肌の基礎知識

【頭皮の特徴】仕組みや構造、他の部位との違いを知ろう!頭皮トラブルの原因と対策も紹介

美しい髪は、健やかな頭皮から育ちます。

頭皮の状態は、直接髪の成長に影響。

 

頭皮の仕組みや構造は他の部分の皮膚と同じですが、違いもあります。

 

美しい髪を目指すには、まず頭皮の特徴をしり、適切なケアを行うこと。

今回の記事では、頭皮の特徴や頭皮トラブルの原因や対策を紹介!

 

「頭皮の特徴って何?」「頭皮トラブルを防ぐための対策は?」など気になった方はぜひ参考にしてください。

それでは、早速見ていきましょう。

 

皮膚は人体最大の臓器!生命維持のために重要な役割を持つ

皮膚は、私たちの体全体を覆っている最大の臓器。

日本人の成人では、面積は畳1枚分くらいの約1.6㎠で、皮下組織を含めた重さは体重の約16%。

体重50kgの方の場合、皮膚の重さは約8kgくらい。

 

皮膚は体表面を覆うことで、病原菌や紫外線などの侵入を防ぐ役割があります。

他にも、汗を出すなどして体温調節を行ったり、皮脂膜を形成し肌を弱酸性に保つことで細菌の繁殖を防いだり、乾燥から肌を守ったりしています。

「熱い」「痛い」など外部の危険を脳に伝えるのも皮膚の役割。

 

【皮膚の働き】構造と役割について

皮膚は、外側から順番に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造で構成。

表皮、真皮、皮下組織は、それぞれどんな役割があるのか詳しく見ていきましょう。

 

【表皮】保湿機能とバリア機能

表皮は、外側から「角層(角質層)」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層構造から構成。

厚さが平均で0.2mmしかない非常に薄い膜です。

 

最も外側に位置する角層は平均0.02mmの厚さしかないにも関わらず、体内の水分蒸発を防ぐ「保湿機能」と外部刺激の侵入を防ぐ「バリア機能」の役割を果たしています。

 

表皮の最下層に位置する基底層には、メラニン合成に関する「メラノサイト(色素細胞)」や感覚受容に関する「神経細胞(メルケル細胞)」が存在。

メラノサイトは、紫外線の刺激を受けると、紫外線から肌の細胞核(DNA)を守るため「メラニン色素」を合成します。

表皮の中層の有棘層には、外部からの異物の侵入を監視し、免疫機能を司る「ランゲルハンス細胞」が存在し、肌を守っています。

 

【真皮】ハリと弾力を保つための土台

真皮は、厚さ約2.0mmで皮膚の約95%を占める組織。

皮膚組織の大部分は「真皮」ということ。

 

真皮には、肌のハリや弾力を支える「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」を生成する線維芽細胞が存在。

他にも、「血管」「神経」「汗腺」「皮脂腺」「リンパ管」が存在しており、細胞に必要な酸素や栄養素が届けられ、老廃物が排泄されています。

「熱い」「冷たい」「痛い」などを感じる受容器も真皮に存在。

 

【皮下組織】保温機能とエネルギー貯蔵機能

皮下組織は、皮膚の最下層に位置し、表皮と真皮の土台になっています。

皮下組織の厚さは、年齢や部位によって大きく異なり、数mmから10mm以上までさまざま。

眼瞼や口唇の皮下組織は非常に薄く約3mmくらいですが、皮下脂肪がつきやすい太ももや腹部などは10mmを超えることもあります。

 

皮下組織の大部分は皮下脂肪です。

皮下脂肪は、外部からの衝撃を和らげるクッションの役割や体温を保つ「保温機能」が備わっています。

他にも、食事から摂取したエネルギーを脂肪として蓄える「エネルギー貯蔵」の役割も。

 

頭皮のターンオーバーの仕組みは、他の部位の皮膚と同じ

頭皮のターンオーバーは、顔や体などを同じ。

表皮の最下層の基底層で生まれた細胞が形を変えながら、有棘層、顆粒層、角層へと徐々に押し上げられます。

 

基底層で新しく作られた細胞は約2〜4週間かけて皮膚の表面に移動し角層細胞となり、さらに2週間角層にとどまった後に角片として剥がれます。

頭皮のターンオーバーのサイクルが正常であれば、角片は肉眼では見せません。

紫外線などの影響で頭皮のターンオーバーが乱れると、目に見えるフケとして剥がれ落ちます。

 

