みなさんは、自分の肌質をご存知ですか?
「知っている」という方もいれば、「全く知らない」「考えたこともないな...」という方もいるのではないでしょうか。
日本人の肌質は、欧米の白人種の肌質とは異なります。
なので、欧米の白人種に合ったスキンケア方法や化粧品は、日本人には合わないことも...。
この記事では、日本人の肌質の特徴からぴったりのスキンケア方法などを紹介。
「日本人の肌の特徴を知りたい」「自分に合ったスキンケア方法がわからない...」といった方は、ぜひ参考にしてください。
それでは、早速見ていきましょう。
Contents
日本人の肌状態は特有だった!
日本人の肌は、角層(角質層)が薄く、真皮層が厚い特有の構造をしています。
皮脂腺が発達しており、皮脂分泌はやや多めの傾向に。
日本人の肌状態は、高温多湿な日本の風土に適応。
日本には、春夏秋冬という四季があり、季節によって気温や湿度は異なります。
特に6月〜9月くらいの梅雨から夏時期にかけては、皮脂腺が発達。
高温多湿の時季が存在する日本では、欧米人などと比較して皮脂腺が発達しやすい傾向にあります。
皮脂腺の発達に伴って、日本人は真皮層が厚い傾向に。
高温多湿で紫外線量もそこまで多くない日本人の肌質は、水分蒸発しやすくするために角層が薄いという特徴を持っています。
角層が薄い分、水分保持力は低く、肌内部の水分が蒸発しやすいので、乾燥しやすい肌質の方が多い傾向に。
【日本人の肌質】特徴は主に4つ
日本人の肌質の特徴は、主に4つ。
- 角層(角質層)が薄くバリア機能が弱い
- 真皮層が厚くシワができにくい
- メラニン生成能力が高く色素沈着しやすい
- 皮膚がんやメラノーマ(悪性黒色腫)の発生率が少ない
これらの特徴を知り、黄色人種と白人種の違いを理解することで、日々のスキンケア方法が変わるかも。
早速、特徴について見ていきましょう。
角層(角質層)が薄くバリア機能が弱い
日本人は、角層(角質層)が白人よりも1/3くらい薄いと言われています。
角層は、表皮層の最も外側にある層。
表皮層は4層構造をしており、肌表面から「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」で構成されています。
「表皮層が薄い」ということは「バリア機能が弱い」と同じこと。
つまり、角層の厚さの平均が約0.01〜0.03mmしかない日本人の肌は、バリア機能が弱いです。
約0.01〜0.03mmの厚さというのは、食品用ラップ1枚分ほど。
日本人の角層は非常に薄いことから、摩擦や紫外線などの外部刺激を受けやすく、非常にデリケート。
日本人と欧米人では、角層の厚さやバリア機能の強さが異なるので、欧米人に効果がある化粧品や高濃度処方は、日本人に合わないことも。
また、欧米人に効果的なレーザーなどの美容治療を日本人がそのまま受けると、肌トラブルを起こす恐れがあります。
真皮層が厚くシワができにくい
日本人は、高温多湿な気候の影響で、欧米人よりも皮脂腺が発達していると言われています。
日本人の皮脂分泌量は、欧米人と比較して約20%多い傾向に。
皮脂分泌が多いと聞くと「肌がベタついている」「毛穴が詰まりやすそう...」といったイメージがあるかと思います。
確かに、そのイメージは合っています。
しかし、皮脂腺が発達したことによって、真皮層や皮下組織が厚い構造に。
真皮層や皮下組織は、肌のハリや弾力を保つために重要な層。
真皮層などが厚くなったことによって、日本人はシワができにくいと言われています。
また、角層が薄いため、キメが細かく、光を反射して美肌に見えるメリットも。
メラニン生成能力が高く色素沈着しやすい
日本人だけでなく、黄色人種に言えることですが、メラニンの生成能力が高い傾向にあります。
そのため、紫外線などを浴び炎症を受けると、シミやそばかすなどの色素沈着を起こしやすいのが特徴。
