肌の基礎知識

【ターンオーバー周期の計算】年齢で異なる周期に合わせたスキンケアが重要!乱れる原因と対策も紹介!

お肌のことを調べていると、よく「ターンオーバー」といった言葉を見かけませんか?

肌の生まれ変わりをターンオーバーということは知っているけど、仕組みまで知っている方は少ないのではないでしょうか。

 

今回の記事ではターンオーバーの仕組みから乱れる原因とその対策、周期や計算方法を紹介!

 

自分のターンオーバー周期を知ることで肌トラブルの原因を理解し、最適なスキンケアを見極めることができるようになります。

「自分のターンオーバー周期ってどのくらいなんだろう...」「ターンオーバーが乱れるとどんな肌トラブルが起こるのだろう」など気になった方は、ぜひ参考にしてください。

 

この記事を読み終わっている頃には、ターンオーバーの仕組みや周期を理解し、自分の周期に合わせたスキンケアを意識できるようになっているはず!

それでは、早速みていきましょう。

 

ターンオーバーの周期に合わせたスキンケアが重要!

ターンオーバーの周期に合わせたスキンケアを行うことが美肌への近道です。

 

ターンオーバーの周期は、健康な20代の方は約28日、30代であれば約40日が目安。

年齢や生活環境などによってターンオーバーの周期は異なります。

 

自分のターンオーバーの周期を知り、その周期に合わせたスキンケアを行うことが美肌の鍵!

いくら高価な化粧品を使用してもターンオーバーの周期に合わせた適切なケアを行わなければ、本来の美容効果を感じにくくなります。

 

「毎日、しっかりスキンケアしているのに肌がゴワつく」「定期的に角質ケアで古い角質を取っているのにゴワゴワ感が良くならない...」「ケアを頑張っても肌がキレイにならない...」など悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

ターンオーバーの周期を無視して行うと、頑張ったスキンケアが無駄になることも...。

 

自分のターンオーバーの周期を理解し、適切なタイミングでケアを行うことが重要。

ここからは、ターンオーバーについて説明した後に、ターンオーバーの周期を理解することの大切さを紹介したいと思います。

 

肌のターンオーバーってそもそも何?
年齢別の周期や仕組みなども紹介!

ターンオーバーは、簡単に説明すると「肌の生まれ変わり(新陣代謝)」のこと。

 

ターンオーバーは、肌の構造を知ることで、より理解を深めることができます。

ここからは、肌の構造について簡単に説明していきます。

 

肌は、最も外側から順番に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造をしており、ターンオーバーが行われるのは最も外側の表皮部分。

表皮もまた、外側から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層構造をしています。

 

ターンオーバーでは、基底層で作られた新しい細胞が、成長し形を変えながら肌表面に押し上げられ、最後は垢(古い角質)となって剥がれ落ちます。

 

古い角質や汚れを取り除いてターンオーバーの正常化をサポートする角質ケアにピーリングなどがありますが、基本的に私たちの肌には、古い角質が剥がれ落ちる機能が備わっています。

ターンオーバーの正常化をサポートするのに効果的なピーリングケアは、ターンオーバーの周期に合わせて行うことで、より高い効果を得ることが可能。

 

ターンオーバーの周期は年齢によって異なり、個人差はありますが一般的に約28〜56日。

65歳以降の老年期は、若年期と比較するとターンオーバーの周期が約1.5〜2倍ほど長く遅くなります。

 

ターンオーバーの周期は年齢だけなく部位ごとに異なる

ターンオーバーが行われるのは、肌の最も外側の表皮部分。

表皮は、非常に薄く約0.1〜0.3mmほどの厚さしかありません。

 

表皮の下層の真皮は約2mmの厚さです。

個人差もありますが、顔の表皮は「約0.07〜0.2mm」、真皮は「約1.7~2mm」であり、表皮と真皮を合わせても平均約2mmほど。

顔でも表皮と真皮の厚さは異なり、まぶたは最も薄いように、身体の部位によっても異なっています。

 