【頭皮の違い】特徴と他の部位の皮膚との違いを紹介

頭皮の構造や仕組みは基本的に他の部位と同じですが異なる部分もあります。

他の部位の皮膚と異なる点は主に3つ。

  1. 皮脂腺と汗腺の数が多い
  2. 蒸れやすい
  3. バリア機能が低い

頭皮は、全身の部位の中で最も皮脂腺が多く、額や鼻などのTゾーンの約2倍以上多いと言われています。

頭皮は、皮脂や汗の分泌が多いにも関わらず、毛髪で覆われているので蒸れやすく常在菌が繁殖しやすい部分。

他にも、頭皮自体が乾燥しやすくバリア機能が低いのが特徴。

 

頭皮は、目に見えずらい部分なのでトラブルが起きても自覚しにくいです。

毛髪で覆われているので、皮脂や汗の洗い残しがあったり、皮脂の分解や酸化が進みやすくニオイやベタつきの原因になります。

 

【頭皮の特徴】皮脂腺と汗腺が多い

頭皮は、全身の皮膚の中で最も皮脂腺が多いです。

顔で皮脂腺が多いTゾーンの約2倍以上。

 

頭皮は、皮脂の分泌量が多く、毛髪で覆われているので常在菌の繁殖し、かゆみやニオイの原因になりやすい部分。

頭皮は乾燥しやすい性質を持っていますが、皮脂や汗の分泌量も多いので、天然の保湿クリームの皮脂膜が形成され、乾燥や外部刺激から保護してくれます。

 

皮脂や汗が分解、酸化することで頭皮トラブルの原因に

頭皮は、皮脂分泌が多いにも関わらず毛髪で覆われているので非常に蒸れやすく、常在菌が繁殖しやすい部分。

 

皮脂は常在菌によって分解、酸化されると脂肪酸に変化し、肌への刺激物質となります。

脂肪酸は、かゆみやニオイなどの頭皮トラブルの原因に。

 

皮脂や脂肪酸は油なので、お湯では簡単にきれいに洗い流すことが難しく、頭皮に残りやすいため長時間放置されやすいのが特徴。

 

【頭皮トラブル】原因とその対策

頭皮トラブルには、かゆみ、ニオイ、フケ、カサつき...などさまざまあり、要因も異なります。

ある調査では、約80%もの女性が頭皮のトラブルの悩みを抱えていることが分かっています。

 

かゆみ・炎症・ニオイ

頭皮は皮脂や汗の分泌が多い部分。

常在菌によって皮脂や汗が分解、酸化されると刺激物質の「脂肪酸」や「アルデヒド」に変わります。

これらの刺激物質が肌を刺激することでかゆみや炎症、ニオイの原因に。

 

フケ・カサつき・乾燥

頭皮はもともと乾燥しやすい部分。

洗いすぎや紫外線ダメージを受けてバリア機能が乱れることによって、ターンオーバーが早くなりフケや乾燥の原因に。

 

髪のボリューム低下

過剰に分泌された皮脂が毛穴を塞いだり、髪の毛元にベッタリとついて毛を寝かせてしまうことでボリュームやハリが低下。

 

これらの頭皮トラブルでは、皮脂や汗などが原因になっていることが多いです。

なので、皮脂や汗を優しく洗い流すことが重要。

 

髪を洗った後、濡れたまま放置すると雑菌やカビが繁殖するので、タオルで水気を取り、早めにドライヤーで乾かしましょう。

頭皮マッサージをして血行促進することは、抜け毛や白髪予防になるのでおすすめ。

皮脂や汗を優しく洗い流すなど適切な頭皮ケアを行い、美髪を目指しましょう。

 

まとめ

頭皮は、皮脂腺や汗腺が多く、皮脂や汗の分泌量が多い部分。

そのため、皮脂や汗が原因で起こる肌トラブルが多いです。

 

皮脂や汗は、保湿効果のある皮脂膜を形成するため重要ですが、過剰すぎるとトラブルの原因に。

皮脂や汗を優しく洗い流すなどの適切な頭皮ケアをして、美髪を目指しましょう。

 

この記事が少しでもみなさんのお役にたつことができたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

-肌の基礎知識