さらに紫外線を浴びれば浴びるほど、メラニン色素を作る細胞であるメラノサイトが発達。
メラノサイトが発達することによって、元の肌色に戻るのに時間がかかります。
白人種は、日本人のような黄色人種と比較してメラノサイトが活性化されにくく、黒色メラニンの生成能力が低いのが特徴。
白人種と日本人などの黄色人種では、メラノサイトの数自体はあまり変わりません。
しかし、白人種ではメラニン細胞刺激ホルモン(MSH)の働きが遺伝的に低いことが分かっています。
(メラニン細胞刺激ホルモン(MSH)は、メラノサイトを刺激しメラニン合成を促すホルモンのこと)
日本人は、メラニン生成能力が高いことから、欧米人と比較して色素沈着しやすいです。
日本人は欧米人と比べ、色素沈着しやすく、炎症や外傷の後に色素沈着が残りやすいと言われています。
ニキビ跡や虫刺されなどの炎症であっても、メラノサイトが刺激されやすいのでシミなどの色素沈着として残る恐れも。
メラニン生成能力が高く、少しの刺激で色素沈着しやすいですが、皮膚がんになりにくいといったメリットもあります。
皮膚がんやメラノーマ(悪性黒色腫)の発生率が少ない
日本人は、欧米人と比較してメラニン合成能力が高いので色素沈着しやすいですが、皮膚がんになりにくい特徴があります。
人は、紫外線などの刺激から細胞核のDNAを守るために、メラニン色素を生成します。
日本人は、このメラニン色素の生成能力が高いおかげで、DNAへのダメージを軽減することが可能。
一方、欧米人はメラニン色素の生成能力が低いので、紫外線の影響を直接受けやすく、皮膚がんの発症率が高い傾向に。
メラニン色素の生成能力の違いから、白人種はメラノーマ(悪性黒色腫)の発症率が年々増加傾向。
日本人は、メラニン色素の生成能力が高く紫外線をある程度ブロックできるので、メラノーマの目立った増加は見られません。
日本人は、角層が薄く紫外線に敏感で、色素沈着しやすいですが、皮膚保護能力は高い傾向にあります。
【日本人の肌質】4つのスキンケア方法を紹介
ここでは、日本人の肌質にぴったりのスキンケア方法を4つ紹介。
日本人と欧米人、日本人のような黄色人種と白人種では「角層の厚さ」「皮脂分泌量」「メラニン色素の生成能力」が異なります。
異なる性質をもっているからこそ、適切なスキンケアも違います。
肌質に合ったスキンケアを行うことが美肌にとって重要。
早速、日本人の肌質にぴったりの4つのスキンケア方法を見ていきましょう。
クレンジングと洗顔の重要性
日本人は、欧米人と比較して皮脂腺が発達しており、皮脂分泌が多い傾向にあります。
皮脂が多いと、過剰な皮脂と古い角質などが混ざり、毛穴に詰まる原因に。
毛穴の詰まりとターンオーバーは深い関係にあり、ターンオーバーを乱さないためにはクレンジングと洗顔が重要。
日本人の肌には、クレンジングと洗顔をセットで行うのがおすすめ。
欧米人は、洗顔せず化粧水やクレンジングウォーターなどで、汚れや皮脂を拭き取るのが主流。
これは、皮脂の分泌量少ないことも理由の1つですが、欧米はミネラル分を多く含む硬水なので、洗顔するとかえってバリア機能が低下し乾燥を招く恐れがあるから。
化粧水などで汚れや皮脂をとるのは、乾燥肌の方にはメリットもありますが、拭き取る際の摩擦でシミなどができる可能性も。
また、摩擦などの強い刺激が加わると、角質肥厚を起こし毛穴詰まりを悪化させることも考えられます。
日本人の肌質には、クレンジングと洗顔を行うのがベスト。
やり方も重要で、30〜35度くらいのぬるめのお湯で優しくすすぎ、洗顔はしっかり泡で包み込むように洗いましょう。
必要な皮脂だけを残し、クレンジングや洗顔料は長時間肌に乗せた状態にせず、優しくしっかり洗い流すことを忘れずに。
美白ケアは必須
日本人の肌は、メラニン色素の生成能力が高いのでシミやそばかす、くすみなどの色素沈着を起こしやすいのが特徴。
蚊に刺されやニキビ跡も残りやすい肌質なので、日々の美白ケアがとても重要になってきます。
