肌の基礎知識

【表皮の角層の構造】働きや仕組み、すぐ実践できるケアを紹介!美肌の要は角層だった

「今まで使用していた化粧品が使えなくなった...」「肌がなんとなく乾燥する」「ゴワゴワして透明感がなくなった」と感じる方もいるのではないでしょうか。

このような悩みは、角層の乱れからの場合があります。

 

今回の記事では、角層の構造、働きや仕組みを紹介し、すぐに実践できる角層ケアについて紹介!

角層は、最前線で肌を守っている美肌の要になる部分。

 

「角層ってどんな働きがあるの?」「角層ケアを知りたい!」「角層が乱れる原因は?」など気になる方は、ぜひ参考にしてください。

それでは、早速みていきましょう。

 

表皮ってどんな層?

私たちの肌は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造をしています。

 

表皮もまた外側から「角層(かくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4層構造に。

表皮を構成する細胞は、ケラチノサイト(角化細胞)とケラチノサイトが成長過程で変化した細胞が約90〜95%を占めています。

 

私たちが普段触れることができるのは、表皮の中の「角層」という部分。

表皮の平均の厚さは約0.2mmであり、最前線で活躍している角層の厚さはもっと薄く約0.02mmほど。

 

わずか0.02mmの厚さしかない角層が、私たちの身体を守ってくれています。

具体的には、紫外線や花粉などの外部刺激や、細菌などの異物の侵入を最前線で守っています。

他にも、身体が乾燥しすぎないようにしてるのも表皮の角層の役割。

 

話は変わりますが、表皮の最も最下層にある「基底層」は、基底膜を介すことで真皮と強固に接着。

表皮の基底層は、新しいケラチノサイトを生み出すことが可能な「基底細胞」からできています。

 

一方、表皮の角層はどんな構造をしているでしょうか。

角層は、約10〜20層の「角層細胞」と「細胞間脂質」がミルフィーユ状に重なり合うことでできています。

(角層細胞は、ケラチノサイトが変化成長する過程で核を失った、いわゆる死んだ細胞のこと。)

 

角層を構成する角層細胞は、内部に繊維状タンパク質の「ケラチン」を多く含んでいます。

このケラチンは、外からの異物の侵入を防ぐ「鎧」のような役割をするタンパク質。

 

表皮には、まだまだたくさんの細胞が存在。

 

基底層には、メラニン色素を合成し細胞などを保護する「メラノサイト(色素細胞)」が存在しています。

メラニンは、日焼けして肌が黒くなる主な原因の1つ。

 

他にも、表皮には触覚に関係する「メルケル細胞」や免疫機能を司る「ランゲルハンス細胞」などがあり、私たちの身体を守ってくれています。

 

わずか0.02mmの薄い膜の角層が美肌のカギに!

わずか0.02mmしかない角層が、美肌のカギを握っているとは驚きですよね。

 

角層は、肌の最前線で紫外線や花粉などの外部刺激や、細菌などの異物から肌を守っています。

角層の構造が、摩擦などの原因で乱れると、肌のバリア機能は低下。

 

バリア機能の低下は、肌内部が乾燥するだけでなく、肌トラブルを起こしやすくなります。

そんな重要な役割をする角層は、食品用ラップ1枚分ほどの厚さしかありません。

 

非常に薄い膜である角層が、健康で美しい肌を保つ上では必要不可欠な存在ということ。

 

角層の役割を知っていますか?
何%の方が知っているかアンケートを実施

この記事を読んでくださっている方は、なんとなく角層の役割を理解できたのではないでしょうか。

では、街にいる30〜40代の女性200名の中には、実際に角層の役割や存在を知っている方はどのくらいいると思いますか?

 

今回実施されたアンケートは全部で3つ。

  1. 敏感肌と感じることは?
  2. 角層というワードを聞いて思ったことは?
  3. 角層ってどんなイメージ?