部位ごとのおおよその「表皮と真皮」の厚さを示しました。

  • 頭皮:約1.2mm〜4.0mm(頭頂部が厚い)
  • 額:約2.8mm〜3.0mm
  • まぶた:約0.35mm〜0.5mm
  • 顔:約1.1mm〜2.1mm
  • 背中:約2.1mm〜3.8mm
  • 腹部:約1.6mm〜2.2mm
  • 大腿:約1.6mm〜2.0mm
  • 手首:約1.1mm〜2.0mm
  • 手のひら:約1.4mm〜4.0mm
  • 足底:約3.0mm〜4.0mm

身体の部位の中でも表皮が特に厚いのは「手のひら」「足底」であり、摩擦などの外部刺激から守るため角質細胞が厚く、角質層が発達。

反対に表皮が薄いのは「頭皮」「額」「まぶた」「手首」など。

特にまぶたは、最も薄くデリケートであり、シワなどができやすい部分。

 

部位によって皮膚の厚さが異なるように、ターンオーバーの周期も部位によって異なります。

一説によると、最もターンオーバーが早いのは顔と言われています。

部位ごとのターンオーバー周期の特徴を知ることで、効果的なスキンケアが可能に!

 

ターンオーバーの乱れはさまざまな肌トラブルの原因

部位や年齢によってターンオーバーの周期は異なっており、ターンオーバー周期が乱れるとさまざまな肌トラブルを引き起こします。

 

例えば、ターンオーバーの乱れにより剥がれ落ちるはずの古い角質が剥がれ落ちず毛穴に詰まると「ニキビ」「角栓」「毛穴の開き」の原因に。

古い角質が蓄積すると角質層が厚くなり「ごわつき」「ざらつき」「くすみ」などの原因になります。

 

また、メラニン排出がスムーズに行われないと、表皮に蓄積されて「シミ」や「色素沈着」を引き起こします。

肌の水分が不足し、ハリや弾力が失われると「シワ」の原因に。

 

後述で紹介しますが、ターンオーバーは「誤ったスキンケア」「紫外線ダメージ」「生活習慣の乱れ」などによって乱れます。

ターンオーバーの周期を正常に保つことができれば、健康でトラブルのない美肌を保つことが可能。

 

ターンオーバーの仕組みを簡単に紹介

ターンオーバーは、表皮の最下層の「基底層」で生まれた細胞が、徐々に表面に押し上げられ、最後に垢となり剥がれ落ちるサイクルのこと。

ターンオーバーの仕組みは4ステップ。

  1. 表皮の最下層の「基底層」で新しい細胞が誕生
  2. 形を変えながら「有棘層」「顆粒層」へと押し上げられる
  3. 「角質層」ではレンガのように重なり、潤いを保つ壁となる
  4. 役目を終えた角質が自然に「垢」となり肌表面から剥がれ落ちる

もう少し詳しく知りたい方は、次の『ターンオーバーは大きく分けて「細胞の分化」と「角質層(角層)の剝離」の2段階で進行』を参考にしてください。

 

ターンオーバーは大きく分けて「細胞の分化」と「角質層(角層)の剝離」の2段階で進行

ターンオーバーは大きく分けて2段階で進行。

  1. 細胞の分化
  2. 角質層の剥離

基底層で新しく作られた細胞が形を変えながら有棘層、顆粒層へと押し上がり角質細胞になるまでを「細胞の分化」と呼び、健康な20代では約14日間かかります。

角質細胞が肌表面の角質層まで押し上げられ、角片(垢もしくはフケ)となり自然に剥がれ落ちるまでを「角質層の剝離」と呼び、健康な20代では約14日間。

 

つまり、健康な20代の方では、基底層で誕生した細胞は約14日間かけて成長しながら有棘層、顆粒層へと移動し、角質層に約14日間とどまり最後に角片となり剥がれ落ちます。

 

ターンオーバーは真皮ではなく表皮で行われる

ターンオーバーは、真皮ではなく、肌表面の表皮で行われます。

そのため、真皮まで達した傷、クレーターなどの深いニキビ(ざ瘡)は、ターンオーバーによる回復は困難。

 

真皮まで及ぶものは、ゆっくりと時間をかけて薄くなったりと回復しますが、セルフケアのみで元の状態に戻すことがほぼ不可能に近いです。

 

ターンオーバー周期の見極めは難しいがイメージすることが重要

ターンオーバー周期の見極めは非常に難しいですが、イメージすることが重要です。

ターンオーバーによって、肌は生まれ変わりますが、完全に生まれ変わるわけではありません。

 

