせた時に、かかとに指1本分(約1〜1.5cm)入るくらいが理想。
まとめ
爪も皮膚と同様にターンオーバーが存在。
乾燥や加齢などさまざま原因でターンオーバーが乱れると、爪の割れや欠け、二枚爪の原因になることがあります。
今回の記事では、爪のターンオーバーについて紹介したあとに、乱れる原因や整えるポイント、爪トラブルが起きた時の処置方法を紹介。
毎日のちょっとしたケアを見直すだけで、爪の割れや欠けといった爪トラブルを未然に予防できます。
この記事が少しでも皆さんのお役に立つことができたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。