1つ目の質問の「敏感肌と感じることは?」に対しては、およそ70%の方が「敏感肌と感じたことがある」と回答。

敏感肌は、角層の乱れによってバリア機能が低下した結果、紫外線や花粉、細菌が肌内部に入りやすく肌トラブルを起こしやすくなった肌状態のこと。

敏感肌と角層の状態が深く関係しているなんて、ほとんどの方は考えたことがないと思います。

 

2つ目の質問の「角層というワードを聞いて思ったことは?」に対しては、約70%の方が「思うことはある」と回答。

「角層と聞いて思うことがある」と回答した方は、実際にどんなことを思っているのでしょうか。

3つ目の質問を見ていきましょう。

 

3つ目の質問の「角層ってどんなイメージ?」に対しては、複数の選択肢の中から、当てはまるもの全てを選んでもらいました。

「肌のバリア機能を守る」に約100名、「肌の潤いを保つ」に約70名、「刺激から肌を保護する」に約50名という結果に。

角層は、美肌のカギになるが、意外と角層の役割や仕組みを知っている方は少ない傾向。

 

また、3つの質問以外に「1番気になる肌の悩みは?」という質問も実施。

多い順に「シミ」「毛穴の目立ち」「肌の乾燥」「シワ」「肌荒れ」という結果に。

これらの肌悩みの多くが、角層を整えることで予防もしくは改善することが可能です。

 

【角層の仕組み】皮膚の仕組みも紹介

みなさんは、角層がどのような構造をして、どんな仕組みがあるかご存知ですか?

 

角層を意識したスキンケアを行なっている方は、少ないのではないでしょうか。

ここでは、皮膚の仕組みや角層の仕組みを紹介!

 

角層の仕組みを知ることで「最前線の砦」と言われている理由がわかるかも。

 

皮膚は3層構造で「表皮」「真皮」「皮下組織」から成り立つ

角層の仕組みや構造を説明する前に、皮膚がどういった構造なのか見ていきましょう。

皮膚は1枚の膜に見えますが、実は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造から成り立っています。

 

表皮もまた、4層構造をしており、外側から「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」となっています。

表皮は、肌細胞の生まれ変わりである「ターンオーバー」が行われている部分。

 

最も真皮に近い基底層で生まれた細胞は、形を変えながら有棘層、顆粒層、角層へと上がり、最後は垢となり肌表面から剥がれ落ちます。

この一連のサイクルがターンオーバー。

 

表皮の厚さは約0.2mm、角層の厚さはたった0.02mmしかありません。

たった0.02mmしかない角層が、私たちが普段触ることができる部分。

 

表皮の下の真皮は、厚さ約2mmの層であり、成分の約70%がコラーゲンから構成。

真皮には、細胞に栄養や酸素を届ける「血管」「汗腺」「リンパ管」なども存在。

 

真皮の下の皮下組織は、大部分が皮下脂肪で構成されており、体温保持や衝撃を和らげるクッションの役割があります。

皮下組織には、太い動脈や静脈が通っており、細胞に栄養や酸素を供給するだけでなく、老廃物を排泄。

肌は3層構造をしており、それぞれの層が重要な役割をしています。

 

最前線の砦は角層だった

角層は、私たちが普段触ることのできる部分。

肌の最前線で、紫外線や花粉などの外部刺激や乾燥から肌を守っています。

 

肌内部のうるおいを保つのも角層の役割。

角層は、わずか0.02mmと食品用ラップほどの厚さの膜ですが、最前線の砦と言っても過言ではありません。

 

健康的な人の角層は、大きく扁平に広がる角層細胞と、その間を満たす細胞間脂質で構成され、それが隙間なく並んでいます。

細胞間脂質は、主にセラミドや遊離脂肪酸などで構成。

 

角層が乱れるということは、未熟な小さい角層細胞で隙間ができたり、細胞間脂質が減少しラメラ構造が乱れたりとさまざま。

角層が乱れた肌は、肌内部を守るバリア機能が低下し、紫外線などの外部刺受けやすくなったり、細菌が侵入しやすくなったりします。

 

角層の構造は、レンガとセメントに例えられることが多いです。

レンガの役割をする角層細胞が規則正しく積み重なり、その間をセメントの役割の細胞間脂質が崩れないように埋めています。

 

セメントの役割の細胞間脂質は特殊な構造をしており、規則的に並ぶことで水分を挟み込むことが可能。

肌内部の水分を保持するだけでなく、外部刺激からも守ってます。

 

細胞間脂質が不足すると、水分を保持することができず、乾燥や肌トラブルの原因に。

美肌には、角層の状態が非常に重要です。

 

角層は角質や角質層とは違うの?