部分的な生まれ変わりを繰り返しており、傷やニキビ跡、肌荒れなどは徐々に薄くなります。

ターンオーバーのメカニズムには限界があり、周期を見極めるのは非常に難しいこと。

年齢や部位、個人差があるので、あくまでも目安として知り、イメージすることが大切です。

 

ターンオーバーの周期について

ターンオーバーの周期は、一般的に「約28日」と言われていますが、これは健康な20代の場合。

実際には、環境などの個人差があり、年齢や部位によって異なります。

 

健康な20代の方でも、約28日の周期でお肌の生まれ変わりを繰り返しているわけではないということ。

あくまでも目安の周期ですが、知ることで今後のスキンケアに活かすことができます。

 

実際のターンオーバー周期に近い日数は「自分の年齢×1.5」で計算可能。

この計算式に当てはめてターンオーバーの周期を計算すると、新陣代謝が低下する40代では、20代と比較して1.5〜2倍になることも。

 

【ターンオーバーの周期】年齢別の目安は?

ターンオーバーの周期は、年齢とともに遅くなると言われています。

年齢を重ねると「ターンオーバーが遅くなったかも...」と実感することが増えるかと思います。

 

例えば「傷がなかなか治らない」「ニキビ跡がいつまでも消えない」「肌のごわつきが改善しない」など感じるようになった方もいるのではないでしょうか。

実際に、子供の頃は切り傷のようなケガをしても、いつの間にか治ってましたよね。

 

若い時ほど新陣代謝が活発。

年齢とともに身体の新陣代謝が低下するため、肌のターンオーバーの周期も40代、50代、60代となるにつれて遅くなります。

 

実際のターンオーバーの周期に近い日数は「自分の年齢×1.5」で計算できますが、年齢別に目安の日数を以下に示したので参考にしてください。

  • 10代:約20〜28日
  • 20代:約28日
  • 30代:約35〜45日
  • 40代:約40〜60日
  • 50代:約50〜75日
  • 60代:約90〜100日

このターンオーバー周期の日数は、個人差が大きく、生活習慣によっても変わってくるので、あくまで目安として捉えてくださいね。

 

ここで、確かに言えることは60代の方は、20代の約2倍以上のターンオーバー周期になるということです。

 

【ターンオーバーの周期】計算方法について

自分のターンオーバー周期の目安の日数が知りたい方は、以下の計算式を参考に算出してみてください。

  • 自分の年齢×1.5
  • 自分の年齢+28日

ターンオーバーの周期は諸説あり、年齢、部位、肌トラブルの有無によって異なり、個人差も激しいです。

見極めが難しいですが、自分の目安の日数を知っておくと、スキンケアを行うときなどに役立ちます。

 

【ターンオーバーの周期】遅れているか見極める3つの方法

ターンオーバー周期の日数を知る計算式はありますが、あくまでも目安。

 

ここでは、ターンオーバー周期の日数ではなく、感覚として「遅れているかどうか」を見極める方法を3つ紹介します。

  1. 傷やニキビが治りにくい
  2. 肌の乾燥や毛穴の開き、ごわつき、ヒリつきがある
  3. シミやくすみの定着もしくは目立つようになった

浅いニキビや吹き出物、浅い傷が7〜10日以上治らない場合は、ターンオーバーが遅れているサイン。

また、肌の乾燥や毛穴の開き、ごわつき、ヒリつきを感じることが多い場合はターンオーバーが遅れていたり、乱れている証拠。

 

ターンオーバー周期が遅れると、メラニンの排出が遅れます。

それによってメラニンがとどまり、シミや色素沈着、くすみとして定着しやすくなります。

 

【ターンオーバーの周期】乱れる原因とその対策を3つ紹介

ターンオーバー周期は年齢とともに遅くなり乱れますが、健康な若い方であっても乱れることがあります。

ここでは、ターンオーバー周期が乱れる原因とその対策を3つ紹介。

  1. スキンケアは「強く」ではなく「優しく」行う
  2. 紫外線ダメージを防ぐために季節や天候関係なく対策する
  3. 生活習慣が乱れている場合はすぐに見直そう