白人種みたいな白い肌になりたいと思っても、メラニン色素の生成能力に違いがあるので、難しいのが現状。
白人種みたいに白い肌になるのは難しいですが、将来のシミやくすみを予防することはできます。
将来のシミやくすみを予防するためには、少しでも早い段階からの美白ケアが大切。
美白ケアは、メラニンの生成を抑制する効果が。
美白ケア成分には、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などがあります。
日々行なっているケアに、美白ケア成分を取り入れ、紫外線対策を徹底しましょう。
紫外線は、1年中降り注いでおり室内にも入ってきます。
紫外線の強い春や夏だけ日焼け止めを使用するのではなく、毎日塗るように心がけましょう。
日中は日焼け止めや日傘、帽子などで肌を守り、夜のお手入れで美白ケアを取り入れるのがおすすめです。
ピーリングでターンオーバーを整える
日本人の肌質は、欧米人と比較して皮脂腺が発達しており、皮脂の分泌量が20%も多いのが特徴。
皮脂の過剰分泌は、古い角質を混ざり毛穴詰まりの原因になります。
毛穴詰まりを予防するために、古い角質を無理なく取り除くピーリングがおすすめ。
古い角質が溜まると、ターンオーバーのサイクルが乱れるだけでなく、ニキビなどの原因になります。
ピーリングによって古い角質を取ることは、肌のターンオーバーを整える効果が。
しかし、日本人の肌質は角層が薄く、色素沈着しやすいため、やりすぎは乾燥や肌荒れを招く恐れがあるので禁物!
自宅でもピーリング剤を使用して行えますが、海外製品のピーリング剤は刺激が強いことがあるので注意が必要。
クリニックなどで行われている酸を用いたピーリングは、一時的にバリア機能が低下し、刺激に過敏になることがあります。
肌質や体調によってもピーリング頻度や種類は異なるので、自分の肌と相談しながら行いましょう。
皮脂量が多いので、油分を多く含むクリームの使用は避ける
日本人は欧米人と比較して、皮脂の分泌量が多い傾向にあります。
油分を多く含むクリームの使用は、乾燥しやすい冬のみの方がいいでしょう。
欧米人は、日本人と比較して乾燥傾向にあるので、油分の多いクリームを使う頻度が多いのが特徴。
欧米人は、角層が厚く水分を保てますが、皮脂の分泌量が少ないので、クリームで油分を補充しています。
これは、欧米人の肌質に合ったスキンケア方法。
欧米人にとって、化粧水は肌の保湿目的ではなく、クレンジングなどで落とせなかった汚れや古い角質などを拭き取るためのアイテムにすぎません。
日本人の肌質で、欧米人と同じスキンケアを行うと、毛穴詰まりの原因になったり、肌が黄色くくすんで見えることも。
油分の多いアイテムは、乾燥しやすい冬のみの使用で、湿度が高い夏などは避けるのがおすすめ。
あくまでも、自分の肌質に合ったスキンケアを行うことが大切。
化粧水で角層に水分をたっぷり補給し、その後に軽めの乳液やクリームなどで蓋をすることで、適度な油分を守りましょう。
まとめ
この記事では、日本人の肌質の特徴を説明した後に、肌質にぴったりのスキンケア方法を4つ紹介しました。
いかがでしたか?
日本人の肌質は、白人種や黒色人種とは「角層の厚さ」「真皮層の厚さ」「皮脂分泌量」「メラニン色素の生成能力」などが異なります。
日本の風土が角層を薄く、皮脂腺を発達し、厚い真皮層の肌質を生み出しました。
海外製のスキンケアアイテムは、日本人の肌にとっては刺激が強く、効果を実感できないだけでなく炎症の原因になることも。
日本人の肌質の中にも、乾燥肌や敏感肌、混合肌、オイリー肌(脂性肌)、普通肌などに分かれます。
日本人ならではの肌質を生かし、自分に合ったスキンケアを継続して行いましょう。
この記事が少しでも、みなさんのお役に立つことができていたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。