私たちが普段触れることができるのは、表皮の最も外側にある角層。

角層と角質層は、同じ部分を指す言葉。

 

角質とは、角層細胞と言われることもあります。

厳密には、肌の表面が「角層(角質層)」で、その部分を構成する1つ1つの細胞が「角層細胞」です。

 

角層の主な機能は2つ

角層の主な機能は2つ。

  1. バリア機能
  2. 保湿機能

角層は、平均で0.02mmほどの非常に薄い膜。

食品用ラップ1枚程度の厚さ。

 

非常に薄い膜の角層ですが「バリア機能」「保湿機能」といった重要な役割を持ちます。

 

バリア機能

肌のバリア機能の働きは主に2つ。

  1. 外部刺激から肌内部を守ること
  2. 肌内部の水分を逃さないこと

紫外線や花粉、ほこりなどの外部刺激や細菌などが体内に入るのを防ぎます。

また、体内の水分が蒸発しないようにフタの役割をしているのもバリア機能おかげ。

 

保湿機能

角層には、体内の水分が蒸発しないようにフタの役割が。

角層の潤いは、保湿機能によって保持されています。

 

角層が乱れる主な原因

角層が乱れる主な原因は5つ。

  1. 乾燥
  2. 外部刺激
  3. 摩擦
  4. 生活習慣の乱れ
  5. ホルモンバランスの乱れ

角層は、冬などの空気が乾燥する季節や、夏などのとても暑い季節などに乱れる傾向にあります。

他にも、紫外線ダメージを受けた時、黄砂やPM2.5などの刺激を受けた時などに角層は乱れます。

 

過度なクレンジング、強すぎる洗顔時の摩擦なども影響。

睡眠不足や疲労、慢性的なストレス、ホルモンバランスの乱れも角層の乱れの原因に。

 

角層の乱れが肌にもたらすこと

角層は、乾燥、摩擦などさまざま原因で乱れることがあります。

実際に、角層が乱れたら、肌はどんな状態になるのでしょうか。

 

角層が乱れると、肌内部の水分を保持できなくなり、水分が蒸発し、乾燥の原因に。

また、肌のキメが荒く、ゴワゴワした肌になってしまいます。

 

肌のバリア機能は低下し、紫外線や花粉などの外部刺激を受けやすくなったり、細菌などが侵入しやすくなったりします。

少しの刺激でも、かゆみや赤みなどの炎症を引き起こしやすくなり、徐々に敏感状態の肌へ。

 

角層の乱れは、肌荒れなどの負の連鎖に繋がり、シワやたるみ、シワなどのエイジングサインをさらに加速する原因に。

 

角層が整った肌は分かる?
見た目や触り心地の違いを紹介!

角層が整った肌とは、一体どんな肌なのでしょうか。

実際に、角層が整った肌と乱れている肌で「見た目」や「触り心地」などにどのような違いがあるか見ていきましょう。

 

角層が整った肌

角層が整った肌は、明るく透明感がある印象を与え、色ムラがあまりありません。

触り心地もよく、キメが整い、小ジワや毛穴が目立ちにくいのが特徴。

 

角層が乱れた肌

角層が乱れた肌は、暗くくすんだ印象を与え、赤や黄色の色ムラが目立ちます。

触った時にゴワゴワしており、小ジワや毛穴が目立つ傾向に。

 

実際に、角層の厚さとほぼ変わらない食品用ラップを用いて、角層の乱れによって肌の透明感が変わるのか実験。

ピンと伸びたラップが角層が整った肌、くしゃくしゃなラップが角層が乱れた肌と仮定。

 

くしゃくしゃなラップは、全体的にくすんで見えたにも関わらず、ピンと伸びたラップは明るく透明感があります。

角層が整い、肌のキメも整っていると光が均一に反射するので、見た目にも影響。

触り心地や見た目の美しさを保つ上でも、角層のケアは非常に重要です。

 

美肌を目指す角層ケアを3つ紹介

角層をケアすることは、美肌に繋がります。

 

ここでは、美肌を目指すための角層ケアを3つ紹介。

  1. 肌にうるおいを与え、逃さない
  2. 徹底した紫外線対策
  3. ターンオーバーを整え、角層をすこやかな状態に

角層は、肌の最前線で紫外線などの外部刺激や乾燥などから肌を守っています。

 

角層が乱れると、バリア機能が低下し、肌はさらに乾燥。

負の連鎖を引き起こすことで、肌は敏感状態へ。

 