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

【乱れる原因とその対策①】スキンケアは「強く」ではなく「優しく」行う

洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料の使用、強い力で肌に摩擦を加えることはターンオーバーを乱す原因になります。

過度の洗顔も必要な角質まで洗い流してしまうので注意が必要。

 

対策としては、クレンジング、洗顔、保湿ケアなどのスキンケアは「正しく」「優しく」を心がけてください。

洗顔は、きめ細かい泡で優しく包み込み、過度の摩擦は避けましょう。

洗顔後は化粧水で角質層を潤すのではなく、乳液やクリームでフタをして水分蒸発を防ぐ「正しいスキンケア」を行うことが大切。

 

【乱れる原因とその対策②】紫外線ダメージを防ぐために季節や天候関係なく対策する

紫外線によるダメージは、肌のバリア機能を低下させ、ターンオーバーを乱す原因に。

肌は紫外線ダメージを受けると、そのダメージを早く回復させようとターンオーバー周期を早めます。

 

また、肌は予め「メラニン」を生成し紫外線ダメージから守りますが、メラニンの過剰生成や排出遅延はシミや色素沈着の原因になります。

 

対策としては、日焼け止めや日傘、帽子などを活用して紫外線を防ぐことが重要。

紫外線対策は、紫外線の強くなる春や夏時期だけ行うのではなく、季節や天候に関係なく毎日対策を続けることがベストです。

 

【乱れる原因とその対策③】生活習慣が乱れている場合はすぐに見直そう

睡眠不足、偏った食事、運動不足などの生活習慣の乱れは、ターンオーバー周期を乱す原因になります。

 

睡眠中にはターンオーバーを促進させる「成長ホルモン」が多く分泌。

睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が低下するだけでなく、自律神経が乱れる原因になるので、睡眠時間を確保し質の良い睡眠を心がけましょう。

 

また「肌は食事から作られている」と言われているように、日々の栄養バランスが美肌の土台になります。

糖質や脂質の食べ過ぎや過度のダイエットなどは、ニキビや乾燥などの肌荒れの原因に。

 

ターンオーバーを乱さないためには、日々の生活習慣を見直しましょう。

質の良い睡眠をとるために、まずは睡眠前の「スマートフォン閲覧」「夕方以降のカフェインの摂取」「夜間の激しい運動」などは控えましょう。

 

習慣的にファストフードやインスタント食品を食べていると、ビタミン類が不足してしまうので注意が必要。

栄養バランスを考えて食事することが重要ですが、難しい方はサプリメントなどの「手軽にビタミンを補える食材」をいつもの食事に追加するのもおすすめです。

 

また、ウォーキングなどの適度な運動を習慣にすることはターンオーバーの促進効果があったり、睡眠の質向上につながるので、無理のない範囲で取り入れてみましょう。

手遅れになる前に「睡眠」「食事」「運動」を見直し、生活習慣を改善することはターンオーバーを整える上で非常に重要です。

 

【ターンオーバーの周期】最大限に活かしたスキンケアが美肌への近道

ターンオーバー周期は、人によって異なります。

自分のターンオーバー周期の目安を知ることで、それを最大限に活かしたスキンケアをすることが可能。

 

例えば、自分のターンオーバー周期が約30日間と知ることができれば、その30日間は同じスキンケアを続けてみてください。

スキンケアの効果や肌の変化を実感するためには、成長していく角質が肌表面に押し上がってくるまでの期間、同じスキンケアを継続することが大切。

 

まずは「同じ化粧水を使ってみる」「美容液を1本使ってみる」「乳液を少し丁寧に塗る」など、無理のない範囲で継続してみましょう。

継続して、肌が生まれ変わるのをじっくり見守ってみてください。

 

また、ターンオーバーを乱さないためには、ピーリングなどの角質ケアを頻回にしないことも大切。

肌のゴワつきがなかなか良くならないと頻回にピーリングしたくなりますよね。

それがかえって、肌のゴワゴワ感を悪化させている原因になっている可能性もあります。

 

ターンオーバー周期を乱さないためにも、毎日の保湿ケアや紫外線対策、ピーリングなどのスペシャルケアの頻度など気をつけましょう。

この記事が少しでもみなさんのお役に立つことができたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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