シミやたるみ、くすみなどのエイジングサインを加速させる原因に。

ここでは、角層の乱れを予防する角層ケアについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

角層ケアを行うなら、なるべく早く毎日のケアに取り入れるのがより効果的。

 

肌にうるおいを与え、逃さない

角層を乱さない、整えるために重要なのが肌にうるおいを与え、それを逃さないこと。

化粧水などでたっぷりの水分を角層に浸透させたら、その後に乳液やクリームなどでフタをすることが大切。

 

外気が乾燥する秋や冬、エアコンを使用する夏や冬は、お肌が乾燥しやすいです。

肌が乾燥しやすいと言われている11月〜2月は、特に注意が必要。

 

乾燥しやすい季節は、保湿を行うことはもちろん、加湿器などで湿度を60%前後に維持しましょう。

化粧水、乳液やクリーム、美容液などを自分の肌に合わせて使用するだけでなく、加湿器などを取り入れるのもおすすめです。

 

徹底した紫外線対策

角層が乱れる原因の1つが紫外線。

適度な紫外線は、骨や免疫などの健康にとっては重要です。

 

しかし、紫外線はシミやたるみ、シワ、くすみ、乾燥などの原因に。

 

紫外線は、季節関係なく降り注いでおり、室内にも入ってくるので1年を通したケアが大切。

日焼け止めは、肌の負担を最小限にするために季節や生活シーンによって使い分けるのがベストです。

春や秋はSPF30〜50+のものを、夏のレジャーにはSPF50以上のものを、冬はSPF15〜30のものが目安。

 

日焼け止めは、2〜3時間を目安に塗り直すのが理想です。

角層を整えるためにも、1年を通した紫外線対策を徹底してみてください。

 

角層をすこやかな状態に!

角層の乱れは、バリア機能の低下に繋がります。

バリア機能低下は、紫外線などの刺激を受けやすくなるだけでなく、うるおいを保てなくなります。

 

バリア機能低下を予防するためには、摩擦を避け、保湿を心がけ、紫外線対策を行うこと。

過度のクレンジングを避け、洗顔は優しく行い、肌にかかる摩擦を極力減らしましょう。

 

角層をすこやかに保つことは、美肌に近づくための重要なカギ。

角層ケアを継続的に行い、バリア機能を保ちましょう。

 

角層についてのよくある3つの質問

角層についてのよくある質問を3つまとめました。

 

角層の主な働きは?

角層の主な働きは「バリア機能」と「保湿機能」の2つ。

 

バリア機能とは、紫外線や花粉、乾燥などの外部刺激から肌内部を守り、すこやかな状態を保つ機能のこと。

保湿機能とは、肌内部のうるおいを逃さないように保持する機能のこと。

 

角層ケアによって、バリア機能を整えることで、すこやかな状態をキープできます。

角層は、さまざまな外部刺激や乾燥から肌内部を守る働きをしています。

 

角層の厚さは?

角層の厚さは、わずか0.02mmほど。

食品用ラップ1枚分の非常に薄い膜です。

非常に薄い膜の角層が、美肌をキープする上で重要なカギとなります。

 

角層ケアは重要性は?

一言でいうと、角層ケアは美肌になるためにとても重要です。

 

角層は、肌の最前線であらゆる外部刺激から肌内部を守っています。

角層が乱れると、バリア機能が低下し乾燥を招く他、さまざまな刺激に対して肌が敏感に反応。

 

さまざまな刺激に対して肌が敏感になると、化粧水であってもヒリヒリ染みたり、問題なく使用できていたアイテムでも赤くなったり炎症を起こしたりします。

このような反応は、角層の乱れからくる反応の1つ。

 

角層を乱れたまま放置すると、シワやたるみ、シミなどの原因に。

角層ケアを行うことは、美肌の要である「バリア機能」「保湿機能」を維持し、肌トラブルを未然に防ぐことが可能。

 

まとめ

今回の記事では、角層の働きから実施できる角層ケアなどを紹介しました。

いかがでしたか?

 

角層の働きや仕組みは、意外と知られていません。

だからこそ、知ったことで早めのケアが可能に!

 

角層は、美肌の要です。

角層ケアを行い、シミやたるみ、シワを少しでも早い段階から予防しましょう。

 

この記事が少しでも読んでくださった方のお役に立てたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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